カオス・ストラトス   作:caose

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 会話です。


姉妹の会話

「違うぞ澪!高志も俺と同じスピードタイプでそれも槍使いだからリーチの差は

 

俺よりも長く然も俺よりも長くトレーニングを積んでいるとなると

 

今の俺と同等かそれ以上の可能性がある!!この程度じゃ勝つなんて

 

夢のまた夢だぞ!?」

 

 「分かってるわ!それにしても白虎って風と水と氷・・・私の炎と

 

相性悪すぎでしょ!!」

 

 澪はそう言いながら炎魔法で攻撃しつつ・・・ティアマトの武装で刃更目がけて

 

攻撃し刃更もファフニールで攻撃を躱しながら戦っていた。

 

 あれから刃更は高志達の戦い方を澪達に教えた後刃更は澪達に訓練を

 

仕込んでいた。

 

 更に楯無と簪もそれに加わって槍の代わりに簪が薙刀で、楯無は蛇腹剣で

 

指導していた。

 

 「ちょっと休憩に入るぞ、今の儘じゃ疲れすぎて身に入らねえぞ。」

 

 「まだ・・・やれるわ・・・!」

 

 「澪様、刃更様の言う通りです、ここはまず体を休めることです。」

 

 「・・・分かったわ。」

 

 刃更の言葉に澪は少し考えて座り込んでスポーツドリンクを飲んでいた。

 

 「では刃更様、次は私と・・・!」

 

 「良いぜ、機体は使わずに肉弾戦だ。」

 

 「了解です!」

 

 それを聞いて万理亜は悪魔としての力を発揮して構えていた。

 

 現在いるのは嘗て簪がVTシステムによって暴走していた際に

 

刃更のバニシング・シフトによって出来た大きな穴が開いていたため

 

夏休み中に穴は塞がり新しく魔力が感知できるように新たなるシステムが

 

加わっているこの場所こそ刃更の特訓場所に丁度良いのだ。

 

 然もここは魔力を遮断できるように開閉式ドームになっていた。

 

 今現在決戦迄後4日しかない無い中澪は焦っていた。

 

 「(後4日しかない・・・今できることを精一杯したとしても

 

これで通用するのかって聞かれて何とかなるのかなんて・・・ああもう!

 

考えても仕方ないわ!!今自分がやる最大限の事をするだけ・・・

 

柚希も出るのよね。)」

 

 澪はそう思いながら柚希の事を思い出していた、自分とはまるで違っていたのに学園で何度も見ていた。

 

 そして何時の間にか話すくらいの関係になっていた。

 

 「思えば友達って・・・柚希ぐらいだったわね。」

 

 相談したりとか程度だったけどねと思っている中こうも思っていた。

 

 「(柚希・・・今何してるんだろ?)」

 

 そう思いながら空を眺めているた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・この感じ・・・魔力?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方柚希はと言うと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そう、じゃあやっぱり刃更と戦うの?」

 

 『当たり前でしょお姉!あいつは勇者としての指名を忘れて悪魔の・・・それも魔王の娘と一緒だなんてあいつは裏切り者よ!!』

 

 胡桃は柚希に向けて大声でそう言っている中柚希は胡桃に向けてこう聞いた。

 

 「ねえ胡桃、貴方は刃更の事・・・許せない?」

 『はあ!?何言ってんのよお姉は!あいつはあたし達を裏切って』

 「もう刃更は勇者の・・・私達の掟に縛られるような立場じゃない、

それに裏切ったというなら私達はどう?」

 『どうって・・・』

 「私は刃更に助けられた、あの時刃更が助けてくれなかったら私も胡桃も高志も皆死んでた。」

 『けどあいつは皆を』

 「皆を殺したのは清斗さん、刃更じゃない。」

 『だけどあいつは死んだ皆の遺体を滅して』

 「刃更があの力を使わなかったら皆死んでた。」

 『それなら迅さん達が来るまでに時間稼ぎ』

 「そうしたら里の皆は全員死んでたしもしそうなってたら貴方は

力を使わなかった刃更を許せれる?」

 『それは・・・けどあいつは・・・あいつは!お姉の想いを』

 「私の想いは私の物、胡桃がどうこう決めるべきじゃない。」

 『それじゃあ良いのお姉は!あいつがあの魔王の妹と一緒にいて』

 「胡桃、私達は天界が決めた弦神島条約で無暗に悪魔だからって理由で

殺す時代は終わってるよ。」

 『・・・・・』

 「気持ちが整理できないし貴方が刃更の事を兄の様に慕っていることも

分かってる、高志もそう。高志は自分にとって憧れであると同時に友達の

刃更の事を多分今でも仲間だって思っているだろうけどそれとこれは別だし

私はこの任務に違和感を覚えてる。」

 『違和感って・・・何よお姉?』

 胡桃がそう聞くと柚希はこう答えた。

 「私は前に学園祭で成瀬さんにあったけど今すぐに排除すべきってのが疑問。」

 『何でよ!長老たちが決めたのよ!!成瀬 澪は抹殺対象にすべきだって』

 「決めたのはストラーダ猊下?」

 『・・・分からないけど・・・上層部と天界で取り決めたって文章が送られて』

 「そこ、本来ならば抹殺対象にすべき理由も私達に言うべきなのに今回は

それすらなかった。只抹殺すべしって事だけで内容もなくストラーダ猊下以外に

名前って記載されてた?」

 『・・・御免お姉、それも分からない。いきなりだったから』

 「そう・・・また連絡するね、場所が分かったらお願い。」

 『ちょっと待っておn』

 そう言って柚希は電話を切ると何か可笑しいと思っていた、ストラーダ猊下は

悪魔・堕天使との弦神島条約に対して反対派で向こうにいる友達によれば

既に出奔されたと聞いている。

 「関係ないはずの猊下の名前付きの命令書、刃更が言っていた通達の

無かったこと、そして白虎の持ち出し許可に斯波さんの解放・・・

何かあるって考えたほうが良い。」

 それが何なのかだよねと柚希はそう思いながら空を見上げてこう考えていた。

 「(刃更・・・もし長老たちが何か思惑があるんなら・・・今度は私が

絶対に守る!)」

 そう思いながら学校に戻って行った。




 果たして何が待ち構えているのか?

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