カオス・ストラトス   作:caose

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 この話には拙作の『弦神島における非日常な日々』が混ざっております。


メガトロン移動

 「支援者だと?我らディセプチィコンに協力するのか人間?」

 「いいえ、私は悪魔。そして名門アガレス家の者でして貴方方を

サポートしたいのです。」

 シークヴァイラがそう言うと更にこう続けた。

 「現在この周りには人払いとして結界が張られておりますが何時までも衛星を

ごまかすことなどできません。」

 それを聞いてメガトロンはふむと思いながらあることを考えていた。

 これまで多くのヂィセプティコンが人間たちの手によって破壊されてしまい

先ほど見たあの戦闘機があった部屋には多くの死骸が山の様に積もっていたのを

見て厄介だと感じていた。

 トランスフォーマーはオートボット達はデータで記録を取った後市民証を発布され多くのオートボットがシカゴにて暮らしている。

 嘗ては戦闘があった場所を其の儘政府が買い取り工場兼オートボットの

居住区画になっており自分たちもそういう場所を手に入れなければいけないが

衛星等で見張られていることを考慮すると今すぐに移動しないといけないと考えた

メガトロンはシークヴァイラ二向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「貴様は支援するといったな?」

 「ええそうでございます。」

 「メガちゃん!?」

 モホークがメガトロンの問いに驚いているとメガトロンはこう続けた。

 「我々の居場所を人間たちが見つからない場所はあるのか?」

 宇宙しか思いつかんと言うとシークヴァイラはこう答えた。

 「私達悪魔は冥界に領土があります、我らアガレス家にもありそこでまずは体を休めるべきではないでしょうか?」

 「・・・人間どもには見つからぬか?」

 「それは十二分に大丈夫でございます、人間界と隔絶されていますので。」

 シークヴァイラの答えにそうかといってメガトロンはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「良いだろう、貴様の援助を受け入れる。」

 「ありがたき幸せ。」

 「だがしかしだ・・・貴様が我らを裏切る時があれば・・・貴様の命はないと

思え。」

 良いなと言うとシークヴァイラは御意と答えるとさてとと言ってメガトロンは

体の中に収めていた量産型ISコアを見せるとドレッドボットがこう聞いた。

 「それは何でございましょうかメガトロン様?」

 「これはISコア、俺様はこいつによってエネルゴン無でも

生きれる体となった。」

 それを聞いてドレッドボット達はおおおおと憧れるかのように息を吐くと

メガトロンはこう続けた。

 「これを使いお前たちの意識情報と遺伝子情報と染色体データを

インストールさせお前たちにも同じようにしたいと思っている。」

 「そしたら俺達・・・好きなだけ戦えるって事か!?」

 「その通りだオンスロート、だがその予定に一工夫付け加えたい。」

 『?』

 バーサーカー達は何だと思っているとメガトロンはバリケードを見て

こう答えた。

 「別の種族にさせることが出来る悪魔の技術を融合し人間を

我らトランスフォーマーに造り変えることも可能にさせる、我らの駒を増やし

オプティマスプライム達オートボットを殲滅させ惑星サイバトロンを

復興させるための奴隷を手に入れるためには必要なことだ!シークヴァイラと

言ったな。貴様らが使っている悪魔転生させる奴は何処にある?」

 そう聞くとシークヴァイラはこう答えた。

 「冥界にある悪魔の首都『リリン』に悪魔の駒の生産工場があります、

そこでしたら製造方法があるかと。」

 「良し、先ずはそれを解析し我々の更なる戦力向上に使う。そして人間・・・

そうだな先ずは使っても大丈夫な奴を使いたい。」

 メガトロンがそう言っているとそれならばとシークヴァイラはこう答えた。

 「はぐれ悪魔はどうでしょうか?」

 「はぐれ悪魔?」

 「元々の主を殺して異形に成り果てた転生悪魔、彼らに力を与えさせると言って信用させて我々の戦力にするというのは?」

 「ふむ・・・いい考えだ、異形の連中をトランスフォーマーにさせ行く行くは

冥界をこの手にするという計画においては最優良だ。オプティマスが地球で、

我々は冥界で力を蓄えそして奴らを殲滅し故郷を蘇らせるのだ!」

 『おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

 それを聞いてニトロ・ゼウス達は意気揚々に大声を上げるとそれではと言ってシークヴァイラは全員に向けてこう言った。

 「冥界に繋がるゲートを開きます、そして皆様を向こうに送った後行動を

開始致しましょう。」

 シークヴァイラがそう言った瞬間にゲートが開くと全員がトランスフォームしてゲートに入るとメガトロンは空を見上げて・・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「オプティマス、俺様は必ず貴様の前に現れる。そして貴様を必ず討ち果たし

故郷を俺様のやり方で蘇らせてみせるぞ。」

 そう言って戦闘機になって入るとトランスフォームしたバリケードの中に入ったシークヴァイラは・・・くすくすと笑いながらこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(* ̄▽ ̄)フフフッ♪、面白くなったわ。トランスフォーマーの技術を使い

今の冥界を破壊しつくしてしまいたいわ、何せあそこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・旧態依然の脳みそしかない枢機院の悪魔たちが

まだ生きてるんだもの彼らが消えてくれて初めて私達は自由に悪魔としての生を

享受できるんですもの。」

 そう言いながらバリケード共々冥界に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてこれは後に冥界にて起きる内乱・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・『はぐれ戦役』と呼ばれるトランスフォーマー化したはぐれ悪魔達がヂィセプティコンとして活動する事件の前段階なのだから。




 次回から刃更サイド。

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