カオス・ストラトス   作:caose

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 ここからは『新妹魔王の契約者』を参考にしています。


妹が出来た・・・?

8月に入り刃更は現在もIS学園にテ生徒会の手伝いをしている。

 内容は・・・。

 「『学園祭』ですか。」

 学園祭の内容についてである。

 然しこれは学園島からすればとあるイベントに酷似しているのだ。

 それは・・・。

 「そ、そしてこれはオープンキャンパスみたいに外部からのお客さんを入れて

学園島を見て回るって言う計画でね。9月に2回行われるの。」

 楯無がそう言うと刃更はこう聞いた。

 「何で2回もやるんですか?1辺にしたほうが良いんじゃ?」

 そう聞くと虚がこう答えた。

 「簡単です。我々が学園祭をしている時には向こうは修学旅行や

任務などがあるのでどうしても日程が合わないんです。」

 まさかの大人な事情であった。

 そうなんですかと思いながら刃更は仕事を進めていると・・・携帯電話が

鳴った。

 「?・・・誰だろう。」

 刃更は誰かなと思って電話を見てみると・・・。

 「親父!?」

 まさかの刃更の父親からであった。

 「あの、楯無さん」

 「ああ、良いわよ。ここでやっても。」

 「刃更さんのおかげで仕事が捗ってますしお嬢様と簪様との仲を

取り持ってくれましたので。」

 「バサッチのおかげで私はよく眠れるしね~~。」

 それを聞いて虚は本音に対して注意しているのを聞きながら刃更は電話を取った。

 「親父?何だよ一体??」

 刃更がそう聞くと父親・・・東城 迅がこう言った。

 『なあお前さ、昔妹が欲しいって言ってたよな?』

 「・・・はあ?」

 刃更はそれを聞いて何だそれと思いながらこう言った。

 「親父、暑さで頭が壊れたのか?それとも年か??」

 『阿保言うな!俺は未だ33だぞ!?』

 「「「33!!」」」

 迅の年齢を聞いて楯無達は驚いていた。

 高校生の親が33となると今の刃更と同じくらいの年頃に結婚したことに

なるからだ。

 「じゃあ何だよ?妹が欲しいなんて何時の話だよ??」

 『え、確か・・・10年くらい前だな。』

 「そんな昔の事よく覚えてられるな!!」

 刃更は電話の向こうにいるであろう迅に向かって大声でそう言うとこう聞いた。

 「つうかさ、何が言いてえんだよ!?さっさと本題に入れ!!!」

 そう言うと暫くして・・・迅はこう言った。

 『いや、俺さ・・・再婚するんだ。』

 「・・・・ハイ?」

 刃更はそれを聞いて・・・目を点にしていると迅はこう続けた。

 『向こうには2人連れ子がいるんらしいけどその子達が女の子でさあ、

無論お前の事も話したうえでのことだから合って欲しいんだよ。』

 「いや、ちょっと待てよ!?」

 『それじゃあ外出日程分かったら電話しろよー。』

 「ォォォォおい、待てよ親父」

 刃更の引き留めも虚しく通話が・・・途切れてしまった。

 「「「「・・・・・」」」」

 全員それを聞いて暫く呆然としている中刃更は机に突っ伏してこう言った。

 「・・・マジかよ。」

 そう言うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 取り合えず生徒会の仕事を切り上げさせた後に外出届を出して日程を迅に

伝えた後に今後の事を考えた。

 「あ~~。如何すりゃあいいんだよ?」

 そう言いながら布団に入ると隣にいた楯無がこう言った。

 「別に普通にすれば?」

 「?」

 「家族ってさ、血が繋がっていても分かりあえないこととかあるじゃない?」

 「ええ・・・。」

 何だか説得力あるなあと刃更はそう思っている中楯無はこう続けた。

 「取敢えず一度会ってどんな人たちか確かめれば?」

 「・・・そうですよね。」

 刃更は何だか楽になったと思っている中楯無はこう言った。

 「頑張ってね・・・刃更君♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日。

 

 

 

 

 

 

 「お前大丈夫かよ?」

 「これで大丈夫じゃねえって見れたら今すぐ眼科に連れて行ってたぜ親父。」

 刃更はそう言いながらも緊張した表情でいると迅は話を変えようと

ある事を聞いた。

 「そういやあさ、アザゼルから聞いたけどお前・・・『アレ』使えるように

なったそうじゃねえか?」

 「!!・・・まあな。」

 刃更はそう言うと迅はこう続けた。

 「然も理由があの時と同じか・・・それでもあの時とは違って全てが

上手く行ったんだ。大した息子だよお前は。」

 そう言いながら迅は刃更の頭を撫でていた。

 「別に俺一人だったら無理だったよ。」

 「あの時は俺だけじゃなくて一夏にロラン、レイン先輩、楯無さんがいたから

何とかなったんだからな。」

 そう言いながら刃更はこう言い切った。

 「俺は何時かこれを使いこなして皆を・・・今度こそ守り切って見せる!」

 そう言うと迅はにこやかに笑って・・・そうかと言った。

 そんな中で迅は周りを見てこう言った。

 「それにしてもお前の事よく見られてるなあ。」

 そう言うと刃更は今度はげんなりとして・・・こう言った。

 「アア・・・まるでパンダだよ。」

 そう、刃更の事は一夏と同じように特集でテレビや新聞に出ていたので

刃更を知らない人間などいないのだ。

 「まあ、これだけの視線だったら良い道しるべに」

 迅がそう言いかけると入店してきた人を見て全員が・・・おおおと言っていた。

 そこにいたのは・・・美少女達であった。

 一人は銀髪でかなり背が低い事から小学生か中学生くらいだと思われるが

もう一人がとんでもない存在であった。

 赤い髪をツーサイドテールにしたグラビアアイドル真っ青の美女であった。

 すると彼女たちが刃更達の近くに来るとこう聞いた。

 「あの、・・・東城さん・・・ですよね?」

 そう聞くと迅はこう答えた。

 「おお、来たのか?」

 そう言うのを聞いて刃更はえっと思っていた。

 「親父・・・まさか」

 そして迅がこう言った。

 「紹介するよ。こちらは」

 「ああ、私が言います。」

 すると赤い髪の少女が止めてこう言った。

 「初めまして東城 刃更さん!」

 そして自身の名前を明かした。

 

 

 

 

 

 

 「『成瀬 澪』と言います。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが始まり。

 運命は交錯し、一夏と刃更。

 二人の運命がまた新たに紡がれる。




 え、・・・トイレのシーン。
 あれはね・・・流れて逝ったよ。
 トイレだけに。

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