見た目と年齢のギャップで若く見えることがあるのだから。
一夏の機体が1次移行(ファーストシフト)したことにより本当の意味で自分の専用機になったので少し浮かれながら戻ると千冬はほっとした様子の顔で一夏のそばに行った後、佑唯は唯依にこう言った。
「いいか唯依。今見たことは誰にも言わないでほしいんだ。友達でも。祟宰の伯母にも。誰にでもだ。これがばれると彼がどうなるかはわかっているね?」
「うんわかったよ父様。それにこんなの誰も信用しないしね。」
「ハハハ、そうだね。」
佑唯は唯依に今回見たことは他言無用にするように願うと唯依はそれを了承した後
誰も信じないだろうという言葉に本人は笑いながら同調した。
そして佑唯は唯依を連れて一夏のもとに行くと佑唯は一夏にこう言った。
「さてと一夏君。少し浮かれているところで悪いけど明日の本格的な機体動作の訓練の前に書いてほしい資料があるんだ。それが済むと本当の意味で黒天は君のものになるんだ。」
佑唯は一夏にそう言うと一夏は「はい」と返事をして答えた。
「それじゃあ資料は家にあるから荷物も一緒に置いているから行くとするか。そろそろ夕ご飯の時間だしな。巖谷も来いよ。家内が待っているからな。」
「お、それじゃお言葉に甘えるとするか。ミラさんの手料理は旨いからな。」
佑唯は巖谷もつれて夕ご飯を一緒にどうかと聞くと巖谷は快諾して一緒に家に
行った。
無論さっきのリムジンに乗って帰ったのだ。
そして家の門の前で止めた後彼らはリムジンから降りるとメイドの人が「では織斑様5日に迎えに来ますのでそれまでゆるりと滞在してください。」といった後リムジンは走り去った。
そして佑唯は玄関のインターホンを鳴らした後隣にあるカードリーダーに自分の社員証をかざした後ガチャっと音がした後門が開いた。
「ここのカードリーダーは特定の人間以外は入れないようになっていてね。インターホンのスイッチは指紋認証がされているけど一定時間を超えたり指紋の偽物や私の腕そのものを切り取っても生体認証されているから聞かないんだよ。」
聞くだけでもとんでもない設備だがそれだけ扱っているものの事を考えると当たり前なのだろう。
「さてとようこそ織斑君達。篁家にようこそ。」
そこには大きな旅館のような佇まいの家があった。
家の玄関につくとそこには靴入れがあったのでその中に靴を入れた後しばらく歩いて応接間に入って暫くすると誰かがやってきた。
「あらあらあなたたちが今日から泊まる織斑 千冬さんと一夏君ね。ここを我が家だと思ってゆっくりね。」
その人は金色の長い髪と青い瞳をした若そうな外国人だった。
そしたら唯依はその女性に近ずいて「お母様。」といって抱きしめたのだ。
そしてその女性も唯依を抱きしめて「あらあら唯依。お客様の目の前なのにこの子ったら。」と嬉しそうに言った。
そして一夏は和の母親を思い出して、こう思った。
(女の人って実年齢よりも若い人っているんだなあ。)っと心からそう思った一夏であった。
みんなも見た目で人を判断しないようにね。