カオス・ストラトス   作:caose

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 不幸は人を替えて続く。


不幸ごとは哀れにも訪れる。

 一夏は少し落ち着いた後刃更に誘われて一夏達は海へ行く準備をして別館に向かおうとすると箒と唯依が旅館の庭の1角にあるものを見ていた。

 「おおい唯依、箒どうしたんだ。」

 「ああ、一夏。」

 「それが・・・あれどう思う?」

 箒が指さした方角を見るとそこに・・・兎の形をした時計がそこにあったのだ。

 然も頭頂部にあるボタンのすぐ下のは紙でこう書かれていた。

 『押さないでね♪』

 「「「「「「・・・・・・怪しい。・・・・・・」」」」」」

 全員一致で出た答えがそれだった。

 暫くすると一夏がこう言った。

 「よし、壊そう。」

 「「「「「賛成。」」」」」

 そう言うと部分展開して一夏は銃剣【無炎】を、

刃更は西洋銃『ダウンフォール』を、マシュは複合兵装『ドラゴン・カリバー』を、ヴィシュヌは専用機「ドゥルガー・シン」の遠距離兵器『拡散弓 クラスター・ボウ』を、ロランは『スピーシー・プランター』を出して箒が時計を投げると一斉掃射した。

 然し爆風が止むもその時計はびくともしなかった。

 すると千冬が何事かと思いやってきた。

 「何をやっている!!機体を使うのは明日のはずだぞ!!」

 そして箒が事情を説明した後その時計を一瞥すると溜息を吐いた。

 「篠ノ之、それ押してみろ。私が責任持つ。」

 「あ、・・・はい。」

 箒は観念したかのようにその兎の方に行って頭頂部のボタンを押すと・・・

音楽が流れてきた。

 「なあこの音楽聞いたことがあるんだけど・・・。」

 「ああ確かにな・・・。」

 「紅白で定番のな・・・。」

 一夏、刃更、唯依がそう言うと地下から何やら音が大きくなりそれにつれて

音楽も大きくなっていた。

 --○しみもーーー

 すると地下から・・・巨大なタケノコが現われた。

 「「「「「「!!!!!!」」」」」」

 ---それも○ーーー

 するとタケノコが花開くように割れるとその中から・・・

 「○生!!」

 派手な着物のようなドレスを着た篠ノ之 束がいた。

 「あーあー」

 「「「「「小林 ○子ーーー!!!」」」」」

 「「「???」」」

 日本勢はまあわかるであろうあの大物演歌歌手であることでいろんな意味でびっくりした。

 暫くして歌が終わると千冬をみてこう言った。

 「あ、ちーちゃん。ひっさー。」

 一方の千冬は頭を抱えながらため息をつく。

 そして箒を見るなり束は箒に一直線に向かって抱きしめた。

 「箒ちゃーーーんんん!!!久しぶり!!!」

 「うわっねえさん!!何でここに!!??」

 すると束は箒に向かってこう言った。

 「箒ちゃん・・・服脱いで♡」

 「はっ?」

 箒は間の抜けた返事をすると近くの部屋に箒を押し込むと一夏に向かって

こう言った。

 「あ、いっ君。直ぐに終わるから待っててねえ。」

 そういうと箒のいる部屋に入った。

 「んじゃ俺達先に行くからマシュ、ヴィシュヌ。ロランを抱えてくれ。」

 「「??わかった。」

 2人はロランの両脇を掴むとロランはひきづりながらこう言った。

 「え、何で私は駄目なんだ。私も一緒にいたーいーー!!」

 そしてロランが去った後部屋で物音がした。

 「な、なんで服を脱がなければならないんです!!??」

 「いやーそれは後のお楽しみって言うことで早く脱いじゃってよ箒ちゃん。」

 「嫌です!!脱がされるんなら・・・(一夏としたいです)。」

 最後は聞こえづらい物だったがいつの間にか千冬が消えていたことに気づいた一夏は更に声が大きく響くのを聞こえた。

 「ty、ちょっと待って下さ・・あ、なんでブラジャーまで・・・イヤー!!!」

 「ほほう、Jの100か・・箒ちゃんも成長したねぇ。これなら束さんのRカップも近いんじゃないかな?」

 「s、そんなに大きくなりたくは・・・って何処触って・・・あん。」

 「おやおや、胸の頂上がないけどま、いいか測りやすいし。」

 「ちょ、ちょっと待って・・・タスケテ一夏---!!!」

 色々と駄々洩れなものがあるが一夏と唯依はかわいそうに思いながらも顔を真っ赤にして待っていた。

 --数分後ーーー

 部屋から顔を真っ赤にして怒っている箒が出てくると束は後から部屋に出て

箒に向かってこう言った。

 「箒ちゃーーん。誕生日楽しみにしててねーー!!」

 「もう来るなーーー!!!」

 箒の台詞は届いたんだろうか・・・聞くこともなく束はタケノコ型のドリルに乗って何処かへと言った。

 そして一夏達の方を向くと箒の顔が羞恥での真っ赤になって後ずさりしながらこう言った。

 「いや、私は・・・私は・・うわーーーー!!!」

 そう言いながら走っていった。

 そして一夏と唯依はお互い顔を合わせるとこう言った。

 「それじゃあ・・・行くか。」

 「ああ・・・そうだな。」

 既に疲労感ありありの心持で海へと向かった。




 喰われるのは一夏だけではないのだよ。(姉限定)

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