ここは御剣グループが使われているホールであり記者会見などで使われていることがほとんどである。
そしてその控室で1人の男性がいた。
その男性は学生時代の時とは違い年齢の割には会社をまとめるものとしての風格を持っている。
そして何を隠そう第9話以降から(メタ)登場していなかった「御剣 武」である。
「いやー本当によかった。よかった。忘れられてたかと思ったぜ。作者に。」
本当にごめん。だって出番になりそうなところがなかったんだもん。・・・
「武。そなたは何を言っておる?」
「お体がすぐれないようでしたら延期されても・・・」
「あー。大丈夫だよ冥夜。悠陽。ちょっとメタってただけだよ。」
独り言言っていると怪しまれるよ?
「(誰のせいじゃこら!!)」
「お父さん顔が怒ってるけど何かへそ曲げたのかな?」
「いやあれは単に母さん達といちゃつく暇がなかったから色々と
溜まってるんだよ。」
「光。父さんはへそを曲げてないから大丈夫だぞって。
暁お前誰からそれ教わった?」
「神代達が言ってた。」
「あの3馬鹿はあとで月詠さん達にO・SHI・O・KIしておくか。」
この記者会見が終わった後この3人は真耶と摩那によって「天国に行きたい」と言うほどの折檻を喰らわされたというのは言うまでもない。
「さてとここからは俺の仕事だ。篁技研の準備は?」
「万端だといっていたぞ。」
「既に機体も準備済みと言っていましたわ。」
武はこの時ここからが一夏にとっての本当の始まりだなと思いそして最大限のバックアップをしようと誓った。
数分経ちホールでは多くの報道陣や記者が準備をしていた。
「皆さん。こんにちは未だ興奮冷め止まぬ騒動の中私窯元 夏也が御剣ホールで今か今かと発表を待っています。突然の御剣グループの緊急記者会見、多くの報道陣が待ち構える中私はここで待っています・・あ、今来ました。御剣 武代表取締役社長です。
今席に座りました。いったい何を語るのでしょうか?」
「皆さんお忙しいところ集まっていただきありがとうございます。今回私は皆様にある真実をお話しなければなりません。」
「え、もしかして隠し子?」
「愛人か?」
記者が女関係ではないのかと憶測を立てているので少し苦笑いしながら武はこういった。
「いや女関係ではありませんからて俺どんな印象されてるの?それでは皆さんスクリーンをご覧ください。」
全員がそれを見ると何かの監視カメラの映像かと思い見てみると1人の少年がISに触った瞬間ISが起動してそれを纏ったのだ。
「「「「「えっ?」」」」」
記者の一人が合成かと思っていると次の映像が流れてきた。
「これは現在篁技研からの生中継映像です。」
その映像では悪魔のような身形をしてフェイスマスクを付けたISが上空で飛ばしているドローンを見ている映像である。
「それでは戦闘開始!」っと言った途端その機体が持っている銃剣がドローンにめがけて撃ちながら移動しているのだ。
ほんの数分足らずで全機撃ち終わるとそのISパイロットのマスクを外すとそこにいたのは男性だったのだ。
記者が茫然としていると武はそのまま続けた。
「彼の名前は織斑一夏。名前でわかる通りあのブリュンヒルデ織斑 千冬さんの弟でございます。彼がISを使えることが分かったのは5年前にある兵器の実証実験が終わった後新型機を1部の政府関係者に公開していた時でした。その後すぐに我々は彼の情報が漏れないようにあらゆる防諜対策を施しました。」
「何故秘密にしたんですか?直ぐに公表したほうが社の利益になったのでは?」
「彼はまだ幼くそれに公表すれば実験材料にされるか女尊男卑の影響を受けた人間によって抹殺されるという危険を回避するためです。」
「では彼がISに乗れる原因は何なんですか?」
「それはわかりません。ですがある人間がこう言っていました。(彼以外にもISに乗れる人間がいるかもしれない。)という仮説が証明されたということです。」
そして武は一呼吸するとこういった。
「私御剣 武は宣言します。彼織斑一夏をIS学園に入れることを宣言します。!!!」
世界に新たな衝撃が走った。
世界の衝撃は新たなる物語の始まり。