あの後鈴は自分クラスに入っていった。
「えーと自己紹介を行います。この度転入して来た中国の代表候補生
鳳 鈴音さんよ。皆仲良くするようにな。」
この白い肌と同じように白に近い銀髪の女性は「アイリスフィール・フォン・アインツベルン」と言い嘗てはスウェーデン王国軍所属兼代表候補生として国の防衛に貢献しており機体から出たあだ名は「白き魔女」と呼ばれ
トリッキーな戦術を得意としている。
「鳳 鈴音です。中国の代表候補生ですが生まれも育ちも去年まで日本だったので普通にお願いします。」と頭を下げるまで何事も起きなかったのでここまでならよかったのだが拍手が終わったあと鈴音は顔を上げると不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「さてと・・・このクラスの代表はだれかしら?」と言ったので全員が?マークを出すと1人の少女が手を上げた。
「私ですが・・・何の様でしょうか?」
その少女は薄紫色の髪を片口まで切りそろえておりIS学園の制服もシャツの上に羽織るような感じの眼鏡少女だった。
「あんたがねー。名前は?」
「マシュ・キリエライト。アルディギア王所属聖環騎士団
IS部隊所属兼代表候補生です。」
アルディギア王国とはISの分配の際あまりにも少なく軍備をこんなので国は守れないといった3国が当時リトアニアの首相であるガイヤルド・リハヴァインの軍統合計画に乗ったことで生まれた国家であり王国とは言いながらも議員を保有しており王族以外は選挙で決められるというちょっと異様な国であるがこの国は3国の技術により魔導産業(北欧神話からの協力)が高いことで有名であり1部のISにはそれが搭載されている
という噂があるほどである。
「ねえあんた、クラス代表あたしに譲ってくれないかなー?私強いからそれなりに
貢献できちゃうよ。」
「はい?」
まさかクラス代表にしてくれと言う願いなのだ。
それには全員びっくりだった。
「ねえー。クラス代表はマシュさんで決まってるよ。」
「何で変えてっていうの?」
1人の生徒がそれを聞いた瞬間鈴は目のハイライトが暗くなりながらこう言った。
「ちょーっとぶっ倒したいやつがいるからねー。ふふふふふ。」
流石にここまで怪しげなオーラを出しながら笑うと全員怖がっていたがマシュは鈴にこう言った。
「鈴音さん、正直言って無理です。いかに強いといってもそれだけではダメです。代表になるということはクラスの顔になるということであり自分の都合でクラスを
滅茶苦茶にさせたくありません。」
「何よ!!譲ってよ!!」
「駄目です!!」
「譲って!!」
「駄目です!!」
「譲りなさいよ!!!」
「駄目っと言ったら駄目です!!!」
こんなのが暫く続き・・・このままでは進まないと考えたアイリスフィールは2人の前に立って手を叩いてこう言った。
「ハイハイこれじゃ埒が明かないわねー。それだったら2人が勝負して勝ったほうが良い分を聞き入れるでどうかしら?」
アイリスフィールは決闘で決めるというのを2人に提案すると2人言った。
「いいじゃない!!分かりやすいし、徹底的にボコって
格の違いってやつを見せてやるわ!!!」
「その言葉をそのままお返しします。そして世界の広さと同時に私の誇りにかけてあなたのその鼻をへし折ってあげます。」
鈴音とマシュはそれぞれ意見を言った後アイリスフィールはこう言った。
「それじゃ今日の夕方16時に第2アリーナで行いますのでそのつもりで・・・それじゃ授業を始めましょっか?」
授業が始まるが何やら不穏な空気に包まれた。
アルディギア王国の成り立ちは独自設定です。