カオス・ストラトス   作:caose

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 再来です。


メガトロン再来

そんな中指令室では大事となっていた。

 「メガトロンは現在も『F-2』に未だ動きありません。」

 「そうか、迎撃部隊の方は?」

 「現在APBS弾を装填させている準備をさせております、全部隊が装填完了までに

後42秒。」

 「遅い!メガトロンが何考えているのか分からないんだぞ!!装填が

完了している兵士から順番に発信し早急に『F-2』に向かえ!?」

 「りょ・・・了解って・・・あれ?可笑しいな。」

 「何だ?・・・何が起きている??」

 指令室がそう聞くとオペレーターはこう答えた。

 「いえ・・・その・・・『F-2』に保管されている『F-36』のエンジンが

誤作動しているようでして。」

 「誤作動?バカな!あれはパイロットがいないしそれ以前にあれのエンジンには

ISコアのPICシステムを流用した特殊コードを入力しなければ

起動できないんだぞ!!」

 「然し本当なんです、未だにエンジンが起動・・・大変です!ゲートが

解放されて此の儘では・・・機体が浮上しています!?」

 「何だと!そんな事が・・・まさか!!」

 指揮官がそう言った瞬間にアラートが鳴って・・・爆発音がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『F-36』、それはこれ迄の戦闘機とは違いISのPICシステムを転用して

浮遊・空中停止・高速機動が可能となったIS技術から生まれた新しい技術概念の

一つである。

 無論中にはパステロッテを解析して武器運搬を可能にするという軍用トラック

 ハイパーセンサーを利用した高性能レーダー

 逆にそのハイパーセンサーを一時的に無効させることが出来る

ジャミング技術の確立

 その他諸々が存在する中『F-36』が起動するとシステム経由でゲートを

無理やり開けると装備されている機首内蔵型のシルバリオ・ゴスペルの

シルバー・ベル試作モデルを流用したバルカンが放たれるとゲートが崩壊して

其の儘『F-36』は空高く舞い上がっていった。

そしてIS格納庫を攻撃し予備として配備されていた量産型ISコア搭載機のコアが強奪されてしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アメリカ大陸荒野

 何処か分からないそんな中に4台の車両と1機の戦闘用飛行機が存在している。

 ピューエルのライトニングXB12Ss

 アメリカ空軍がIS登場まで実戦に参加していたオスプレイ

 要人警護として使用されるGMT900

 アメリカ陸軍のM1エイブラハム

 警察囚人護送車両用トラック

 そして・・・脱走した『F-36』

 まず『F-36』が着地しようとして其の儘なんと・・・変形したのだ。

 その姿はまるで・・・メガトロンそのものであった。

 すると他の車両やオスプレイも・・・変形していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ようメガちゃん!呼ばれて駆けつけて来たぜ!!ぎゃははは!?」

 ライトニングXB12Ssが変形して現れたのはモヒカンの頭部をもつ

トランスフォーマー・・・名称『モホーク』

 警察囚人護送車両用トラックが変形すると骸骨の様な頭部を持つ

トランスフォーマー・・・名称『ドレッドボット』

 「参上致しましたメガトロン様。」

 M1エイブラハムが変形すると現れたのは頭部側面に小型の機関銃を装備しているトランスフォーマー・・・名称『オンスロート』

 「ようメガトロン、暴れると聞いて来てやったぜ。」

 GMT900が変形するとそれは鼻の様な場所にピアスがある

トランスフォーマー・・・名称『バーサーカー』

 「やっと暴れる機会が巡ってきたと聞いてここ迄来たぞさあ暴れようぜ

メガトロン!今すぐに!!」

 そして最後にオスプレイが変形すると嘗てシカゴでオートボット相手に激闘を

繰り広げたトランスフォーマー『ショックウエーブ』と同じ頭部に背面部に

プロペラと翼が付いているトランスフォーマー・・・名称『ニトロ・ゼウス』

 「サンキューメガトロン!ようやく手前が蘇ったって聞いて

やっと戦えるってもんだぜ、さあ!!さっさと暴れようぜ?!」

 『ニトロ・ゼウス』がメガトロンに向けてそういうとメガトロンは

まあ待てと言ってこう続けた。

 「まだあと一人足らん、奴が来るまで・・・来たそうだな。」

 メガトロンがそう言って荒野の方に目を向けると・・・魔法陣が姿を見せた。

 そこから現れたのは・・・一体のトランスフォーマーであった。

 青い体

 両肩に警察用のサイレンフラッシュ

 そして四角い頭部

 するとそれを見たメガトロンがこう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「暫く見ない間に何やら他のトランスフォーマーとは違う感覚となったようだな『バリケード』。」

 「は、只今参りましたメガトロン様。」

 そう言うと『バリケード』はメガトロンに向けてこう続けた。

 「こうしてお顔を見せれることが出来たことにお喜びしております。」

 「そんな事聞いておらんわ、何故お前からトランスフォーマーとは別のナニカを感じるのだ?」

 そう聞くと『バリケード』はこう答えた。

 「私が別のナニカになったのは・・・これが理由でございます。」

 『バリケード』がそう言った瞬間に腰から・・・黒い羽根が姿を見せた。

 「「「「「「!?」」」」」」

 それを見てメガトロン達が驚いたような雰囲気をしていると『バリケード』は

こう続けた。

 「私は・・・悪魔と言う種族に転生しあるお方に仕えておりますがそのお方が

メガトロンにお会いしたいと言って共に来ておられます。」

 「俺様と?・・・誰だ一体??」

 メガトロンがそう言って誰だと聞くと『バリケード』の背後に再び同じ魔法陣が現れた。

 そして現れたのは・・・一人の女性悪魔であった。

 淡いグリーンでブロンドの長髪

 切れ目の両目に眼鏡をかけている

 知的な雰囲気を漂った女性悪魔

 そしてその女性はメガトロンに対してお辞儀してこう答えた。

 「お初めましてメガトロン様、私の名前は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『シークヴァイラ・アガレス』。貴方方の支援者になりたいと

思っております。」




 次回もまた続きます。

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