カオス・ストラトス   作:caose

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 前の話で出した一夏の技書いてなかったので出します。
 「蝕」(相手の意識の間に入って倒す技。)
 「縮補」(相手の技を見切りいなす技。)


新たなる翼

 一夏達剣道部3年生は一夏を除いては地獄の進学受験に向けて勉強をしている。(あの葉も流石に図書館で音楽聞きながら勉強をしている。)

 そして一夏はと言うと唯依と一緒にIS学園に向けての勉強(一夏自身は免除されているが入学後に向けて)している。

 

 さらに月日は流れ1月某日

 この日も世間は受験勉強の追い込みをしている中一夏は佑唯に呼ばれて例の研究所に向かった。(なお唯依は勉強中のため来ていない。)

 「佑唯さんなんです用事って・・・」

 「いっくーーーん!!」

 「うおっと!?束さん。」

 「はーーい。いっくん調子どう?この前箒ちゃんに会ったんだって?いいなあ束さんも会いたいなー?ねえねえ写真撮ってるの?撮ってたら見せてねえねえお願い??」

 「束さんちょっと落ち着いてってっていうか何しに来たんですか?まさかそれを聞くために来たんですか?」

 「それであるの?」

 「ありますけど携帯は今ないし・・・」

 「それじゃこれが終わったら頂戴!!」

 一夏が実験室に入るとそこには不思議の国のアリスの様なエプロンドレスをした束が捨て身タックルのように体当たりしてきたので受け止めるといろいろ質問をしてくるのだがそれなりに返した後一夏は本題を聞こうとした。

 「それじゃ束さん何しに来たんですか?」

 「ふっふっふっ。喜んでいっくん。いっくんだけの専用機を開発したのだ!!」

 「はっ?」

 一夏は束がそれを聞いたので驚いて?マークが出た。

 「いやーいっくん用にどんな機体にしようかなってさいろいろと武器を作ったり設計を変えたりとさ大変だったんだよー?特に第3世代兵装でちょっと悩んでてさー。」

 「あーあれですか。」

 ISの第3世代とは脳波から出る電気信号を読み取って起動するインターフェイスシステムを採用しておりイギリスではビット兵装(既に篁技研が製造していたが)、ロシアのナノマシン、中国の衝撃砲、ギリシャの物質操作、日本のマルチロックオンと言った兵装があり各国独自の思想のもとに作ったものがある。

 「いろいろ案があるけれどどれもこれも2番煎じって感じだったんけれどもそれなら逆の方法をすればいいんじゃねって思ったら武装や機体の感じがマッチしてさ。それをこれからいっくんの黒天のコアからそれに移して作業するんだ。」

 「でもISのコアってつけると暫く動かせないんじゃ?」

 「それは大丈ブイ!束さんなら1時間でやれるからさ黒天貸して?」

 一夏はISのコアを移すとなじむのに時間がかかるんじゃないかと聞くと束が裏技でなじませるといってきたのだ。どうしようかと思うとその時後ろから誰かが来た。

 「やぁ一夏君。すまない遅れてしまってISの事なら大丈夫だよ。本社の同意も得てるからね。」

 佑唯は本社からのOKを貰っているといった。

 「じゃー束さんよろしくお願いします。」

 「まかせてねーーー。」

 

 束は一夏の黒天を展開すると機体の中を操作すると中から

菱型のクリスタルが出て来た。

 「あれがISコア」

 一夏は初めてそれを見たのだ。

 そして束は胸の中からあるブローチを出した。

 「どこから出してんだあの人。」

 一夏は恥ずかしながらも呆れて言った。

 するとそこから光が放たれるとそこから黒いISがから出て来たのだ。

 一夏が初めて黒天に触った時と同じく角ばったボディをしておりウイングスラスターは黒天よりも鳥の羽に近い設計をしておりさらに腰には大型の剣が付いており色も相まってまるで悪魔みたいな感じをしている。

 そしてコアをその機体に移して1時間するとまた光が放ち収まった時には機体はさっきよりも流線型のフォルムをしていて黒天の意匠を残しつつも更に発展した感じがした。

 「サーいっくん。乗って乗って。これが君の機体(黒式)だよ。」

 束は一夏に機体の名を教えた後それに乗るように促した後

一夏はその機体に向かった。

 

 「じゃ一夏君感覚を掴むために最初と同じようにしてみようか?」

 佑唯は一夏に最初にやったのと同じようにするように頼んだ。

 一夏はかつてと同じようにそしてあの時よりも早くやり遂げた。

 「じゃあいっくん。武器の説明をするね。武器はね黒天と同じ銃剣を発展させた「無炎」と両手首についているチェーンブレイドとビット兵器「電羽」だよー。とりあえず一つづつやってみてねー。」

 束は軽い口調で一夏に言うと一夏はまず銃剣を銃にしてターゲットに向かって打った。

 「凄い前よりも使いやすい。」

 今度は剣にすると銃身の先端が直結され長い剣になった。

 「あれこれだと打ちながら接近は出来ないな。」

 チェーンブレイドはと言うと「緊急時以外は使わないなー」

 ビットを使うと前よりもよく動いてくれるだけでなく展開速度も速いため前よりも攻撃するタイミングが早くなった。(この時一夏は最大8機のビットを使って移動したため案外こういう物が合うのだというのが分かった。)

 バスターソードを使うと「相手が多いと不利だな」と言った。

 「じゃいっくんここからがとっておきの第3世代兵装だよ。相手は無人戦闘用にした撃震が出るからそいつらの内の1機を掴むだけでいいからね。」

 そういうと実験場の中に撃震が2機入ってきていきなり打ってきた。

 「うわあぶね。」

 そういうと一夏は少し離れて銃とビットで応戦しながら近づくと一夏は近くにいる撃震に取り付いて掴むと一夏の機体の画面から何やらデータが出てきた。

 何やらスキャン中と言う文字が出ると少しすると完了と文字が出た。

 するとビットが自動的に戻ると機体の画面からこんな言葉が出た。

 「ハックシステム起動?」

 その時一夏が取り付いた撃震がもう一機の撃震に攻撃してきたのだ。

 暫くすると両機とも停止した。

 「束君あれは一体?」

 「あれはね束さんが作ったシステム(ハック)あれを使うと他のISの兵装を自分のものにできるし相手の武器も使えるようになる優れものでね。いっくんの為に作ったやつなんだよ。」

 佑唯は束に聞いたら束のシステムは言ってしまえば全てのISを支配できるというとんでもないシステムなのだ。

 「どういっくん。楽しめた?」

 「・・・何やってんですかあなたはーーー!!!」

 「え?」

 「え?じゃないですよ何なんですかあの兵装?アンナの競技じゃ

絶対使えませんよ!!!」

 一夏の言うのももっともだ。このシステムは戦時では優位性があるが競技ではある意味邪道なのだ。

 「えーじゃーどうするのー?」

 束はそういうと後ろから・・・

 「じゃこういうのはどうだい?」

 佑唯が何か提案を出した。

 「我々が作っている第3世代兵装(守の岩戸)を使うのはどうだろう?」

 「守の岩戸?」

 「守の岩戸はドイツの第3世代兵装(AIC)を基に開発したシールドシステムでね。(AIC)は外から相手を包むように膜を作って動きを止めるのに対し(守の岩戸)はそれをビットや武器に纏わせて攻撃や防御を両立させる武装何だ。」

 「でもあたしの武装は?」

 「それは一夏君が必要に応じて使い分けるようにロックコードを作って解除しないなら(守の岩戸)解除したら(ハック)を使うっていう風にしたらどうだろう。」

 「それでしたら俺も納得しますよ。」

 「いっくんが言うんだったら。」

 佑唯は束に折衷案としてロックコードを入力して使い分けるということにしないかと提案し一夏は了承し束もしぶしぶ了承した。

 「その代わり箒の写真のアップした奴あげますよ。」 

 「よっしゃー!!気合入ったーーー!!!それじゃーいっ君早く早く!!!」

 一夏は箒の写真の入ったデータを送ると束は嫌な笑みを浮かべてそれを見た。

 「じゃーねいっくん。また来るよー。」と言うとどこからか人参型のロケットに乗ってさっそうと飛び去った。

 「あれ月に行くのかな?」

 同で見入ことを言った一夏であった。




 強化外装弐六八式「黒式」
 見た目は「ガンダムSEED DESUTINEY」に出てくる「ストライクフリーダムガンダム」と「マブラブオルタネイティブ トータルイクリプス」に出てくる「チェルミナートル」を足して2で割ったものを「ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に出てくる「ガンダム バルバトス」をさらに足したもの
 この機体は「黒天」の後継機として束が一から作った機体。
 「黒天」の換装機能を引き継ぎつつも新たに幾つもの専用装備をつけ足しており単機での戦闘における勝利を決めている機体であり第3世代兵装もそれにおけるものだろうと推測される。
 武装 銃剣「無炎」
    腕部チェーンブレイド*2
    ビット「電羽」*8(見た目はストライクフリーダムのスーパードラグーンのドラグーンが二連装になったやつ。)
 特殊兵装 ウイルスウエポン「ハック」
      この兵装のポイントはあらゆる兵装や武器を自身のコントロール下に置けることができまさに絶対に当たりたくない相手である。
 相手に近づかなければ発動しないという難点があるため玄人でなければ扱えない武装となっている。
       エネルギーシールド(守の岩戸)
       この兵装はドイツの(AIC)を基本としており相手ではなく自分の武器かビっトに纏わすことで相手の周りを囲って閉じ込める檻になったり相手の攻撃をいなす盾にもなり武器に纏えば破壊力が上がるという利点があるが武器は近接武装しか纏えないという愚点も存在する。
 

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