1人1人考えが違うのだから。
あの後一夏達は機体は輸送機(正体を隠すため一夏は仮面をつけて搭乗{仮面は「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズのヴィダール})に乗せて先に行かした後自分達は客に成りすまして飛行機(作戦の為臨時便として)に乗ってスイスへと向かった。
何故スイスかと言うとこうだ。
①永世中立国の為手出しできない
②直行便より怪しまれない
③国連軍の本部があるため連絡しやすい。とのことである。
スイスについたのは日本時間8:30分(現地時間0:30分)。
一夏は既に輸送機から出て仮面を外して飛行場で待っていた。
そしてやっと防人たちが来たので姿勢を正した。
防人は一夏に対してこう言った。
「作戦は今夜の午前00::00分に行うから今のうちにホテルに入って時差ボケを少し忘れるようにしておけよ。」と言ったので一夏は近くのホテル(既にチェックイン済み)に入って明日に備えて眠りについた。
そして朝になりいつもは道場で汗を流していた一夏は今日に備えて心を落ち着かせるため集中をしていた。
その後朝食を食べた後一夏はカズキ達と共に防人の泊まっている部屋に入り作戦の概要を説明した。
「今回の作戦は救出と破壊活動を主にするというものだ。まず作戦の場所だがここは昔第2次世界大戦時旧ドイツ軍、つまりヒトラー率いるナチス軍が対連合軍用に作った極秘の飛行基地があり戦闘機がそこで作られたのだが戦後この基地は廃棄され無人だった。」
「だったとはどういうことですか防人さん。」
防人がターゲットとなる場所の説明をした後剛太が質問した。
「ここら辺は荒れ地で誰も入らなかったんだがここ最近交通整備と称して整備された後も誰も使わなかったのだが機能話した船から発進した大型トラックは手前にある高速道路の監視カメラを通った後姿を消している。そしてこの道以外に出れるところがない。つまり奴らはここにいるのではないかと言う結論が出たという訳だ。」
「防人さん。先程の説明で納得できるかどうかですが我々だけでやるのですか?」
秋水は防人の説明を聞いた後作戦についての人数についての不安を口にした。
確かにここには3機ずつのISと戦術機があるが相手の戦力差次第ではもう1部隊欲しいところである。
「そのことだが既に手は打っている。今回の作戦は現地にいる反対派が参加するからな。」
「え、でもこの計画って極秘でしょ?」
「軍に変な空気が流れていると直感した人がいてな。これからその人に会いに行く。
皆は昼まで自由行動だ。そのあとここを出て輸送機に乗った後地図に乗らなくなった廃村で合流だ。」
防人の説明の中で一夏が質問した後協力者がいると言った後解散した。
そして防人はそのまま空港へ行ってドイツのミュンヘンへ行った。
カズキたちは機体のチェックとフォーメーションの位置を一夏に教えた後機体なしでその訓練をして時間をつぶした。
一方防人はドイツのカフェテリアでその協力者を待っていると1人の眼鏡を付けた理知的な防人より年上の女性が席に座った。
「お初めましてエレノア・バーロット大尉。」
「こちらこそ初めまして防人 衛特務少佐。早速ですが例の作戦について。」
彼女は今回の作戦の協力者であると同時に情報提供者でもある人である。
「よくここまでの情報を仕入れましたな。」
「私は軍学校の教諭だったときの生徒が集めてくれただけさ。私の手柄ではない。」
「いやそこまで信頼されるからこそ皆力を貸したのですよ。良い指令とは知らずのうちについていくものです。」
防人はそう言って彼女のカリスマをほめていると彼女は恥ずかしくなったのかコーヒーを飲むと続きを話した。
「今回の作戦は軍の1部のものが勝手に作った部隊があるのだが彼らはこの計画を推進していた人物の派閥に逆らったというだけで集められたものたちだ。彼らは全員優秀だが性格に難があるものたちだ。だが味方になれば心強いだろう。」
「それでその部隊の名前は?」
防人はバーロットにその部隊名を聞くと彼女は持っていた大きめの封筒からその人物たちの名前と部隊名が書かれていた。
「第666部隊{ネームレス}」
組織に大切なのはイエスマンだけではなくノーと言える人物が必要なのである。