一夏の場合
一夏が部屋に入って目にしたのは2つある大きめなベッドと机があり窓際にはすでに誰かが使った痕跡があるのだが一夏はそれが目についていなかったのが不運の始まりである。
「誰かいるのか?」
突然奥のシャワー室から声がしたのでギギギと言うように振り向くとシャワー室から現われたのは・・・
「こんな格好で済まないがこれから1年間よろしく頼む。何せこの時間帯は体を動かさないと気が落ち着かんでな。私は篠ノ之・・・」
「よう・・・箒。」
一夏が見たのは髪を解いてバスタオル1枚だけの箒だった。
「(箒成長したな。唯依よりもあるんじゃないか胸?っていうより俺ヤバくね?)」
そう一夏が思っている間きょとんとしていた箒の顔が少しずつ赤くなりそしてそばにある物を投げてきた。
「貴様!!!そこになおれ!!!」
「うお!!あぶね!!!」
伊達に防人達に鍛えられているせいか向かっていくものを避けていくと
薄ピンク色の・・・ブラジャーが頭に引っ掛かった。
「ん?」
「あ」
「Iの98・・・」
わざわざ読まんで良い物を読んでしまったせいか
箒の顔が今度は青くなり今度は・・・ペンやハサミなどの凶器類が加わった。
「いやーーー!!!」
「おわーーー!!!」
端から見るとどこぞの英雄王のような感じの投擲である。
そして粗方投げると今度は木刀を持って襲ってきたのだがここでも唯依達と共に鍛えたせいか無駄にが付くくらい避けた挙句真剣白羽取り(木刀)verで止めた後
篁流守式「絡」の応用で木刀を落とそうとするとバスタオルに引っ掛かり
箒の全身が露になった。
「「あ」」
もうどうにもならないような空気になった後一夏はオワタのような顔になり木刀を箒に渡そうとしたところその本人の顔はもう泣きそうになっており声を出す寸前一夏は箒の口を塞いでこういった。
「(頼む箒、今は泣かないでくれ後で煮るなり焼くなり好きにしていいから!!)」
第3者から見ると強姦する人間のような感じがするが箒は首を縦に振った後一夏を見た。
「ところで一夏?」
「はい?」
箒は一夏にこう尋ねた。
「・・・早く出ろーーー!!!」
大きな声で言った後一夏は颯爽と部屋に出た。
そして一夏はさっき箒を掴んだ時腕に柔らかい物が乗っていたのでこう思いだした。
「・・・大きかったな。」
何言ってんだこのラッキースケベ
その後箒から入るように言われ部屋に入った。
因みに寝間着として浴衣を着ていた。
「お前が私の同居人か?」
「そうだな。」
「何考えているんだ!!男女七歳にして同衾せず!!常識だろ!!」
「いやいつの話だよ?」
「お・お・お前が希望したのか?・・・私と一緒が良いと?」
「いやたぶん千冬姉の思惑だろ?
顔なじみと一緒にしたほうが気兼ねないからって理由で」
「なるほど千冬さんか。」
納得した感じ+がっかり感で少し気落としそうだったが箒はさらにこう続けた。
「それじゃ部屋の決まり事だが風呂場の時間が整うまで私は7時から8時、一夏はその後の8時から9時まででどうだ。私は部活後すぐに使いたいからな。」
「いいけど部活って剣道部だろ?部活棟にもシャワー室があるだろ?」
箒がシャワー室の時間配分を決めると一夏は箒に部活棟にもシャワー室があるんだろと聞くと箒は少し暗くなりこう答えた。
「・・・皆が私の胸を凝視したり挙句の果てに揉むからな。」
「ああ・・・ごめん」
確かにあの大きさならなと思った後一夏は箒に誤った。
「トイレはシャワー室の隣だ。ほかの所は先生に聞いたほうが良いな。」
その後も色々と決まりを作った後一夏は箒と唯依と一緒になった後刃更の部屋に向かった。
「絡」
篁流の1つ
本来は剣をいなした後弾き飛ばす技だが応用としてやるときは白羽取りを成功してからとなるので剣があるほうが難易度は低い。