カオス・ストラトス   作:caose

111 / 186
 第3巻始動


第3章 境界線のメタルリバース
それぞれの夏の朝


 7月の暑い日一夏と箒、唯依は剣道部で朝練をしていた。

 3人はお互い高め合うように稽古をしていた。

 」」「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」

 「はい、ではまた放課後に会いましょう。皆さんは道場の床の掃除と水分補給、体を洗うのを忘れないでくださいね。」

 ここの剣道部の顧問は山田先生と千冬の間に日本の代表候補生である「折木 有里」と言い相手の弱点を突き武器のみを破壊するという戦い方から「武器殺し」と言う

異名が付いた。

 生徒たちは帰り支度をし一夏は箒にこう言った。

 「じゃあ箒俺先に帰るから。」

 「わかった。それじゃあ私達はシャワー室に行くとするか。」

 「そうだな。じゃあ一夏また食堂で。」

 「おおわかった。」

 そう言うと一夏は自分の部屋に帰ると箒達は部活棟にあるシャワー室へと行った。

 そして2人はシャワー室に入るのだが何故か2人は端っこに行ったのだ。

 その理由はというと・・・

 「やはり大きくなっている・・・胸が」

 「最近きつくなってると思ったら・・・やはり増えてるな・・・バストが」

 この2人の共通の悩み・・・それは胸が大きいことだ。

 ついこないだうっかりと目立つところのロッカーに服と下着を入れていた時

それを見ていた生徒が・・・「大きい」と言ったことから始まり挙句の果ては・・・  「スイカ」

 「メロン」

 「ビーチボール」と言った連想ゲームまで至ったので翼から端っこのシャワー室を

専用に使わせてくれるように折木に頼んでもらったのだ。

 「そう言えばそろそろ臨海学校があったな。」

 「ああそういえばな・・・水着買わないとな。」

 「「はーー」」

 臨海学校では1日目は自由に出来、2日目はIS装備の稼働実験があるのだが少女たちはその1日目にある自由時間を使って一夏や刃更と急接近できないかと画策しているのだが箒と唯依はその体型からか水着は必ずと言っていいほど

胸を強調するものばかりなのだ。

 「箒・・・今週末水着と下着、買いに行こうか?」

 「そうだな唯依、こればかりは一夏と一緒は無理だ。」

 「私たちは友達だ箒。」

 「そうだな唯依・・・いろんな意味でな。」

 これは友達と言うより同族というものである。

 

 刃更の部屋

 刃更は最近暑苦しくなってきたのでクーラーを点けて寝ているのだが

それでも熱いのだ。

 刃更は魘されながらも目を開けるとそこにいたのは・・・

 「おはよう刃更君♡」

 Yシャツを着ているだけで下半身パンツ1丁の楯無がそこにいた。

 刃更は頭を起こすとため息ついた後神がかりな速さで・・・

楯無を布団で簀巻きにした。

 「刃更君解いてよ!!暑いよ~~~」

 楯無は跳ねながら抗議するが刃更は楯無を見下ろすと無慈悲にこう言った。

 「さてと楯無さん選ばせてあげますよ。虚さんに報告しますか?

織斑先生に報告しますか?どっちにしますか?」

 それを聞いた楯無は顔を真っ青にして反論した。

 「どっちも嫌よ!!!虚ちゃんに言ったら精神的に死ぬし、織斑先生だと肉体的に死ぬから嫌だ~~!!」

 跳ねながら言うが刃更はそれしか選択肢を与えていないという訳ではなくもう1つの選択肢を思いついて楯無を抱えた。

 「刃更君・・・何処へ行くの?」

 「薫子先輩のいるところですよ。」

 それを聞いた後楯無はじたばたして逃下用ともがいた。

 「嫌よーー!!こんな所薫子ちゃんが見たら絶対ネタにされるーーー!!!」

 「自業自得です。」

 「嫌ーー~~~!!」

 その後薫子の部屋にまで連行された楯無は本人から

「何かCMに出てくるタラコみたい~~!!!」と腹を抱えながら写真を撮られ、楯無はその恰好のままこう言った。

 「違うもん・・・タラコじゃないもん・・・タラコじゃないも~~ん!!」と跳ねながら去って行った時の状況をテレビカメラで撮影され、動画投稿サイトにアップされたことから楯無の事を「タラコ無会長」とネタで呼ばれたのは

それから数時間後の事であった。 




 あのCMの内容あのってクローン兵みたいだなって思った事ありません?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。