カオス・ストラトス   作:caose

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 遂にやって来たな。


敵が来た

「それで・・・本当にやるの~~?」

 赤髪の女性がそう言うと通信してくる女性はこう答えた。

 『ええ、既に彼女は島に入っているから貴方も準備なさい?』

 「分かっているけどさ~~、アイツあれで良いのよね?」

 『ええ構わないわ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・どうせ用済みなんだから。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「然しまあ色々あるよなここ?」

 「仕方ねえだろ?国立なんだしそれにここは学園島で何でもあるんだからな。」

 葉の言葉に対して一夏がそう答えて次何処行くと言う話になった際に・・・

一夏に声を掛ける女性がそこにいた。

 「申し訳ありませんが織斑一夏さんでしょうか?」

 「あ、はいそうです・・・・葉離れろ!?」

 「?」

 「ちぃい!勘が鋭いわね!!」

 全身を黒のローブで覆っていた女性がそう言ってローブを脱ぎ捨てて

現れたのは・・・あの女であった。

 「アンタは鹿平 刺花(かひら しか)先生!?」

 「あら久しぶりね織斑一夏君、再開して悪いけどアンタを・・・

ここでコロスワ!!」

 そう言うと光が現れて現れたのは・・・戦風であったが見た目が違っていた。

 全身に装甲が付与されておりバイザー部分が顔を頭ごと覆いつくしていたのだ。

 「葉離れてろ!」

 「言われなくてもな!!」

 そう言って葉画離れるのを見て一夏も黒式を展開して立ち向かうと

鹿平はこう言った。

 「アンタと東城は目障りなのよね男のくせにISが使えるなんて

無粋にも程あるわ。」

 「アンタ・・・女性権利主張団体か!」

 「そうよ!女こそが世界の中心!!アンタら男を虐げて

私達は世界を手にするのよ!?」

 そう言うと一夏はこう返した。

 「アンタらは哀れだ!ISが使えるってだけで選ばれた人間なこと

言っていてただ単に目立ちたいだけの愚か者だぜ!!

そんな奴に負けて堪るかよ!!」

 そう言って一夏は銃剣を展開すると鹿平は両手に双剣を展開してこう言った。

 「やって見なさいよ!!」

 そう言って互いに戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、IS学園では。

 「何!ISを使用!!然も鹿平がいるだと!?分かった、

早急に対処する!!」

 千冬は一夏からの通信から鹿平がいる事が分かって千冬は今いる全生徒に向けてこう言った。

 「これより全生徒及び来場者たちは専用の避難シェルターに退避せよ!

専用機持ちは早急に機体を展開して教員並びに学園島全戦術機は出動せよ!

未だ仲間がいるかもしれんので警戒せよ!!」

 『『『『『了解!』』』』』』

 それを聞いて生徒及び教員達が一斉にそう言って避難をさせていた。

 すると千冬は一夏に向けて通信でこう言った。

 「織斑よく聞け、今第4アリーナには誰もいない。奴をそこ迄引き付けさせろ。出来なければ近隣に・・・ほおアイツがいたか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「千冬姉分かった!そっちに行くな!」

 「何喋っているのよ男風情が!!」

 「ああもう攻撃する時にビットで妨害しているけどしつこいなこいつ!」

 一夏はそう言いながら避けているが鹿平はお構いなしに攻撃している中で一夏が

第4アリーナに着地した瞬間に・・・鹿平が爆発した。

 「あが!?・・・一体何が・・・・!!」

 そう言って鹿平は周りを見ているとそこにいたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ISを身に纏った楯無がそこに立っていた。

 「あらひさしぶりですね鹿平先生・・・貴方を拘束させてもらいます。」

 「更識楯無・・・くそ嵌められたか!」

 「あら?全然分からなかったのかしら?織斑君全然本気じゃなかったのにww」

 「貴様ー------!!」

 鹿平はそれを聞いて怒り心頭で楯無に突撃しようとすると楯無は・・・

指パッチンで周囲にばら撒いているナノマシンを爆発させて鹿平を圧倒した。

 「あぐ・・・このお!」

 「単調で何も工夫しない、それだから日本代表候補生を決める際に

一位の座を山田先生に取られるのよ?」

 「!!お前私をどこまで」

 そう聞くと楯無はこう答えた。

 「『 鹿平 刺花』22歳西暦1989年生まれ3月14日生まれ、出生場所は北海道でIS適性はD寄りのCランクで動かすのもやっとな程。

そして代表候補生決定試験の際に親の金を勝手に使って裏口入学するも

当時同級生であった山田先生に何もかも後れを取って仕方なく教職員になるも

同じく山田先生と遭遇、その後に女性権利主張団体に加入・・・本当に哀れで

普通な人生ですね貴方。」

 「貴様ー------!!」

 「裏口入学してもダメ、教師としても駄目。何もかもが中途半端な貴方に・・・人を導く価値なんてないんですよ。」

 「煩い煩いうるさー---い!!」

 そう言って鹿平は楯無に向けて大型のキャノン砲を展開して攻撃するも

楯無の機体に装備されておるナノマシンによって防御されるどころかガンランスで応戦されて彼女の機体の装甲が剝がされ始めて行った。

 「あが・・・くそ・・・」

 鹿平はシールドエネルギーが底を尽き始めたのを感じてどうするかと

考えていると・・・通信が来た。

 『ねえさアンタ何してんの~~?』

 「!丁度良かったわ!!直ぐに助けに来てこのままじゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『何で私がそんな事しなきゃいけないの~~?』

 「へ?だって私達って」

 『アンタらなんてどうだっていいんだけどねえ、何せ機体改修したんだからちょっとはさ~~・・・根性見せな。』

 そう言った瞬間に頭部に何かが・・・刺さったかのような痛みが襲い掛かった。

 「あが・・・一体何を・・・・・!!!!!!!」

 そう言った瞬間に鹿平の頭が・・・いや、全身が膨張を始めてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「な・・・何だ一体?」

 「一体何が起きてんのよ?」

 一夏と楯無がそう呟く中で鹿平の体が膨張するのを見ている中で鹿平は

こう言った。

 「あんだ、ごれいっだいだびをじだ」

 『ああこれね?アメリカ軍が使っていた《超人薬》だっけかな?プロトモデルのデータが手に入ったからあんたの機体に搭載させたのよ?アンタの口封じに

使用させたから。』

 「ご・・・ごばべー--!!」

 『じゃあ精々頑張ってね~~。』

 女性からの通信が切れたと同時に鹿平は最早・・・人としての姿ではなかった。

 全身が黒く変色していてISが膨張した筋肉によって壊されてその全体像が

明らかとなった。

 最早目の前にいるのは人間ではない・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ごがああああああああああああああああ!!」

 モンスターであった。




 次回は彼女も登場します。

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