「一夏っ!!体の傷は大丈夫なのか!?あれだけの傷があったのに何故・・・。」
箒は一夏の近くに行くや否や一夏の体の傷を気にしていた。
一時とは言え重傷だったのにも関わらず戦場に来るということに驚いたのだが一夏は箒にこう言った。
「あ、それなら治ったぞ。」
「治ったってあれ程の傷だったのにか!!??」
「まあいいじゃねえかそれよりも箒・・。」
「それどころじゃないっていうレベルの問題じゃないぞ!!」
一夏の言葉に箒は怒りながら言うと一夏はこう言った。
「あいつヤバいぞ。」
「ウウッツ・・・。」
箒は一夏の方を見ると「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」が呻き声を
上げながら立ち上がると一夏の方を向いてこう言った。
「マサカマダイキテイタトハナニンゲン・・・イヤナニモノダオマエハ?」
「ただの人間だよ。・・・お前を倒すが付くがな。」
一夏の言葉に「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」が怒りを露わにした。
「ホザケレットウシュゾクガ!!」
「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」が右腕の「フュージョン・カノン」を一夏の方に向けると一夏は持っていた2振りの日本刀「嵐断」の刀身の峰を合わせると巨大なプラズマソードを纏ったバスターソードになり「フュージョン・カノン」を弾いた。
「ナニッ!!」
「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」が驚くと一夏の機体の脚部からホイールが出てきて高速で「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」に向かった。
「チィ!!」
「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」が飛ぼうとすると上からレーザーの雨が降ってきた。
「行け一夏!!」
「援護します!!」
刃更とマシュが援護射撃して「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」の行く手を塞いだことにより飛べなくなった「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」を見て一夏はそのまま斬りかかった。
「うおりゃ!!」
「ナメルナニンゲン!!」
「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」がそういうとフィンレーザー砲をくの字にすると今度はシールドを形成した。
「何!!」
「攻撃だけじゃなく防御にも使えるなんて・・・。」
刃更とマシュが驚くと一夏はフッと笑みを浮かんだ。
「ナニガオカシイニンゲン?」
「これでお前は攻撃できないよなあ?」
「・・・マサカ!!」
「もうおせえよ!!」
そう言うと一夏は翼のアンロックユニットからビット兵器「神翼」を10基も
射出した。
よく見ると砲台が1つではなく内部に2つの砲身があるのがわかる。
そしてそれがチャージされると全ての砲台から一斉掃射された。
「グワーーー!!!」」
「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」が悲鳴を上げると今度はよく見ると翼部の砲台「月龍」を出して攻撃し、「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」を
吹き飛ばした。
「グアアア!!」
そして「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」は逃げるようにそこから離れた。
「追うぞ!!刃更!マシュ!!」
「おう!!」
「はい!!」
一夏は2人に指示して「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」を追いに行った。
「(一夏が来てくれた・・・!)」
箒は嬉しかったのだ。
一夏が生きてくれたという喜びをかみしめていた。
すると箒に向けて通信が入った。
その人物は・・・「篠ノ之か・・・?」
「織斑先生!!」
千冬が通信してきたことに驚くと千冬は箒にこう言った。
「篠ノ之、落ち着いて聞いて私たちのところに来い。」
「何をするんですか?」
「・・・あいつに一泡吹かすための作戦だ!」
その顔は何かを考えた目であった。
箒は指定された場所に行くと千冬だけではなく
鈴音、ロラン、ヴィシュヌがそこにいた。
「皆何で・・・?」
「何でって決まってるじゃない箒!」
「私達が出来ることをするだけさ。」
箒の言葉に鈴音とロランがそう言った。
「篠ノ之、その機体は確か他の機体の武器やエネルギーの供給や同調が
出来るんだよな?」
「・・・はい。あの姉の言う事が正しければ・・・まさか!!」
箒は千冬の質問に答えるとある事を解いた。それは・・・
「ああそうだ箒、私達の機体のシールドエネルギーと武装をお前経由で追撃している連中に分けてやれということだ。」
千冬の言葉に箒は帰りはどうするのかと聞こうとすると鈴音が前に出てこう言った。
「馬鹿言わないでよ箒!!まずはあの化け物を何とかすることでしょうが!!」
「私達は自分で何とかしますし皆様が勝てば送ってってくれるでしょうし。」
ヴィシュヌがそう言うと千冬はこう言った。
「これはお前たちの生存率を上げるということで最適な方法だと思っている。やってくれ箒、我々皆の為に。」
その言葉に箒は今でも戦っている一夏達の事を考えるとこう言った。
「・・・皆の想い。私が引き継いだ。」
「それではみんなやるぞ!!」
「「「はい!!!」」」
そういうとそれぞれのISからケーブルが出た後鈴音は衝撃砲を、千冬は近接格闘用の換装武器1式を装備するとエネルギーを確認して全員を見た後こう言った。
「行ってくる!!」
箒はそう言うと一夏達の所まで飛び立つと千冬は他の専用機乗りに聞こえないようにこう言った。
「・・・時代は変わるか。」
その時に千冬は一人の人間の・・・教師の顔であった。
「おらああ!!」
「ぜえええ!!」
刃更とマシュがそれぞれ剣を振りかざすと
「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」はそれをシールドモードにした
フィンレーザー砲で防御すると一夏がそのまま真っすぐ斬りかかろうとするがそれを
右腕の「フュージョン・カノン」で砲撃した後無理やり引きはがして3人から離れた。
「畜生・・・。」
「何て強いんだ・・・」
「くそっ・・・エネルギーが・・・。」
刃更とマシュの機体のエネルギー残量が20パーセントに対し一夏の方は後7%
しかなく戦闘が困難になりそうだったのだがレーダーで箒の「緋燕」が色々な武装を持ってやってきたことに驚くと一夏達に向かって箒はこう言った。
「皆受け取れーー!!」
そう言うと箒の「緋燕」の背部の装甲から小さな砲台みたいなものが出ると一夏達にそれを向け撃った。
「ナンダコレハ?」
「シルバリオ・ゴスペル・ガルバトロン」が不思議がると一夏達は
その現象に驚いた。
「こ、これは!!」
「エネルギーが・・・。」
「回復してる!!」
マシュは、刃更、一夏がそう言うと一夏の機体からあるデータが出ると一夏は顔を
綻ばせこう言った。
「一緒に闘おうぜ!!サラ!!〈黒式〉・・・いや、〈黒式・焔天〉!!」
『うん、一緒に闘おう一夏。」
『奏でよう我々の歌を』
そして2人はこう言った。
『『永久に語る歌を!!』』
次で歌の正体が分かります。
(次回詐欺ですみませんでした。)