なおその血のせいか体の成長(特に胸部)が早いためそれがネックになっている。
ちなみにそれをほかの学友に言うと血の涙を流すことあり。
「じゃ 改めて自己紹介するよ。彼女は私の妻 篁 ミラ・ブリッジスだ。」
「初めまして織斑 千冬さん。一夏君。私が佑唯の妻で唯依の母のミラよ。
よろしくね。」
「「よ、よろしくお願いいたします。」」
佑唯は一夏たちに自分の妻を紹介した後ミラも挨拶し一夏たちも返すように挨拶するが2人はミラの顔を見て少しびっくりしていたが前例(原村のお母さん)を思い出したのであまりそう思わなかったが、世の中そう甘くない。
「ただいまー。」
「お、ちょうどよく帰ってきたか。」
「兄様だ。」
「あら裕也お帰りなさい。」
なんと今度は兄が帰って来たのだ。
それを知ると一夏たちは心の中でこう思った。
(「「ここの家族は「原村{和}の家族以上だ」」)と」」思ったのだ。
その人は少し茶色の髪が入った千冬と同じくらいの年頃の男性が来たあと一夏たちを見てこういった。
「おー、あんた達が暫く家に泊まる人たちか。
ま、自分の家と思ってくつろいでくれ。」
裕也は一夏たちにそう言った後自分の部屋に戻った。
暫くすると一夏たちはお客さん用の部屋で泊まるように言った後使用人らしき女性が案内してくれたのでその部屋に行った。
和室で広々とした部屋になっており元々離れだったところを
改修した部屋だと聞いた。
その後一夏たちを食事用の部屋に連れて行ったら大部屋には
煮物や漬物、野菜のお浸し、から揚げ等が並んでおり人数分のご飯とすまし汁、箸やコップなどが並んでいた。
そして和服に着替えた佑唯。
普段着であろうかゆったりとしたスカートを付けた唯依、先程よりもラフな服装になった裕也。スーツの上着を脱ぎネクタイを外した巖谷。そして皿いっぱいの肉じゃがを持ってきたミラさんが最後に来た後みんなで手を合わせた後食事をしたが一夏はどこか懐かしさを感じていた。
原村家ともこういう風までとはいかなかったが家族団らんを味わっていたため最近の料理も味が落ちたような気がしていたのだ。
そう思いながら食べていると唯依が一夏の顔を見て「どうしたの?」と聞いたので理由を聞いた後唯依はこういった。
「ご飯はみんなで食べることが大事。それが料理の一番の調味料って母様が言っていたよ。それに父様がねこういったの。(あの子はこれからいろいろあるかもしれない。
その時は唯依。家族として一緒に考えるようにしてあげてね。)ってだから一夏も私たちのことを家族と思ってね。」
一夏はそれを聞くと自分の家族は原村さんたちや千冬姉だけではないとわかり心が温かくなり唯依が勧めた肉じゃがを食べた。
結構旨かった。
どんな時でも誰かと一緒にご飯を食べるというのは大事なことである。
家族というのは大事なものですよ