一夏の場合
一夏は対セシリア・オルコットに備えて自身の武器を再確認していた。
「えーとサラ先輩の情報を纏めると機体名は〈ブルー・ティアーズ〉。武器はロングレンジエネルギーライフル〈スターライトmk3〉とレーザービットが4基、ミサイル型が2基とナイフが1振りとなるとあいつは遠距離戦でやるから俺は接近戦で奴を追い詰めなければいけないってことか。そうなると銃剣で牽制しつつ
バスターソードでやり合ってビット兵器出されたときはこっちもこいつを使うってことだもんな。ま、何とかなるだろ。」
簡単に言っているようだが遠距離戦用の兵器にただ突っ込むだけでは犬死にと同じであることなのだがそれは地上のみの場合でありISは主に空で戦うため3次元的な回避ができるのである。
「それじゃ模擬実戦と行きますか?」
すると一夏の周りに人型の映像が映し出されたのだ。
そしてその映像から赤外線レーザーが出てきたのだ。
IS学園の模擬演習の際にはこの様にドローンから映し出されるIS映像を使って訓練することができ他国の機体もインストールすれば使えるのである。
一夏はそれを全て避けた後持っていた銃剣を射撃モードにして辺りにばら撒くと
ドローンがそれを回避した瞬間一夏は近くにいた2体を残りはばら撒いた後展開した自身のビット「電羽」で全機を撃ち落とした。
「あとは運次第か。」
刃更の場合
「はいはい刃更君。その調子よもっと自然体で飛ぶように動く。」
「はい。」
一夏の模擬演習は遮蔽フィールドを使っているので見えていないので刃更達の特訓の邪魔にはならない。
歩行訓練はスムーズに行ったので現在は飛行訓練に移っている。
楯無は愛機「霧纏の淑女〈ミステリアス・レイディ〉」を展開してやっていた。
「(刃更君中々呑み込みが早いわねー。これなら予定よりも早く武器関係が
出来るわね。。)」
楯無は予定外と言うほど刃更の成長速度の速さに嬉しがる半面疑いの眼差しを向けていた。
「(それにしてもこの速さは異常ね。
まるで・・・教わったのを思い出すかのように)」
「?どうかしましたか楯無さん。」
「!!( ,,`・ω・´)ンンン?何でもないわよこれが終わったら余った時間で武器のコールを教えるから覚悟しなさい。」
「よろしくお願いします。」
暫くして降りると楯無は刃更に武器のコールについて教えた。
「いい刃更君武器を出すときに必要なものはイメージよ。勿論ISには網膜操作できるようにしてあるけどそれじゃ遅いわ。
武器を出す感覚を覚えて実行することが大事よ。」
「わかりました。」
「それじゃ網膜操作で銃関係を出してみて。」
「これですか?」
「それじゃ展開してみてね?」
楯無は刃更に武器の出し方を教えた後実行させたら・・・すぐに出来た。
「あなたの体には特殊なポケットがあるの?」
「だれが青い達磨みたいな狸ロボットですか?」
それ本人聞いたら猛反対するぞ。
「僕はタヌキじゃない!!猫型ロボット!!!」
「いやお前端から見れば達磨みたいだから。」
「ガーーーーン!!!!」