夢を見た。
人類が宇宙人と戦い、散っていく夢を
夢を見た。
多くの願いと大切な、守りたいと願っても守れなかった仲間を想い人の言葉を
ただその夢は、現実味があって、悲しくって、希望を持とうとする人の純真な本能が
そこには、確かに存在していた。
丘の中腹にある桜の木の下にある鉄骨にて3人の人間がいた。
そのうち2人は女性、1人は、青年ぐらいの年頃の男性がそこにいた。
そのうちにいる長い赤い髪をして、軍服の上に白衣をまとった女性が
青年にこう言った。
「あんたのおかげで全てうまくいったわ、ありがとう。」
たったそれだけの言葉だが青年にとってその言葉はこれまでかけた言葉の中で本当の
感謝の言葉だと認識したのだ。
青年の体は、まるで幽霊のように消え始めたのだ。まるでこの世界から存在を
許さないように
「バイバイ。」
その女性の隣にいる小柄な体をした銀髪の少女は、青年にまた会えるようにという
願掛けをするように、かつての自分の願いをもう一度叶えるようにそう言った。
しかし青年は、「違うぞ○、そういう時は、さよならっていうんだぞ。」
青年は、それは無理だと諭すようにそう言った。
少女は、その言葉を理解し、そしてこういい残した。
「サヨナラ」
青年は、その少女の言葉を聞き、何かをやり遂げたように消えようとしたいた。
しかし少女は、青年にもう一つのことを言った。
「○さん。私は、あなたのこと・・好きでした。」
たったそれだけ、しかし青年は、その言葉を聞いた後、照れる様に頬を買いてこういった。
「ありがとう。」
たった一言、しかし少女は、その一言を宝物のように自分の心に刻んだ。
そして少女は、もう一度青年のほうに顔を向けると青年は、もうそこにはいなかったのです。」まるで最初からいなかったように。
そして少女は、空を見上げ大切な人との思い出をかみしめながらこう言った。
「私、忘れません。あなたたちが残していったものを、
あなたが残したものをけっして。」
どこかで物音が聞こえる。
「武ちゃ~ン、起きて、朝だよ、遅刻するよ!!」
あー、幼馴染の声か、変な夢のあとにこの追い打ちは、ないだろう。
「あーもーこのチェーンをどうにかすれば、{ばきっ} 開いたー。」
あの野郎、チェーンを壊して入りやがった。あとでohanashiしてやる。
「う~ん何事だ騒々しい?」
ん?今何か声がしたな。何か、懐かしい声が・・・少し目を開けるとそこには
「ああ、起きたか。武。」
そこには、青みのかかった長い髪の同い年ぐらいの女の子がそこにいた。
そしたら、頭の中でノイズめいた映像のような光景が目に浮かんだ。
変な服を着て、一緒になってナニカに乗る自分を。
それと同時に涙が出てきた。ナニカ懐かしいように。
「あれ、どうしたんだ俺?」
いきなりのことで自分も訳がわからないまま目をぬぐった。
「武ちゃん、早くしないと遅刻ってうわーーー」
どたたたたっと落ちる音がしたと同時に正気に戻り現状を分析した。
①ベッドの上に見知らぬ和服美人がいる。
②現在両親は旅行の為俺1人。
③幼馴染は馬鹿のためヤバいほうに思考が入る。
これをまとめると、答えはただ1つ・・死。
やばいやばいこの状況は、やばいと判断した武は、どうしょうと思った瞬間
「武ちゃーんおはよう、早く着替えないと遅刻す・る・よ?」
この時武は、地獄を垣間見た後、ボゴッという音が部屋に響いた。
「最低だよ、最悪だよ。」とこの世の終わりのような顔をした幼馴染が武と一緒に登校していた。
「下劣だよ。卑猥だよ。(あーもー純夏いい加減にしろよ。俺もあいつが誰だかわからないんだから!。)」
一緒に登校していた武は、幼馴染の純夏にそう言った。
顔にクルミを押し付けられたような跡を残しながら。
「だって1つ屋根の下に未婚の男女がいるなんて不純異性交遊だよ。犯罪だよ。」と純夏は、文句たらたらに言っていたら武はというと
{(゜-゜)うーん、あの女どっかで見た覚えがあるんだよなー。}と思いながら歩いていたら純夏が大声で
「武ちゃーーん!!聞こえてるのーーー!!」と耳元で叫んだので武はびっくりして頭に手刀を繰り出した。
「痛いよ、武ちゃん。馬鹿になったらどうするのさ、最近物忘れが多くなったんだよ。」と頭を抱えながら
純夏は、武に文句を言うと武はにべもなく「大丈夫だ、お前の頭は、もうどうしようもないから。」と
切り捨てた。
そして武は、純夏に対し手を出して「鍵返せ、何回もチェーンを壊されるとこっちが困る。」と聞いたところ
とうの本人は、「断る。」といい笑顔で答えたら武は、純夏の両頬を重いっきり引っ張った。
「不法侵入者に拒否権はねえよ早く返せ。」
「ふぁってふぁっておひひゃんたひから武ひゃんをおねふぁいっふぇいっふぁもん{だってだっておじさん達から武ちゃんをお願いねって言ったもん。}(やかましい今の家の主は俺だぞ。)なんふぇふぁーあの女のひほは、
よふてわふぁふぃはだめなのふぁー{なんでだよーあの女の人は良くて、私は、だめなのさー。}
この時、武の中に打開策がひらめいた。
「なあ?あの女って本当にいたのか?」 「へ?」 と武の言葉に純夏が疑問した。
「もしかしたらあの女って・・あれか?」 「いやーーーー!!」 と純夏は、あれは幽霊の類じゃないかということに驚愕と恐怖した。
そしてその間に武は、純夏の鞄につけてある合鍵を奪い取った拍子に一緒についていたキーホルダーも一緒に取れたので純夏は、慌てて鍵よりもそのキーホルダーを取った。
「はー、よかったよ。」安心した純夏は、サンタの服を着た兎のキーホルダーを握りしめたら、また武の頭の中にノイズが走った。
1本の枯木の下で抱きしめあう自分たちの姿を…
まただ、あの女と同じで何があったんだ俺? 戸惑う武をよそに学校の予鈴が憐れにも鳴りはじめ、二人は、全速力で学校に向かった。
その後も武は、何人かのクラスメートを見てノイズと懐かしさがよぎった。
一緒の机で何かを考えあう委員長
丘の上で寂しい表情で手紙を破る彩峰
ナニカの機械の欠片に花を添えるタマ
密林のジャングルで探索する尊人
船の上で話し合う柏木
廃屋となった町で自分わを慰めていて軍服を着たまりもちゃん
どれも知らないのに覚えてるような感じのするものばかり、なんかの夢と混ざっているのかな?
武は、そう思いながら出欠確認を終えた教師でもあるまりもちゃんが、転校生を紹介するといってきた。
そして転校生が、入ってきたのだが、その転校生は、2人で、同じ顔で、朝ベッドの上にいた女だった。
「あああああああああーーーーー!!!」と武は、びっくりした。
「あら白銀君知り合い?(メッソウもございありません!!)」と顔が見えないくらい首を振った。
「御剣 冥夜さんと悠陽さんは、外国に滞在していてついこないだ帰国してきたばかりなのよ。」と軽い自己紹介をした後、冥夜は武の席まで行き、とんでもない言葉の爆弾を落とした。
「武、昨晩は寝所でそなたの体の熱が伝わって嬉しかったぞ。」という言葉をかけた。
そして教室の人間は、一呼吸して「えーーー!!!」という絶叫が響きあった。
「え、あの2人ってそういう関係?{鑑さんは、どうなるの?}(うらやましい、妬ましい)」という
多種多様な反応と「あ、あたしよりも先に教え子がそんなところまで・・・」と暗くなっていくまりもちゃんがいた。
「あらあら冥夜、昨日は寝所にいないと思えばいつの間にやら、しかし武様は渡しませんからそのように。」
という悠陽から宣戦布告めいた言葉が出た途端教室は、阿鼻叫喚に変わった。
「まさかの4角関係{修羅場よ修羅場}(リア充死ね、リア充死ね)」と1部危険な言葉が出始め、まりもちゃんはというと・・・「・・・・」最早言葉も出ず、中には殺気が出て純夏に至っては、スタンドが出そうな
勢いであった。すると「まりもーちょっと忘れ物よってなにこのカオス?」と現れたのは・・・
「夕呼!・香月先生。{やっほーなにがあったの?}」
そうこの際どい服装の上に白衣をまとっている女性は、武たちが通っている柊大学付属高校の物理の教師香月夕呼その人である。
「夕、じゃなかった香月先生ホームルームはていうか忘れものって何でしょうか?」と昔の呼び名(この2人は高校からの親友)になりそうなところを公的な言葉に直して聞いたのっだ。(ショック7から立ち直ってすぐ)
「あんたさーもう1人忘れてない?{もう1人って・・・あっ!}やっぱりそんなんでよく教師出来たわねーーいくら小さいからって見逃す?{あああああああ・・・}全く教師よりも人間失格ね( ´艸`)
{がふっ(吐血)}」夕呼先生の口撃とさっきまでの精神的ダメージの重ね掛けによりダウンした。
「あら失神しちゃったのね。仕方ないわここは私が代わって進めるかほら来なさい。」
誰のせいだよっと思いながらも入った来たのは、高校生というには小柄な少女が出てきた。
「みんな紹介するわ 社霞よ。」その名前を聞いた途端またノイズが出てきた。
学校のような場所で海を見て何かの約束をしていた自分たち
まただ、一体何なんだよ?と思いながら武は香月先生の話を聞くと本人は、頭が良すぎて飛び級で今に至るためか、同学年の級友を作るという目的でこの学校に入れたらしい。
「それじゃー席は{か、鑑さんの隣に・・・}ってあんた蘇ったの?」
あんた鬼かと思いながらも彼女がこっちに来たので2人は、自己紹介し始めた。{私、鑑純夏だよ。よろしくね。{俺は、白銀武っていうんだ。よろしくな。」そういうと彼女の中から何かがモノクロの映像のような
ナニカが出てきた。
どこかの暗い部屋で何もない自分を「私」にしてくれた2人を
そのとき彼女の目から涙が出てきた。「え、なんで?武ちゃんナニカしたの(# ゚Д゚){俺は何もしてねーよ!
(武、そなたと彼女との関係について聞きたいのだが、≪僭越ながら私も{ちょ、ちょっと悠陽さん}≪いいえ武様、私のことは悠陽と≫〈ああー武ちゃんが悠陽さんにくっいてる〉{お前これをどうしたらそうなるんだよ、逆だろ逆}《じゃー私も》『私たちもこの学校に転校する』{のです~}【粛清!】」
なにやらまーどうしたらこんなドタバタなホームルームすらも通り過ぎて1時間目にもなっているのに
そしてその間に香月先生は、霞のところにまで行きこう質問してきた。「あんたたち、本当に初対面?」
その問いに対して霞が出した答えは、「わかりません。ですけど、これからもずっと一緒にいられます。生きている限り・・・ずっと。」その答えは、遠い別世界にいる自分の願い。そしてこれからも願う本当の自分の今なのだと霞は、この幸せがずっとあるようにと願った。
「いやー期待以上なくらいの展開だな。」というのは、最初に出てきたあの男である。
この世界はあの男が作った世界の中である。
「しかし彼はこれからこの世界でどのような選択をするのでしょう?」というのは
神の補佐をしている少女である。
「ま、どうするのかはあいつ次第だし、俺はこの世界にいづれ来るであろう馬鹿ども(転生者)のために
やれるだけの事をするだけだし、それに・・・{それにとは?}あいつはここまで文字通り血を吐く思いをしてまでここまでやってきたんだ。少しは、良いことがあっても罰は当たらんさ。」
この男は、原作を見て武の人生の悲しさを知っているためか少しでも幸せになってほしいと願っていたのだ。
「さてと、ここから忙しくなるぞ。まずは馬鹿どもに備えて戦力を構築しなきゃな。」
男は、少女とともに行動の準備を始めた。これから訪れる白騎士事件やあらゆることに備えて。
男は、もう一度武達を見た後後ろ向きのまま腕を上げてこういった。
「頑張れよ。ガキ臭い英雄。」
英雄とは、無数の屍を友の願いから生まれる者である。
果たして英雄とは、そんなに誇らしいのか。
それとも全く違うのか?
それを知るのは、そのもの次第。