「喫茶店・・・だと?」
「はい~、お客さんの集客と~~経費の回収と~~、休憩場~~、
後おりむーとバサッチの存在も在ったらそれくらい黒字だと思うんですけど~~、
どうでしょうか~~?」
本音の言葉を聞いて千冬は少し考えて・・・こう聞いた。
「成程な、まあ最低限の黒字にはなりそうだが今一パッとせんところが
ありそうなのだが?」
そう、話題性だ。
幾ら一夏と刃更がいるからと言ってそれで客が来るのかと言う話だ。
男性陣たちも来ることからそれなりのパフォーマンスをしなければならないのだがそれはどうするのかと聞くと本音はこう答えた。
「だったら~~『仮装喫茶』って感じにして~皆で着るのはどうでしょう~~?」
「仮装か、そうなると誰が如何着るかだが?」
「メイドと~執事でどうでしょう~~?」
『『『!!!』』』
それを聞いて全員の目の色が変わった。
仮装、つまる話がコスプレで然も一夏と刃更の執事姿を見れるのだとするならば
何という話題性抜群な物であろうと思っていると一夏は全員に向けてこう聞いた。
「ええと・・・皆それで良いか?」
そう聞くが一夏は女子たちの・・・ぎろりと睨む目付きから
「あ、これ満場一致だな」と悟って決定にしようとすると千冬は更にこう聞いた。
「そうなると服は何処から支給するかだな、何せ篠ノ之のスタイルじゃ
間違いなく入らんだろ普通に。」
「其れ今言いますか!?」
そう言って箒が立ち上がったと同時に・・・Jカップの胸部がぶるんと揺れるが
本音はこう続けた。
「でしたら~裁縫部に~頼むか~武偵校の~『CVR』に~貸してもらうとかなら
どうでしょう~~?」
「ふむ、ならばその路線で良いか。良いな篠ノ之?」
「あ・・・ハイ。」
箒はそれを聞いて反論する余地なしと思って座ると千冬は全員に向けて
こう言った。
「それでは我がクラスは『仮装喫茶』とする、反論又は代替え案があるなら
聞こう!」
そう聞くが全員黙っていると千冬は良しと言ってこう言った。
「ならば決定とする!この喫茶店での物資、機材、食材等は書いたうえで織斑、お前はクラス代表達と共にダブっていないかとチェックだ。それでOKならば刃更に提出しておけ、こいつなら楯無を言いくるめれるだろう。」
「最悪な頼り方だなおい!!」
刃更はそう言って抗議しようとすると千冬はこう言った。
「それでは本日はここ迄とする!明日中に必要な物を考えるように!!」
以上と言って解散させると千冬は未だ悶絶している山田先生を・・・足を掴んで引きづりながらこう続けた。
「ああ、それとだが今日私と特訓する奴は第6アリーナに今すぐ向かう様に。
私が来た時に遅れたりサボったりしたら・・・分かるよな?」
「「!!」」
それを聞いて心在りある少女達は恐怖を味わうと千冬は其の儘
山田先生を引きづって去っていく中で山田先生はこう聞いた。
「え?もしかして私此の儘特訓って嫌です未だ死にたくないー-!!」
そう言いながらがりがりと爪でひっかいて行くような断末魔と共に・・・
教室から出て行ってしまった。
そして女子生徒達は重い足取りで向かって行った。
「成程ねえ、本音ちゃんの機転で何とかなったって訳ねえ?」
「それで衣装ですけど」
「ああ、分かってる分かってる。『CVR』に聞いてみて
取り寄せしてもらうから。」
そう言いながら楯無はサインをしている中でこう聞いた。
「それでだけど澪ちゃん大丈夫だった?彼女なんか背負っている様な
感じだけど?」
「!?」
刃更はそれを聞いて目を見開くが楯無はにこりと笑っていた。
「・・・お見通しって訳なんですね。」
「こう見えて生徒会長ダカラネ、まあ理由は聞かないでおくから
その代わりに何だけど良いかな?」
「・・・実現可能段階でしたら。」
刃更はそれを聞いて何だと聞くと楯無はこう答えた。
「どうかしら?私が澪ちゃんのISの教師になっても良いけど。」
「・・・それでメリットってあるんですか?」
刃更はそれを聞いて内心驚いていた。
一生徒に対してそこ迄肩入れして良いのかと聞くと楯無はこう答えた。
「君には簪ちゃんと私の中を修復させてくれたからね、そのお礼よ♪」
「そういえば簪はどうなんですか体調は?」
そう聞くと楯無はこう答えた。
「うんバッチリよ!まあ視力に問題があって伊達メガネから
普通の眼鏡になっちゃったけど日常生活に支障はないしそれに昨日まではちょっと倉持技研で機体のチェックやっていたから今日の夕方には帰って来るから・・・
それじゃあ虚ちゃん!後( `・∀・´)ノヨロシク!!」
✨きらりとウインクしながら・・・三階なのに窓から飛び降りながら
「簪ちゃ~~ん!」と言いながら飛び去って行った。
「・・・すみません東城君、仕事手伝ってくれますか?後は確認だけですので
それとケーキがあるので妹さん達のお土産にどうぞ。」
「・・・苦労しますねお互いに。」
「ええ、本当に・・・。」
互いにため息付けながら書類のチェックを始めた。
因みにだが夜遅くまで教師と生徒達の断末魔が響き渡ったという
おまけもあった。
「マテヤその欲望抹消だー------!!」
「「「ヒィイイイイイイイイイお助けー------!!」」」
次回も話し合い。