見た目は「マクロスフロンティア」に出てくる「VF-27 ルシファー」と
「ガンダム00」に出てきた「ガンダムキュリオス」を足して2で割ったタイプ。
篠ノ之束が1から作ったIS.
箒の戦闘パターン(どこで仕入れたのか)を元手に作った機体。
機体は可変式バックパックを採用しており高機動を重視している。
箒がまだ初心者である事を考慮し最低限の兵装にしている。
第3世代兵装
「オールコネクト」
IFFにより味方識別されている機体の武器ならばどの武器にも使えるというど利点がありシールドエネルギーの戦闘中の補給ができる。
試作OS
「無段階移行〈シームレス・シフト〉」
普通のISは戦闘データの蓄積が最高潮に達したときに次のステージに移行できるがこの機体はそのデータで武器が作れるためその状況にあった兵器ができる。
武装
日本刀 「八雲」*1
ガトリング砲*1
「た、大変です!お、お、織斑先生っ!!」
突如山田先生が連絡用の通信端末を持って尋常じゃないくらいの慌て具合で千冬の所まで走ってきた。
千冬は通信端末を見ると表情が一変した。
すると千冬が山田先生に手話でやり取りを始めるが一夏はそれを見るとその内容が
分かり顔を青くした。
「そ、それでは私は他の先生たちに連絡してきます!!」
「頼みます、山田先生。--全員傾注!!」
千冬が全員に聞こえるように手を叩いてこう言った。
「現時刻よりIS学園教員と専用機乗りは特殊任務活動を行うため今日のテストは
中止とする。各班は旅館に戻って連絡があるまで各自自室待機とする。以降許可なく室外に出たものは厳罰に処するためそのつもりでいる事。以上!!!」
「「「「「は、はいっ!!!!!」」」」」
生徒全員が動く中千冬は箒を呼び止めた。
「篠ノ之、お前も専用機乗りとして来い!!」
「は、はいっ!!」
全員が走る中刃更は一夏の顔が青くなっていたことに気づくとこう聞いた。
「一夏何があったのか?」
一夏は刃更にこう言った。
「ああ・・・ヤバいことだよ。」
一夏達はIS試験用のビーチの地下にある格納庫に教師人たちと一緒にいた。
ここには万が一に備え作戦が立てられるように簡易性の司令部が存在している。
「では、現状を説明する。山田先生お願いする。」
すると照明を落とすと空中投影ディスプレイが浮かんできた。
「今から2時間前、ハワイ沖で試験稼働にあったアメリカとイスラエルが共同開発した第3世代機の軍用IS「シルバリオ・ゴスペル」が制御下を離れて暴走を起こ監視空域より離脱。その後衛星による追跡の結果、現在この機体は50分後にここから2キロの空域を通過したと後、本土に入り1時間後に東京に入ることが分かり学園上層部はこれを対処するよう通知が来ました。」
山田先生の説明に刃更と箒は驚くと同時にそれ以外の一夏達は厳しい
顔つきになった。
「教員は学園の機体を使いここ一帯の封鎖をするため専用気持ちが戦闘を行うことになった。」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ織斑先生!!軍はどう動くんですか!!??」
刃更が千冬に質問すると千冬は顔を俯きながらこう答えた。
「・・・現在軍は機体の調整と積み込みの為1時間必要とするため
参加できないそうだ。」
「分かりました。すいません織斑先生話逸らしちまって。」
「嫌良いんだ刃更、我々が本来やることをお前たちに押し付けているからな。」
刃更は千冬に謝ると千冬も刃更に謝った後全員に顔を向けるとこう聞いた。
「それで何か意見があるものがいなければ作戦会議を始めるが・・・いないようなので始めるが何かあるか?」
すると一夏が最初に手を挙げた。
「目標ISの詳細なスペックデータの開示を要求します。」
「わかった。但しこれは2国間の最重要軍事機密の為情報漏洩が発覚した際には査問委員会による裁判と最低2年の監視が付くからそれを覚悟するように。」
「わかりました。」
そして全員手元にある端末から「シルバリオ・ゴスペル」のデータが届いた。
「広域殲滅を目的とした特殊射撃型って何だこの兵器は?スラスターと砲口が1つになってるってこれじゃどちらのスラスターを使うかわからねえよ。」
「然も私の甲龍よりもスペック高いわよ!!」
「然も格闘性能だけではなく格闘兵装が分かりませんし、偵察隊を出してはいけないでしょうか?」
一夏、鈴音(ガスマスク装備)、マシュの順にそう言うと千冬はマシュの言葉に
対してこう答えた。
「無理だな。現在でもこいつは超音速飛行をしているからアプローチは1回程度だ。」
千冬の言葉にヴィシュヌはこう言った。
「となると一撃必殺の攻撃力を持っていないと無理ですが我々の中でそんなことが出来ると言えば・・・」
「刃更だな。」
ロランが刃更の顔を見てそう言った。
全員が刃更の方を見ると刃更は自分の腕を見た後こう言った。
「分かった。俺が奴を倒す・・・って言いたいところだけどあの技は溜めに
時間がかかるから誰かもう一人付けてくれるとありがたいんだけど。」
「それは俺がやるよ。」
「一夏!!」
一夏が立候補すると箒が驚愕した。
「俺のISだったら攻撃を何回かは耐えられるしそれに専用パーツも
取り付けられてるから高速戦闘もできるしな。」
「織斑、超音速下での戦闘訓練時間は?」
「50時間やった。」
「・・・よし織斑と東城を・・・」
「ちょっと待ったー!!!」
突如束が後ろの扉から出てきた。
「束、お前の戯けた話に今突っ込む時間がない・・・」
「だったら箒ちゃんの『緋燕』も出してよ!!箒ちゃんの機体にはまだ説明してない奴があったからそれ使えるよ!!」
「何?」
束の言葉に千冬が疑うように聞くと束は空中投影ディスプレイを出した。
「『緋燕』には他のISの武器やパーツ、エネルギーを使うことが出来る〈オールコネクト〉があってねたとえどんな規格のパーツでも使えるし本人の許可さえあればISの武器を自由にできるっていう物だからこれを応用して他のISと同期して運ぶことが出来ると思うよ!!」
その言葉に全員がどよめいた。
そのシステムがあれば味方限定とはいえあらゆるISが使えるということだ。
一夏は心の中でそれがもう1つある事を思い出した。
「(それって『黒式』に最初に入っていた〈ハック〉と同じってまさか束さんは俺と箒が共闘することを計算したISってことじゃないだろうな。)」
そして千冬は箒にこう聞いた。
「篠ノ之、これは訓練じゃなく実践だ。もし嫌なら無理強いはしないが
お前はどうしたい?」
千冬は箒にどうしたいのかを告げると箒は唯依や和、刃更、学園の皆や剣道部の先輩たちの顔を、そして一夏を見た後こう言った。
「・・・やります。私がやらなければ一夏が最も大変になりますし、それに私はここにいる皆を守りために戦いたいです。」
「箒ちゃん( ;∀;)。」
束は箒の言葉に涙すると千冬は箒と刃更の護衛としての人間を選出するため一端端末にある専用機情報を見て決めた。
「よし!!作戦メンバーは第1班『織斑、東城』と『篠ノ之、キリエライト』とする。後のメンバーは万が一に備え待機せよ・・・以上!!」
「よし、刃更、箒、マシュ!!!
俺たちはフォーメーションと武装のチェックするぞ!!!」
「おお!」
「ああ!」
「はい!」
一夏の言葉に刃更、箒、マシュが答えてチェックする中少し離れた場所で教員の1人が怪しげな笑顔を見せたのを知る者はいなかった。
次の話から戦闘に入ります。