束さんが帰った(?)後、唯依と一緒に京都巡りをしたりして最後の日を過ごしてから家に帰ったが濃密な日々だったなと思っていると千冬姉はこういった。
「あいつの面倒を見るのはきつい・・。」と疲労困憊だったが響さんが電話をしてくると脱兎のごとき速さで電話を受け取った。
まあその後夏休み・冬休みと京都に行っては唯依と宿題したり斗貴子さんとISの実践特訓をしたりして1年を過ごした。(お正月の時千冬姉は響さんと初詣したりしていたらしい。{なお料理はやっとダークマターから解放され形の変わった料理になった。})
そういうのがまあ1年以上続き気が付くと卒業式になった。
「んじゃお前ら今日でお前らはこの学校を卒業するがまだまだお前らはガキンチョだからはめ外すなよ。」
そういうと斬化先生は少し間を言ってこう言った。
「お前らはいい生徒だった。今までありがとう。そして・・・卒業おめでとう!!」と締めくくった。
みんなそれぞれ仲間と別れるのを寂しながら荷物をまとめて教室を出た。
すると鈴が一夏にこう聞いた。
「一夏中学は別々になるけど私たち友達よね?」と聞いたので一夏はこう答えた。
「当たり前だろずっと友達だ。」と答えると鈴がこう言った。
「ねえ一夏?もしよかったらさ。大きくなったら毎日私の酢豚食べててくれる?」
「いいぜ。毎日は無理だけどな。」
「じゃ。約束」と指切りをするもこれがのちに問題が起きるとはつゆとも
思ってなかったろう。
それからしばらく日がたつと一夏は服と私物をもって軍の出入り口前で立っていた。
するとそこに例のリムジンがまた来て前のように緑色の髪をして・・あれ?眼鏡付けてたっけ?と思いながらメイドさんを見るとメイドさんはこういった。
「お初めまして織斑 一夏様私は今回の送りの指示をおおせ仕った月詠 真那と申します。いつもいたのは私の姪の真耶です。」と言ったがここまで同じ顔をしているのに従妹っていうのがびっくりだよと一夏はそう思っていた。
そしていつものように一夏は篁家に行くと少し背が高くなった唯依が門の前に立っていた。
待っていたのかと思い声をかけようとすると唯依は一夏を見てこういった。
「おかえりなさい。」
いつも篁家に来た時に唯依が言っていた言葉だが今日からはこれが当たり前になるんだなと思った一夏は唯依に向かってこう言った。
「ただいま」
そして一夏は唯依と一緒に自分の部屋になった場所に荷物を置くと一夏はとある写真を見た。
それは入学式に姉と撮った写真。
そしてもう一枚は卒業式に撮った写真であった。
ここからが新しいスタートだなと思いふけると外から唯依の声が聞こえた。
「一夏ーー。歓迎会まで道場に来ない?」と一緒に稽古をしないかという誘いをすると一夏はこういった。
「あー。今から行く。」
そう言うと一夏はかつて篠ノ之道場で使っていた竹刀を取り出して道場にへと向かった。
桜の花が咲くころには新しい制服を着る自分をイメージして。
桜は咲き花びら舞以て新しい一歩を踏む。