カオス・ストラトス   作:caose

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 続きです。


戦闘。

「何なんだよあれ・・・!!」

 一夏はそれを見て驚いていた。

 突如として刺花の体が膨張したかと思えばまるで全身が筋肉で

コーディネートされたかのような・・・肉の塊が現れたのだ。

 すると刺花であったものが右腕を天高く上げて・・・振り下ろした。

 ごアアアアアアアアアアア!!

 奇声を上げながらそれは力強く2人目掛けて振り下ろされるがそれを一夏達は

ヤバいと悟って回避したらその場所に・・・穴が開いた。

 「な!」

 「あんなのに当たったらISでもただでは済まないわね。」

 そう言っていると千冬から通信が来た。

 「千冬姉どうしたんだよ一体!?」

 『一夏大変だ!他の所でも敵が来た!!今篠ノ之達がそっちをやっているが

驚くなよ・・・敵はドイツ軍の軍服を着ている。』

 「ドイツ軍!?」

 『ああ、それも『シュヴァルツ・ハーゼ(黒兎)』隊用の服でIS特殊部隊の奴だ!少し改造されているがデータで判明した。篠ノ之とキリエライトが

戦っているが篠ノ之は知っての通り未だ初心者レベルだ、ロランツィーネと

ミューゼルがそこの応援にいるからもう少し耐えてくれ‼』

 「分かったって言うか刃更は?!」

 『アイツなら妹さんと共にそっちに向かった!後20秒!‼』

 「分かった!生徒会長さん良いですね!?」

 「ええ聞いたわってそれ迄耐えれるかどうか!!」

 アアアアアアアアアアア!

 楯無はそう言いながら目の前にあるモンスター相手に避けながら攻撃するが

筋肉が固すぎて弾丸が貫通せずに剣でやっても硬くて斬り落とせないが・・・

例外もある。

 ギャアアアアアア!!

 突如として悲鳴が上がったのを見て楯無は周りを見て気づいたのだ。

 周りには一夏が展開したビット『神翼』が辺りを漂っていてそのレーザーによる

攻撃が命中して貫通したのだ。

 するとモンスターは一夏を見てこいつが危険だと感じたのであろう、

拳を振り上げようとしていると・・・その拳が氷漬けされた。

 !!

 何だと思っているとその視線の先には・・・刃更と澪と簪の姿がそこにあった。

 3人がいたと同時にモンスターの背後に・・・万利亜が何やら蝙蝠の様な

羽を生やして際どい服装を着て・・・殴り飛ばした。

 がああああああああああ!!

 モンスターは其の儘服飛ばされると一夏はこう呟いた。

 「まさか・・・悪魔?」

 「ああ一夏君、彼女達は一応正式の手順を踏んでここに居るから大丈夫よ?」

 楯無がそう云う中で澪が魔法陣をビットを展開して現わせるとこう言った。

 「覚悟しなさい・・・丸焼きなんだから!」

 そう言った瞬間に炎を吹き出してモンスターを焼き焦がすが・・・

全然効いていなかった。

 「アイツ一体どんな体してるんだよおい!俺達の攻撃全然効いてねえぞ!!」

 刃更がそう言うと一夏が通信でこう言った。

 『刃更!あいつは通常攻撃じゃだめだ!レーザーとかそういうのじゃなきゃ!』

 「マジかよ・・・それ持ってるのって現状一夏だけって所か・・・ヨシ、俺達がこいつを足止めしておくから一夏頼むぞ!」

 『任された!』

 そう言って刃更は澪たちにもそう言って囮を買って出るとそれぞれ攻撃しながらモンスターの体を一夏が『神翼』で貫通させてあと少しと言った処で・・・

歌が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「風〇問わんエル〇グナ♪」

 「?」

 「ナニコレ?」

 「歌・・・でしょうか?」

 楯無、澪、万理亜がそれを聞いてそう呟くと刃更はそれを聞いて

何処かで聞いたことがあるなと思っていると・・・一夏はその声を聴いて

目を大きく見開いていた。

 「一夏!どうしたそんなに目を見開いて!?」

 刃更がそう聞くが一夏はまさかと思って上空を見るとそこにいたのは・・・

1機のISであった。

 両腕部には3連装の大型ガトリング砲を両手に装備していて腰にはブレード、

背面部にはまるで巨大な鳥の様な形状をした兵装を持った・・・

白いISがそこにいた。

 そしてそれを扱っている少女を見た。

 顔はバイザーで覆われているが長い銀の長髪と起伏の激しさをISスーツで

見方によってはエロい様な服装をした一夏達と同い年位の少女が歌っていた。

 すると信じられない事が起きたのだ、白いISが金色になって来たのだ。

 更に背部にある鳥の様な兵装が飛び立つや否やガトリング砲と合体して巨大なキャノン砲になったのだ。

 そして歌が終盤になるとそのキャノン砲から発するエネルギーの力に

楯無はヤバいと思ってこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「皆下がって!巻き込まれるわよ!!」

 「「「「!!!!」」」」

 それを聞いて全員がモンスターから下がった瞬間に・・・それは起きた。

 放たれた一撃はまるで・・・巨大な光のようにモンスターを包んで・・・

消し去ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「嘘・・・でしょ。」

 「何て言う力・・・!」

 「嘘だろ待てよコレッテマルデ。」

 刃更はそれを見てまるで嘗て自分がやった様な感じじゃないかと

思っていると・・・一夏が突如として飛び出した。

 「おい一夏どうしたんだ!?」

 刃更はそれを見てどうしたんだと思っていると一夏は白いISの前に立つと

少女は・・・一夏に向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お久しぶりですね・・・一夏。」

 そう言いながら少女がバイザーを解除すると一夏はやっぱりと呟いて

こう聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何してんだ・・・・『月光』。」




 何故彼女が来たのかについてです。

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