アリーナ上空にてセシリア・オルコットは愛機「ブルー・ティアーズ」を纏って待機していたがその顔は既に勝利は確定しているという顔をしていた。
「(この戦いで思い知らいてあげますわ。男がどんなに弱く、そして女こそが世界の中心であることを。)」
セシリアの母親はISが発表される前から起業家として多くの会社を立ち上げ成功を収める一方父親は婿養子であったため母親には頭が上がらなくいつも脇役的な仕事であったため大した成果が上げられず悪循環のような生活であったためか
セシリアは父親が嫌いであった。
しかし両親は同じ鉄道の車両に乗って事故で死んだのだ。
その後セシリアの周りには両親の残した財産と貴族としての爵位目当てで近寄る人間たちから家を守るためあらゆる分野を学びそれを実戦していた中貴族社会にも女尊男卑の風潮が見え始めセシリアもその思想に同調するようになりそれを妨げている戦術機を憎んでいたのであった。
そして今回戦う人間の1人「織斑 一夏」はそれを製造している篁技研に所属していることもありその恨みを晴らすという意味では彼女の闘争心は燃え広がっていた。
蛇足ではあるが山田先生と2,3時間も代表候補生としての責任を勉強しなおしていたのだがそれも無駄だったようだ。
そして一夏が〈黒式〉を纏って現れるとセシリアは鼻で笑いこういった。
「あら、逃げずに来ましたわね。それにしてもなんてダサい色かしらそれを作った人間の顔を拝んでみたいですわ。」
すると〈黒式〉のプライベート通信にメールで送信してきた。
『あの金髪ドリル女の髪の毛をケツニぶち込んでねいっ君♡束より
ps コロセ(# ゚Д゚)』
束からのしかも殺意丸出しのメールであった。
一夏はそれを見終わった後「(女怖!)」と思っていた。
セシリアは自身の主要武器であるロングレンジレーザーライフルを
一夏に向けてロックした後こういった。
「宣言しますわ。この戦いは一方的な戦いで私が勝ちますわ。ですので降伏することを選んでほしいですわ。」
--警告ーー敵機がーーこちらをロックした模様
ISからの警告を見た後一夏はセシリアにこう言った。
「それってチャンスじゃねえだろ。それにお前フライングしているぞ。イギリス人は決闘の際には相手が構えずにやるのが流儀かよ。」
そう言った後アリーナの観客がそれぞれ口々にこう言った。
「うわーフライングってありえない。」
「ああいうのが国の品位を下げるのよねー。」
「あの子の家族の顔拝みたいわー。」などと口々につぶやいたのでセシリアの顔はもう赤くなり始めた。
「いいでしょう。いいでしょう。それならば容赦なくいたぶってやりますわ!!」
するとそれぞれのISの画面からカウントが流れておりあと6秒になっていた。
-5- 一夏が銃剣「無炎」をコールした。
-4-セシリアがレーザーの出力を上げていた。
-3-箒と唯依が一夏を見守っていた。
-2-山田 真耶が汗水を流していた。
-1-織斑 千冬が腕を組んでいた。
-0-「試合開始!」
「お別れですわ!!」
そしてそれぞれの銃の音が鳴り響いた。
次回に続く!!