カオス・ストラトス   作:caose

46 / 186
 前回の続きです。


新たなる始まり 後編

 刃更の場合

 「(ISなんて触るんじゃなかった。(触らぬ神に祟りなし)ってのは本当だぜ。

 これでもう一人の男性IS操縦者が違うクラスだったら軽く死ねるぜ。これから3年間過ごすんなら仲良くしねえとな。・・・ってか自己紹介次俺って面倒くさいっていう理由だけかよ!!ま、腹くくるか!)」

 

 「東城 刃更です。趣味は体を動かすことと料理。体に関しては親の仕事関係でいろんなところの山や海に行ったりしてます。・・・それとこの傷なんだが昔事故で体中にあるんだが取り敢えずフランクにしてほしいんだ。

これから3年間よろしくお願いします。」

 刃更の自己紹介が終わると今度は普通に拍手しているのでなんでかなと思うと後ろで千冬が睨み効かせているからだ。

 するといつの間にか一夏は元の席に戻っていて千冬が教壇に立った後こういった。

 「諸君、私がこの教室の担任織斑 千冬だ。君たち1年を今後1年の間IS操縦者として学ばせるのが私の仕事だ。授業についてだがわからなければわかるまで教えるのだが・・・1つ皆にこう言っておこう。」

 千冬が1呼吸おくと全員が耳を澄ましていた。

 「ISは兵器だ!!近年は競技関係・宇宙・深海調査・災害救助などで使用されるが実質合切兵器だ。この中の生徒の中にも国防などで担ぎ出される可能性のある者がいるだろう。私はそうなった時に備え生き残り帰還できるように鍛え上げるつもりだ覚悟しろ!!!」

 「「「「「はい!!!!!!」」」」」

 千冬はISを兵器であることそして生徒が死なないためにどうしたらよいのかを学ばせると宣言し生徒達もそれに答えた。

 「それでは授業を始める。ISの基礎知識を覚えた後実習だがそれまでに予習・復習をしておくように。」

 そして授業が始まった。

 

 「--であるからして、ISの基本的な運用は現時点では国家の認証が必要であり違反すれば刑法によって罰せられますが・・・織斑君、東城君わかりますか?」

 「大丈夫です。」

 「何とかついてこられてます。」

 摩耶の問いに一夏と刃更はそれぞれ答えた。

 ちなみに一夏は篁技研で佑唯から教わり刃更は3話前に登場した人にテレビ通信で教わりながら覚えた。

 すると一夏はこう質問してきた。

 「それじゃー・・・災害が起きたとき緊急時ってことでISを展開した場合はどうでしょうか?」

 「その時はですね。政府に認証しなくても良いように特例で出来るようになっているから大丈夫ですよ。」

 「ありがとうございます。」

 「じゃー俺も質問。」

 「はい何ですか?」

 今度は刃更が質問してきた。

 「もしISを使ったテロ事件が起きた場合はどうするんですか?」

 「え?」

 刃更の言葉に一夏も確かにと思った。

 いかに国で管理されていてもそれはオリジナルコアであり疑似コアは対象外なので管理が不十分であることもある。

 ほかの生徒たちはまさかと思っていると千冬がこう答えた。

 「東城、なかなか良い質問だ。その際には災害と同じように特例で展開できるようになっている。さらにその際にテロリストの捕獲も一任されている。諸君も覚えとけ、いかに厳重に管理されようとも人間の心1つでどうにでもなるからな。その時どうするのかを感覚で行動できるようにしろ!いいな?」

 「「「「「はい!!!!!!」」」」」

 東城の質問に対して真耶は困惑気味だったが千冬が答えてくれたこともありその際に備えれるようにすることと答えた。

 「ほかに質問は?」

 「大丈夫です。」

 「それでは山田君続きを」

 「あ、ハイ!!それでは続きと行きますよ?」

 その後この授業が終わるまで全員他の教室よりも真剣だった。

 

 




 あらゆることに備えて準備をすれば何も恐れることなし

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。