カオス・ストラトス   作:caose

148 / 186
 意見を聞いたら提出


提出

そして次の日の放課後、一夏達クラス代表グループは寮の裏にある生徒達が

簡単な集会場として使うぽっかりと空いたような場所に集合していた。

 この集まりは学園祭に備えて出し物に重複するところがないかを聞く会議であり

一夏、マシュ、ヴィシュヌ、簪が揃っていた。

 専用機持ちが4人、既に小国の国家戦力規模の存在となっている中で会議を

執り行った。

 「ええと、それじゃあ会議と行くが俺達1組は『仮装喫茶』って奴でまあ・・・

詰まる話がメイド・執事カフェになりそうだけど他の皆はどうなんだ?」

 一夏がそう聞くとマシュがこう答えた。

 「最初は凰さんが『中華喫茶』を提案してきたんですが今の話ですと

赤字は間違いなさそうですし重複していますので予備計画として採用された

『ロタリンギア』の『簡易魔法陣』の生成と術式の使い分け講座としましょう、

まあ客受けがどうのこうのと言う話になりましょうが予算的に軽そうですし。」

 次にヴィシュヌ。

 「我々3組は私が中心となって初球の『ヨガストレッチ』を体験させようかと

思ってます、女性客だけではなく健康方面からも男性も参加すると

思われますので。」

 最後に簪

 「私達なんだけど・・・当日はロランが担当していたから演劇になる所で、

私が脚本及び総監督になったからこれまでの特撮知識を総動員して・・・

オタクの人達爆受けの演劇を作ろうと思う!!」

 簪は鼻息荒らしてそう言うので全員まあ良いかと思いながらこう続けた。

 「それじゃあさっきので良いとして皆問題ないか?」

 それを聞いて全員が首を縦に振って答えたので一夏は一段落だなと

そう思っていると全員に向けてこう聞いた。

 「そういえば皆って招待状誰に出すって決めた?」

 そう聞いてきたのだ、IS学園は学園であるが同時に国家機密を

保有しているがために一人一枚まで、然も家族に限りで撮影機器等に関しては携帯は電源を落とした後に出入り口で保管され、カメラ等も同じくであると同時に

金属探知機などが出入り口に設置され、例え許可が下りたとしても

発信機付きのカードを持たされるため人選もちゃんとしなければならないのだ。

 そんな中で一夏はこう言った。

 「俺の方は友達でそん時に予定がねえ奴だけど他の皆はどうなんだ?」

 そう聞くと全員はこう答えた。

 マシュ

 「私はそんなに出すような人がいないのですがまあ取敢えず同年代の騎士に

渡しておきました。」

 ヴィシュヌ

 「私は母親に。」

 簪

 「私はお母さんに、お姉ちゃんはお父さんに渡すって事になった。」

 そう言うとそれじゃあと言って一夏は全員に向けてこう言った。

 「この企画書提出に行くか。」

 そう言って全員生徒会に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして生徒会室

 「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪重複していないし

各クラスのIS操縦者の利点を最大限に盛り込んでいるわ、良いわ

これで採用とします。」

 「「「「ほ~~~~~~~~~。」」」」

 楯無の言葉を聞いて全員がホッとしていると一夏はこう聞いた。

 「それでですが予算等についても無論書いておりますが貸し出してくれる

部活または武偵校CVRから供与出来ないでしょうか?」

 そう聞くと楯無はこう答えた。

 「そうねえ、大体こっちで作った方が良いんだけどまあ

毎年こう言う風になってるからこっちで調整しておくわね~~♪」

 そう言うと全員は生徒会室から退出するのを見て刃更はこう言った。

 「これで全生徒が終わりましたね、後はクラブか。」

 「ええ、そっちが難問ね。何せ来年度の部活希望者を募る必要があるから

皆必死ヨ。」

 そう言いながら楯無は判を押し終えると刃更達に向けてこう言った。

 「それじゃあこれから私澪ちゃんの稽古に行ってくるから後宜しくねえ。」

 そう言って退出するのを見て刃更はこう呟いた。

 「・・・ありがとうございます会長。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてアリーナ。

 「それじゃあ澪ちゃん、今日から( `・∀・´)ノヨロシクね♪」

 「よ・・・よろしくお願いいたします。」

 澪は少々緊張した様子であったが楯無はにこにこと笑ってこう言った。 

 「ちょっと緊張しているわねえ、肩の力を抜かなきゃ何も出来ないわよ?」

 そう言うと楯無は『ミステリアスレィヂィ』を展開するとこう言った。

 「それじゃあ澪ちゃん、機体を展開して見て?」

 そう聞くと澪は右太腿に装備されている・・・赤い拳銃を握るとこう言った。

 「来なさい『ティアマト』!!」

 そう言って展開したのは・・・赤いISであった。

 右腕部にはガトリング砲が、左腕にはブレードが装備されており背面部は巨大なアンロックユニットが浮かんでいた。

 「それが『ティアマト』、『GUO』の新型ね。」

 そう言って楯無は澪に向けて先ずはと言って命令した。

 「先ずは歩行ね、それから飛行。君は他の皆よりも遅いから

基本からやる事ね。」

 「え?戦闘とかは」

 「君は未だ素人よ?それを考えて先ずは慣れが重要よ、何事も基本が大事。」

 分かったと聞いて澪はこくりと頷いて始めたが楯無の特訓は・・・

スパルタであった。

 失敗すれば煽ると言う最悪なパターンであるが意地でも

澪は覚えようとしていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全ては復讐と言う目的の為に。




 GUOー002『赤竜・ティアマト』
 見た目は『ガンダム00』に出てくる『アルケーガンダム・ドライ』と
『最弱無敗のバハムート』に出てくる『ティアマト』を
足して2で割ったような形状。
 武装 ワイヤー付きソードビット*2
    右腕部搭載ガトリング砲
    左腕部搭載ソード
 第3世代技術  『重声(プレッシャー)』
 ワイヤーソードビットの先端にPICシステムを伝導させるシステムが
内蔵されておりそれにおける干渉でISのPICを一時的に
使用不能にすることができる。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。