そしてその力は、何を変えるのかは、誰も知らない。
朝が来た。
未来を作るうえで大切なことだ。
そしてこの男の朝も、また忙しくも充実した朝となる。
「ふぁー、もう朝か・・・って何でこいつらも?。」
よっ、2話ぶりに(メタ発言)この俺白銀・・・じゃなくって今は、御剣武って名前になっているんだったな。
えっ、何で名字が代わっているんだって?
それは今、俺は御剣の・・・いや悠陽と冥夜の旦那にして御剣の婿養子になっているんだ。
そーあれは、白騎士事件の日ミサイルの残骸が、柊の町の幾つかが当たっていてその中に俺と純夏の家が入っていたことなのだ。
それを知って( ゚ ρ ゚ )ボー然となったが冥夜達の家が、ここら辺の土地を買い取り、そのあと政府が現れて此のことの秘密と引き換えに莫大な金がはいったのだ。
その話を聞いたときはふざけるなと言いたかったぜ。金が入っても思い出がなくなってしまったという虚無感でそいつをブチ殴りたくなったが、純夏の叔父さん(仕事に行っていたので無事)と伯母さん(買い物で外出していたときにサイレンの音と同時に地下鉄内に避難していたので無事)曰く「命があれば何度でもやり直しがきく。それに失った思い出は、新しい思い出を作ればいいが命は1回しかないんだ。だから今ある命を無駄にしないためにはどれが最善の策なのかを考えることだ。」と言われ、しぶしぶその金を受け取り、元の土地に家を(冥夜達監修の許)作ったが、間取りどころか、家具の配置や汚れ具合、私物の配置まで一緒とちょっと怖いぐらい再現されていた。
月詠さん達曰く「御剣家に不可能というお言葉は、存在しません。」という言葉が返ってきたときは、金持ちってスゲーなっと思った。
それから暫くして、元の生活に戻った。
温泉旅行をみんなで行ったり、先輩たちと南国旅行(途中いろいろあったが)に行ったりと、いろいろあったが、ある日夢の中で小さい頃の俺と遊んでいた女の事たちの記憶が出てきて全てを知り、そして冥夜と悠陽の結婚式を阻止するという1昔前の映画を
自分がやるという途方もないことだった。
もちろんこの騒ぎで結婚式はご破綻するも2人は屋根に上って自分のいるべき場所に帰るように俺を説得したが俺はすべてを受け入れて2人と結ばれることを選んだ。
いやーあの時の2人は、可愛い(ゲホゲホ)ンまーさておいてその後は
大変だったなー。
結婚式の2次会(学校の教室を使っての酒なしパーティー)でまりもちゃんが酒を飲んでないのに狂犬になって半分以上をダウンさせたり、その後いろいろと勉強したりしてやっと社長になって2人とと間に子供もできてよかったにはよかったが、重婚って犯罪だろと思ったが会長(義父)曰く「御剣の男なら女を2人同時に幸せに
出来んでなんとする。」との一括で政府を脅して承認させたということだ。
さてと冒頭に出ているのがその2人でその子供もいる。
冥夜と一緒に寝ている女の子は「光」っていう名前で悠陽と一緒に寝ている男の子は「暁」って名前だ。しかもこの2人とも俺があの時2人と一緒にいたときにできた
子供ってこともあって親父たちは、頭を痛ませた後孫馬鹿で喜んだという
珍事があった。
俺は布団から出て今日のスケジュール表を見た途端月詠さんが「社長、例の機体が
ロールアウトされたという報告が来ました。」と電話で伝えてきた。
それを聞いた途端その電話に向かって「本当か?」とつい大声で話してしまったので
謝罪した後それをどうするのかという話を出した。すると月詠さんは、「それでしたら国連軍日本支部が、使いたいと打診が来ていたのでそちらに2機ほど出すというのはどうでしょう?」
国連軍とは、白騎士事件後に国連が発表した特殊部隊で少数精鋭の部隊を各国に配備させているのだ。
「わかった、じゃーそれで頼むわ。」といって電話を切った後高校卒業までに見た
あの悪夢を繰り返さないためにも俺は最善を尽くす。
一方東京から離れた山間には、国連軍の基地がありその中には、とある部隊長室がある。
ノックした後2人の男性と1人の女性が入ってきた。3人共20代ぐらいの年頃で
1人は、冷静さと実直さを持った青年「防人 衛」
もう1人は、粗暴さと血気盛んな風貌をした長髪の青年「火渡 赤馬」
最後の1人は、冷静さと知識面あふれるものを持った女性「楯山 千歳」
そしてこの部屋の長にしてこの3人の上官でもある「坂口 照星」
そして、照星は3人にとある任務を与えた。「3人の内(防人 衛)
(火渡 赤馬))」以下2名はこれより御剣重工が作った新型パワードスーツ」の
テストパイロットになってもらいます。「楯山 千歳は」同社のISのパイロットになっていただきます。」
その辞令を聞いた後火渡は興奮して坂口を至近距離で見つめてこういった。
「やっとできたんですか隊長!んでいつ乗るんでこぽん!」
あまりにも近すぎたのか坂口は、火渡を殴って続けた。
「そー興奮しないように火渡君まだ話が終わってないんですから。受け取りは、今年の5月1日10:00時に行ってそれからです。」
そして防人は、坂口にこう聞いた。「それで、その機体の名前は?」
坂口は、その質問に対してこう答えた。「戦術機」と
そしてそれから3か月後の東京某所の夜8時
篠ノ之神社にて年に一度のお祭りの日一夏、箒、和は、祭りを楽しんでいた、
そしたら一夏は射的屋で何かを狙い撃ち、そして当てた。
「おー坊主見事だな。ほれ、商品のぬいぐるみ2つだ。」「ありがと、おっちゃん。
おーい箒、和持ってきたぞ」
「一夏、これ本当にもらっていいのか?(おーいいぜ。)≪ありがとう一夏君≫ありがとう。」
ちなみに一夏が2人にやったのは【箒は、白クマのぬいぐるみ】{和は、ペンギンのぬいぐるみ}
「そういえば一夏、大会のチケット手に入ったって本当か?{あー千冬ねぇが用意してくれたんだ。}」
大会とは、間もなくこの日本で開催されるISの大会「モンド・グロッゾ」という大会で一夏の姉「織斑 千冬」は、日本代表として出場するのだ。
「一夏、大丈夫なんだろうな?(大丈夫だよ箒、警備はしっかりしているし危ないことなんてない。)んまーお前のことだから大丈夫と思うのだが、【一夏君、ちゃんと周りには気を付けるんだよ。そういう時一番危ないってお父さんが言っていたよ。】
(わかったよ和、ちゃんと気を付けるよ。)そうだぞお前に何かあったら千冬さんが悲しむんだぞ(あー分かったよ箒 ていうかそろそろ花火が始まるな)ああーまたここで3人で見よう【来年も再来年もね】」
花火が始まった。
色とりどりの花火が空の上で開いて、そして散った。
まるで3人の今後を予知するかのように。
そして、更に2か月過ぎ運命の日「モンド・グロッゾ」が始まった。
諸事情により一夏の誘拐は、第一回になりました。