夜架が乱入してきた時のアリーナのリアルモニタールーム
「きゃあ!!何が起きたんです?」
山田先生が悲鳴を上げた後に言うと画面が赤くなり「緊急警報」と
アラームが鳴った。
「え?今度は何ですか?」
それはさらに不幸なものだった。
「遮断シールド破壊に伴い観客席の緊急シャッター起動!!シャッターのシールドがレベル4に設定され・・・扉がすべてロック!!!」
山田先生は現状を泣きわめくように言った。
「くそ!!あのISの仕業か?」
千冬はこの現状に最悪の場合を想定した。
「(あのISの目的が一夏とすれば実験材料として連れて行くというのは・・・この現状無しだな!ということは殺害と想定する方が良いな・・・くそ!!女性権利主張団体の馬鹿どもメ!!!現実を認識しないとはな!!!!)」
現在の女性権利主張団体は戦術機やトランスフォーマーの台頭で日本とアメリカ、
更に他の国でも衰退しておりその活動は年々減少しているのだ。
「山田先生、扉の解除に何分要する?」
千冬は山田先生にそう聞くと山田先生は慌てながら解析した。
「現在3年の精鋭がシステムクラックを行っており後・・・
20分は掛かるそうです!!」
千冬は山田先生の報告を基に打開策を考えていると・・・良い笑顔で思いついた。
「山田先生、このアリーナの観客席には何人の専用機持ちがいるかわかるか?」
「え、・・・えっと・・・東城君と更識さん、後鳳さんの3人ですが?」
「すぐに繋いでくれ。・・・いい考えがある。」
その頃のアリーナ
「ちょっと開けてよ!!」
「押さないでよ!!」
「ちょっと、誰踏んだの!!!」
扉の前で生徒たちは混乱状態だった。
そしてそれは刃更のいるところも一緒だった。
それでも楯無や唯依、箒が押しとどめているので何とかなっているが
それも時間の問題だった。
「くそ!!どうすりゃいいんだ!?」
刃更は現状の打開策を考えていたが現状最も早く解決策が1つだけと言う物だった。
「(扉を叩っ斬るしかないが・・・教師陣が許さないだろうな・・・)」と心から思っていると刃更のISから通信が来た。」
「誰からだよって・・織斑先生!!」
『東城か、現在3年生がシステムクラックをしているが20分は掛かるらしい。だから1回しか言わないからよく聞け・・・・扉を壊せ!!!責任は私がとる!!』
その言葉に刃更は「了解!!」といった途端刃更は「白竜・ファブニール」を展開し扉の前にへと向かった。
その指令は楯無にも届くと楯無は驚くように聞き返そうとすると上から影が差し込んできたので上を見ると刃更が西洋剣「ブリュンヒルド」を構えてこう言った。
「楯無さん!!みんなを下げてください!!」
「!!みんな下がって!!!」
そう言った途端刃更は扉目掛けて扉を・・・切り裂いたのだ。
すると楯無は全員にこう言った。
「皆!!2人1組になって避難して!!前の人を押しのけないように慎重にね。それと唯依さんと箒さんは皆の避難誘導をお願い。刃更君はこのまま前に行って全てのシャッターを壊すように!!私は他のシャッターを壊しに行くわ!!!」
そして楯無は「ミステリアス・レディ」を展開して他の所に飛んだ。
唯依とは避難誘導する最中シャッターの向こう側にいる一夏に向かって
こう思っていた。
「「((一夏・・・どうか武運を・・・)」」
次回は夜架対一夏とマシュの戦い