箒と唯依は一夏達が出た後時間をずらして外出したのだが彼女たちが向かったのはショッピングモールではなくある特定の女性雑誌に掲載されている店だった。
そこは女性専門の店が立ち並び入るのは
学園島にある店か武偵校、IS学園の女性又は女生徒だけなのだ。
最近は女尊男卑の人間が少なくなっているがここに来るのは
いろんな悩みを持つ女性が入るところなのだ。
そして箒と唯依はある店に向かった。そこは・・・
「ここだよ箒。」
「ここか唯依。」
「「巨乳女性専門の下着、水着専門店『パッション・クイーン』!!」」
・・・何大声で言ってるんだこの娘達は・・・
まあこの2人は唯依の場合ぎりぎりだがショッピングモールにある下着専門店で買うことがあったのだが箒の場合中学生の時から下着を買うときには女性のSPと一緒に
自分のバストに会う下着専門店で買わなければならなかったのだ。(その際女性のSPは血の涙だったらしい。)
そして箒と唯依は他人の眼(男性や羨ましそうに見る女性)を気にすることなく
買える場所としてここを選んだのだ。
そして2人が意を決して入るとそこにあったのは・・・
「「こ、これは・・・!!」」
バスト順で並べられている下着、オリジナリティー溢れる水着などが
揃っていたのだ。
そしてそれを買う女性たちも少数ではあるが皆大きいのだ。
これを見た後箒と唯依は涙を流しながら頤の顔を見合ってこう言った。
「唯依・・・。」
「箒・・・。」
「「ここは私たちの天国だ!!」」
そう言うとお互い抱きしめあうのだがなんだかなあと思うところである。
暫くしてお互い離れると先ずは自分の下着に合う
バストサイズのブロックへと向かった。
「あ、これ可愛いな・・・・あ、これも中々。」
「ふむこれは私向きだな・・・これは・・・一夏との初夜に・・・。」
上から唯依、箒と言う順番にそれぞれ感想を述べるとそのブロックにいた女性達
(武偵校生徒も含む)と話し合いながら買い物をしていた。
中には意識している男性を振り向かせたいため嘗てやった事の意見交換をしながら買っていると箒と唯依は水着のブロックに向かうと目が点になった。
そこにあるのはバストがはみ出していたり紐しかなかったりとどう考えても何これと言うしかないものがあったのだ。
然もこれには・・・
「「わ、ワンピースが無いだと・・・。」」
2人が選ぼうとしたのは上半身を隠せるタイプが欲しかったのだが
それがないということに愕然とした。
するとそこにいた女性の店員が箒と唯依を見てこう尋ねた。
「お客様、どうかなさいましたか?」
箒と唯依が事情を説明するとその店員は箒と唯依の体つきを見た後こう言った。
「ご安心ください、お客様!!お2人に合う水着を必ずや見繕って見せましょう!!」
そう言うとまずその店員は箒と唯依の買い物籠から下着を出してサイズを確認した後その色に合う水着を何着か箒と唯依に持っていくと2人を試着室に
水着と一緒に突っ込んだのだ。
・・・それから暫くして・・・
「お客様、お似合いですよ!!私の観察眼は正しかったんだ!!!」
「「あのー、・・・ビキニはちょっと・・・。」
そこから出てきた箒と唯依は・・・白と黒のビキニを身に纏っていたのだ。
「何言ってるんですかお客様!!唯依様はその青い瞳に合うように、
そして箒様は少し冒険心を湧きだたせるような水着に仕上げたんですよ!!」
唯依の水着は黒のスカートが付いた水着、箒の水着は白に緑色のラインが中心に1本線退いているような感じななのだが・・・2人とも少しはみ出すようになっているため少し恥ずかしさがあるのだ。
「それに2人の想う男性の共通点は鈍感である事です!!その水着を着て彼と2人っきりになった所でその瑞々しくハリのあるバスト、細くくびれた少し力を加えるだけで折れてしまうようなウエスト、柔らかそうで思わず触りたくなりそうなそのヒップで誘惑すれば間違いなしなのです!!」
それを聞いた箒と唯依は雷が落ちたような衝撃を受けたのだ。
確かにそう言う雰囲気になれば若しくは・・・という皮算用が浮かんだのだ。
そして2人は何着かの水着を買うことにして店から出た。
そして2人はお互い見合うと心の中でこう思っていた。
「「(絶対負けない!!」」
昨日の友は今日の敵。