カオス・ストラトス   作:caose

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 二巻が終わって次回からはIS6巻です。


現れた訪問者

そして数日後のIS学園。

 「ええ!勇者の里が・・・滅んだって・・・そんな事が・・・!」

 『いやマジだ、今警察が調査している中で教会も同時進行で調べているようだが

如何やら・・・錬金術師が関わっていることが分かった。それも弦神島で起きた

『賢者の石』事件で起きた奴と同じ錬成陣も確認が取れた。』

 「その事件って確か親父からも聞きましたけどグリゴリ所属の堕天使も」

 『まあな、それだけじゃねえぞ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・お前が勇者の里追い出された原因の跡地にあったっつう魔力の渦も

完全に消えてた。』

 「俺の・・・バニシング・シフトもですか!?」

 『ああ、そのおかげでだろうがあそこら辺の植物も正常になっていた。精霊も

またしかりってな、相手が同一人物と仮定するなら・・・犯人は元シスターの

アーシア・アルジェント。錬金術師も含めて調査中だが

裏取りをしなきゃいけねえぜ。』

 「・・・嫌な予感がしますね。」

 『ああ、俺もそう思う。』

 アザゼルはそう言ってどうすると聞くと刃更はこうも聞いた。

 「・・・柚希と胡桃、それと・・・斯波先輩は?」

 『ああ、お前さんの幼馴染2人と問題児な。水色髪の方は今の学校に通って

妹さんの方は俺ん所の会社の寮に滞在して高校に進学すると同時に弦神島の

彩海学園に進学させることになったが・・・斯波って奴の方はな・・・』

 「あの・・・何ですか・・・斯波さんは一体?」

 どうなるんですかと聞いてアザゼルは暫くして・・・こう答えた。

 『まあ何時か会えるだろうさ!〈何時か〉はな!!』

 じゃあなと言って電話を切るので刃更はえ?と言って・・・こう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「斯波さん・・・どうなるんだろ?」

 そう呟くがその答えは・・・次の日に明らかになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日の朝、IS学園の門前。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やあ刃更君、3日ぶりだねえ♪」

 門前でそう言うのは繋を着て箒で掃除している・・・斯波の姿がそこにあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・何でいるんですか貴方は?」

 刃更は( ゚д゚)ポカ~~んとした表情でそう聞くとあははと斯波はこう答えた。

 「いやさあ、勇者の里全滅しちゃったじゃん?それに爺様方も全員あの世だし

かといってバチカン市国に戻ったとしても僕は間違いなく牢獄送りか最悪死刑。

だとするなら僕はどっちも嫌だしそれにストラーダ猊下を崇拝する奴らに

狙われるしまだ僕は死にたくはない、それに僕は教会や天界からも

狙われるんだからそれだったら堕天使側に就いて保護してもらったほうが良いし

僕情報屋使って今回の事件+して色々と話しちゃったからこうなったら

やけっぱちでしょ?」

 「何話したんですか貴方は!?」

 刃更は周りの目を気にせずに大声でそう言うが斯波はアハハと笑いながら

流していた。

 この人前からこういう人だったなと思っていると斯波は刃更に近づくと

耳打ちしてこう言った。

 「それとだけどあの赤髪の女性なんだけどさ・・・君分かってるでしょ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・彼女が悪魔、然も上級クラスで間違いなく僕達勇者の

執行対象になるタイプだって分かってるよね?」

 「・・・よくわかりましたね、まあ俺が澪達と一緒に保護したんです。

アザゼルさんは如何やら正体を知っているらしいですので俺は何も

聞かなかったんですが。」

 「そうなんだ?まあ彼女がこの学園で悪さしない限り僕も手を出さないと

誓うよ、それじゃあ僕はこれから掃除が未だあるからじゃあねえ。」

 斯波がそう言って離れるのを見て刃更は目元を解しながら今ここにはいない・・アザゼルに向けて大声で・・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やりやがったなあのあほ社長はーーーー!!」

 それを遠巻きで見ていた澪と万理亜は互いにこう言った。

 「ねえ、今のってまさか。」

 「ええ、澪様気を付けてください。あの殿方は間違いなく強敵です。」

 そして一夏と箒はと言うと・・・。

 「一夏、あの姿についてだが。」

 「あああれか、あれは俺が所属している部隊の

試作パワードスーツらしいんだ。」

 詳しいことは言えねえんだと言うと箒はそうかといって互いに登校した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてIS学園生徒会室

 「虚ちゃん・・・マジなのこれ。」

 「はい、現在調査中ですが既に大勢の裏社会の組織がこの国に

来ているそうです。先代は既に部下を数名ほど出して様子を見ているそうです。」

 「分かったら連絡して、内容次第じゃあ私達も知らなかったじゃ

済まないから。」

 分かりましたと虚は楯無の言葉を聞いて立ち去ると楯無は写真に写っている

面々を見て溜息付いていた。

 古風な魔女の格好をした少女

 メイド服を着たスタイル抜群の女性

 修道女に妖怪、各神話勢力など多種多様な面々が写っていた。

 「この面々が東京に集まっていく・・・何が起きようとしているの?」

 楯無はそう言って外を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから数日後、バンディーレにより極東戦役が始まりそれと同時に緋弾が

世界各地飛び散ったのを確認した。

 そしてそれから暫くして一夏がスカイツリーに向かって飛んでいき

そして雷が落ちたその時・・・世界を超えてある人間がこの世界に

舞い降りたのだ。

 異能を使い世界を変えるために、妹の為に、自分の復讐の為に戦いそして全てを奪われ、捨てられ、最終的に世界から弾かれた少年が現れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『無(ゼロ)』と呼ばれた少年は今全てを失いそして・・・全てを得るため。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何処だ・・・・ここは?」




 世界を超えて現れたのは・・・黒の皇子です。

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