あの後トニー達は各自動車業界やロボット製造会社との合同記者会見を開いた。
(トニーが馬鹿なことを言わないようにステインを隣に配置しているがそれでもぼろが出そうになったりした場面があったりする。)
基本的に記者の質問は「トランスフォーマー製造を我が国でやることによる経済変化」 「憲法第9条について」や「スタークから見た戦術機の性能について」ぐらいが述べられており何とか終わった時にはペッパーはほっと1息つき会食についての食事の内容(酒はついているかや食事に使われる食器はどういう物かなどをチェックした後1足先にアメリカの横浜基地で待機している「ジャイビス」を始動させるように本人(AI)に指示した後所定の位置で待機させた。
その後彼らは会食をし(冗談を言うところが多々あったが)1段落した後トニーはスーツ姿から外国人観光客に成りすました後(店の人には極秘の観光と嘘をつき)裏口から出た後「ジャイビス」(トラック形態)に乗り移った。
「成功したなペッパー。まあ後のいろいろはステインに任してあるし我々は商談しなければならない。」
「スターク社長。本当にやるんですね?」
「ああ。これが失敗すれば数年は代わり映えしなくなるがそれでは面白くない。時代は常に変わるものだ。ISの誕生から戦術機、トランスフォーマーと技術は進歩し続けている。その歩みを止めることだけはしたくない」
スタークは今後さらに世界が変わるだろうと直感をしており今のうちに打てる手を打つ腹積もりなのだ。
そして彼らは東京都心から少し離れた工場へと向かった。
彼らはその中を除くとそこには所狭しと機械やペースメーカー、整備中のISや戦術機のパーツと共に交換して使わないパーツを組み合わせて新しい何かを作っているところがありをトニーは口笛を吹いて関心をした。
「ペッパー見てくれ。あの機体はどうやら簡易性と量産性を重視した物だろう。それに大企業の下請けとはいえここまであらゆるものが密集している中探求心を保持し続けるのはそういない。」
その機体は全体的には戦術機と同じような武骨なフォルムをしているがISのスラスターを内部に搭載しており機動力を温存させる実験をしているように見える。
そしたらスタークはとある従業員らしき男に向かっていった。
その男はあのデータに入っていた男だったのだ。
トニーはその男に近づいた後・・・大声で「WAO!!]と言ったのだ。
その男はびっくりしてトニーを見た後「誰だあんた?」と言ったのだ。
トニーは着けていたサングラスを外した後男はびっくりした後こう男に向かっていった。
「やあ。君が佃 航平だね。私は知っての通りだと思うがスターク・インダストリーズ社長トニー・スタークだ。君と話がしたい。」
社員一同は所長室の前で聞き耳を立てていると部屋から山崎 光彦が部屋から出た後大声で「お前ら仕事しろーーー!!!」と怒鳴り散らしたあと蜘蛛の子を散らすように社員はそれぞれの場所に戻った。
そして彼が座った後トニーはこう言った。
「ここの会社の社員は研究熱心で何よりだ。そうでなければ君の力によるものなのかな?。」
「スタークさん。あの有名なあなたがこんな町工場に来て社会見学なんて何か裏があるんと思うので正直に言ってください。目的は何なんです?」
航平はスタークの本心を聞くため躊躇いもなく聞いた。(因みに翻訳は耳の中に入っているジャイビスが翻訳している。)
「ほう。そう来たか。近々私の会社の工場がこの日本で作られるのは聞いているね?」
「えー、正直な話我々技術者からすれば夢のような話です。異星人のテクノロジーをこの手で触れられる!!そしてその技術はやがて人類を大きく前進できる!!私はそう確信しています。それに奴らはアメリカにだけ来るとは限らない。いつかこの日本に来るということを考えるとISや戦術機だけではなく更なるちからがひつようだと私は考えています。」
航平は技術者として、そして一人の人間として今後の日本に必要なことであると話した。
「その通りだ。彼らはどこに現れるかわからない。今もどこかで活動しているのかもしれない。そういうときのために最終的に必要なものは何だ?・・力だ。何物の侵略も妨げれる力がいる。そのために私は人造トランスフォーマーを造り平和のためにやっているのだ。それが分かる君こそ私が求めている人材だ。」
トニーは会社の利益を確保すると同時に人々の安全を守るという相乗効果を分かっていた航平に対し称賛を述べた。
「では本題といこう。君たちの技術を使って我が社が開発する人造トランスフォーマーを造る手伝いをしてほしい。」
「・・・・はっ?」
トニーの提案は航平の施行を停止させるのに十分な言葉だった。
「所長。この話受けるかどうかと言ったら受けるにしましょう。大企業よりも先に我々が1番に名乗りを上げればこの工場はどこよりも強い会社になれるし所長の夢だったロケット開発だって実現できるかもしれないのですよ?」
山崎の言葉に航平は考えていた。かつて自分が宇宙関係の仕事をしていた時宇宙飛行士になるという夢があった。しかしそれは先代の急死で終わったかのように思えたが今でもその夢は変わらない。だがそれでいいのかと言うことも思った。
そしてあることを聞いた。
「この話は他の中小企業にも話しましたか?」
「いや。君たちだけだ。」
「なら私だけがこの話に乗ることはできない。」
航平は他企業には何もないと聞いた後そういった。
「何故だね?」
「我々中小企業は大企業の下請けと言う小さな立ち位置でほんの少しのミスで工場を閉鎖されるということが何社もあります。今でもそうです!!それでも我々は力を合わせてここまで歯を食いしばって頑張っているんです。工場にあったあのパワードスーツだってここ一体の工場の職人が挫折と失敗の果てに何とか出来たものなんです。そしていつか皆で大企業にも負けないものを作ろうと決めたんです!!・・・それなのに我々だけが先に行くなどとあってはいけないです。あなたからすればライバル企業かもしれませんが私たちはみんな一つの会社として精一杯やっているんです!!!」
航平はトニーの目を睨みつけるようにして自分の言葉を気持ちをぶつけた。
そしてトニーは少し笑った後こういった。
「君は本当に面白い男だ。だが彼らが全員君みたいに研究熱心かどうかはわからない。もし彼らが僕の期待に応えられなかったらすぐにほかの企業に話を付ける。それでどうだね?」
「はい!!期待以上のものを造れるようににします。!!」
航平はトニーと握手を交わしその後の計画を話した。
そしてトニーはジャイビスに乗ってそこから出て行った。
車の中でペッパーはトニーに聞いた。
「あの社長。彼は最後に何と言ったのです。」
「挑戦状。」
「(いつかあなたよりもさらに高い性能を誇ったトランスフォーマーを作って見せます。)」
航平はトニーがニュースでやった挑戦状を叩き返したのだ。
「ペッパー。これから面白くなりそうだ。」
それからしばらくの間航平は東京中の町工場に今回のことを話し一緒にしないかということを話した。
拒否した工場(人材や仕事の量などで)もあったが大部分が一緒にやると答えその後新聞の一面にこう飾った。
(中小企業連合立ち上がる!!!トランスフォーマー製造に加わる!!!)
こののち彼らは更に上を目指すのだがそれは別のお話で。
パワードスーツ(名無し)
見た目は原作に出てくる『EOS』
中小企業連合が考案した機体。
性能を上げようとあらゆるスラスターやシステムを取り入れているが未だ完成のめども立たず今回の剣でお蔵入りになった機体。