一夏、刃更、マシュ、箒の4人は機体の相性と誰を乗せるかで移動しながら決めた結果
一夏は刃更を乗せ、箒はマシュを乗せることで合意した。
一夏は箒に作成の確認を聞いた。
「いいか箒、最近は俺が〈シルバリオ・ゴスペル〉を砲撃して注意を逸らすから箒はマシュを運んだあと刃更の護衛に着くだが・・・。」
「分かっているさ一夏、私はまだこいつを扱いなれていない素人だ。だがそれでもやれるだけのことはするし臨機応変に対応するさ。」
「それに箒だけではなく、私もいるんで当てにしてくださいよ一夏。」
「俺もなるだけ早く発動させるようにするからな。」
そしてマシュ、刃更もこう言った。
すると千冬からISのオープン・チャンネルで4人にこう言った。
『4人とも聞こえるか?今回の作戦は短期決戦だが無理だと思えば
すぐに引くようにしろ、その時は最寄りの教員が撤退の支援をする。・・・全員無事に戻れよ。』
「「「「はい!!!!」」」」
千冬の言葉に4人が一斉に答えた。
『それでは・・・作戦開始だ!!』
千冬の言葉に先ずは一夏と刃更、そして6秒後に箒、マシュのチームが出撃すると箒は「緋燕」を高速機動モードに変形すると直ぐに一夏達に追いついた。
束曰く「この機体はエネルギーの殆どを推進力にしてるから最大速度はイタリアの『テンペスタⅡ』の3倍以上の速さなんだよー。」
一夏と箒は衛星情報をリアルタイムで機体に送信されているため
「シルバリオ・ゴスペル」の現在位置が分かるのである。
今回現場監督を任された一夏はハイパーセンサーで「シルバリオ・ゴスペル」を
捉えた。
「箒、合図と同時にマシュと切り離して後退しろ!!・・・今だ!!」
「わかった!!」
箒は機体のスラスターを逆にして速度を下げると同時にマシュが
6連装ミサイルポッドからミサイルを出すと「シルバリオ・ゴスペル」はそれを高速飛行しながら躱した。
するとミサイルはソニックウェーブで破壊された。
そして一夏も刃更を離した後「炎龍」で砲撃するも「シルバリオ・ゴスペル」はそれをまたもや避けたのだ。
この「炎龍」はビット兵器「電羽」のエネルギーを集約するためオールレンジ攻撃ができなくなった代わりに火力を底上げするようにしたのだ。
すると「シルバリオ・ゴスペル」が機械音声でこう言った。
「敵機を確認。迎撃システム起動。≪銀の鐘(シルバー・ベル)≫稼働開始。」
するとスラスターの1部が翼のように広がり・・・一斉に光の弾丸が降り注いだ。
マシュはビット「アヴァロン・ヴェール」を広げて一夏と包むようにシールドを
張った。
「くそ!!なんて広範囲なんだ!!」
一夏は毒を吐くも範囲だけではなく爆発の規模にも注目した。
「(着弾と同時に抉るように爆発する・・・これじゃあマシュのシールドも長く持たない!!)」
一夏はそう思いながら刃更の方を見た。
刃更は剣の方に集中しており少しずつだがその光が淡く輝いているのが分かる。
「マシュ!!刃更の準備が整うまでシールドエネルギーを減らすぞ!!」
「分かりました!!」
そう言うと一夏とマシュは攻撃が終わった瞬間を見計らって二面同時攻撃で
攻撃を始めた。
しかし攻撃を避けながら撃つを繰り返して決定打が出なかったが突如「シルバリオ・ゴスペル」がイグニッション・ブーストで上空に行き再び一斉掃射しようとするとマシュは少し笑顔でこう言った。
「・・・読み通りですよ。一夏。」
「シルバリオ・ゴスペル」は一夏の姿がないことに気づくと「シルバリオ・ゴスペル」は真下の方を見ると・・・一夏がチェーンブレイドを〈守の岩戸〉で展開して
「シルバリオ・ゴスペル」の胸に・・・突き刺したのだ。
「LaLaLaLALA!!!」
「シルバリオ・ゴスペル」が悲鳴のような声を上げた後一夏は駄目押しで「無炎」と「無炎弐式」を当てた瞬間・・・何かのデータ映像が流れた。
砂漠の遺跡で自分の顔を自分の武器で半壊した後背面部のスラスターがキャノン砲になってそのまま命中して吹き飛ぶ・・・自分が
「もういっちょ!!」
一夏は「炎龍」で撃ち落とそうとすると「シルバリオ・ゴスペル」が突然震えだすと・・・機械音とナニカの音が混ざり合うようにこう言った。
「Puraimeーーー!!!」
すると「シルバリオ・ゴスペル」の両腕から・・・鋏とキャノン砲がくっ付いたようなキャノン砲が出てきた。
「「なっ!!」」
一夏とマシュが驚くと「シルバリオ・ゴスペル」がそれを打ち始めた。
それは「シルバリオ・ゴスペル」の光弾と同じ色である事から同じ兵器であると推測されるが・・・威力が違った。
「キャッ!!」
マシュはそれをシールドで防ごうとするとその威力で吹き飛んだ。
「マシュ!!」
すると「シルバリオ・ゴスペル」はそのまま一夏に突っ込んできた。
「ぐわっ!!」
一夏は辛うじてそれを実体剣が付いている「無炎」で防ぐと
「シルバリオ・ゴスペル」は一夏を見るとこう言った。
「オPuティMaスーーー。」
「な、なんだこいつ?(まるで恨みを持っているようだ)。」
暫くの間鍔迫り合いが続くと「シルバリオ・ゴスペル」は突如下にへと向かった。
そこには1隻の漁船があった。
「な、なんでこんなところに漁船があるんだよ!!??」
一夏は「シルバリオ・ゴスペル」を追いかけながら箒にこう言った。
「箒、密漁船らしきものを見つけたからここから遠ざけてくれ!」
「な、先生方は何をやっているんだ!!??」
箒は文句を言いながらその船の後ろに着くとそこにいたアジア系の人間が文句言っているように見えるが箒はそれを無視して最大加速で離すようにした。
「マシュ、お前はビットで刃更を守りながら箒を援護してくれ!!・・・
俺が引き付ける。」
一夏はバスターソードを振り上げるとそのまま「シルバリオ・ゴスペル」に突進すると「シルバリオ・ゴスペル」も鋏状の武器で受け止めるとまるで待っていたかのような感じであった。
すると「シルバリオ・ゴスペル」のスラスターがすべて翼のように広がった。
「し、しまった・・・。」
「ニンゲンニキヲトラレテイルカラマケルンダ・・・シネプライム!!」
すると〈シルバー・ベル〉の一斉掃射が一夏を襲った。
「ぐわあああああああ!!!!!!!」
全弾当たったことで装甲がいくつも壊れ全身がぶつけられるような痛みが襲うと爆炎から出た一夏に「シルバリオ・ゴスペル」は鋏状のキャノン砲を一夏の腹部に充てるとこう言った。
「キサマモコレデオシマイダ!!」
そしてキャノン砲による一撃で一夏はそのまま海に叩きつけられた。
「一夏ーーー!!!」
刃更の大声と同時に剣が光り輝くと刃更はそのまま「シルバリオ・ゴスペル」に
突撃した。
「てめえーーー!!!」
すると「シルバリオ・ゴスペル」は武器を収めると今度は銃を出してきたのだ。
そしてその銃が両腕と一体化し、翼のエネルギーがそれに集約し始めたのである。
それを感じ取った刃更は咄嗟にその砲撃を「バニシング・シフト」で打ち消すと既に「シルバリオ・ゴスペル」がどこかに消えていた。
そして残ったのは悔しがる刃更と海から出てきた箒とそれを引っ張り出している
マシュと・・・ボロボロになった一夏がいた。
「シルバリオ・ゴスペル」が暴走した原因って分かりました?