カオス・ストラトス   作:caose

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 シャルロット・デュノアの処分と報告だよ。


後処理と報告

 さてと・・・一夏と刃更が風呂場で色々あっている間1機のヘリコプターがIS学園にある物資輸送船にあるヘリポートに降りてきたのだ。

 そこには山田先生と轡木校長が舞っている中1人の男性が下りてきた。

 その男は顎に髭を生やしきっちりとした髪をしていて優しそうな風貌をしていた。

 彼の名は「ジィーン・スマイラス」と言いフランス司法警察局の警視をしており何処からかわからないが情報提供でデュノア社の不正疑惑の捜査をしている。

 「お初めましてジィーン・スマイラスと言います。」

 「こちらこそお初めまして、摩耶・山田と言います。今日は夜分遅くに来てくれたことに感謝します。」

 「いえいえ、こちらこそ仕事ですので気遣いは不要ですが・・・例の重要参考人は無事でしょうか?最悪口が開ければそれでいいのですが?」

 「あーそれなら案内しますよ。山田君、お願いします。」

 「あ、はい。こちらです。」

 お互いが自己紹介した後ジィーン・スマイラスは

シャルロット・デュノアの安否を聞くと轡木校長が山田先生に道案内を頼んだのだ。

 

 そして彼等は地下にある懲罰部屋に入るとそこには警棒を持った千冬と

ナイフを持った虚、鉤爪を付けた本音と椅子に縛られ身動きが取れずボロボロになったシャルロット・デュノアがいた。

 しかし今の彼女は最初にこの学校に来た時のような甘い笑顔がなくなっていた。

 足はナイフが何本も刺さっており服で分からないが内蔵が幾つか破裂していてそれにより口から血を吐いていたが顔はもうどうしようもなかった。

 目は右目が抉り出されていて歯も何本か欠けており顔面は膨れ上がり

面影がなくなっていたのだ。

 スマイラスはシャルロット・デュノアの目の前でこう言った。

 「シャルロット・デュノア、聞いているかどうかわからないが君には性別詐称、違法システムの使用、スパイ行為の容疑で逮捕する!!」

 その後スマイラスは彼女の荷物と音声データを受け取るとシャルロット・デュノアをヘリに乗せてそのまま飛び立っていった。

 

 そして次の朝ある新聞の見出しで大騒ぎだった。

 『デュノア社に強制捜査!!デュノア社の社長と社長夫人逮捕!!』

 ニュースでもこの話がトップになっており捜査の状況や罪状についてなどが問いただされているのだ。

 そしてシャルル・デュノアがいないことに生徒全員が疑問視する中ようやく1人部屋になり落ち着いて眠れた刃更と昨日の1件でぐったりと机に突っ伏している一夏がいた。

 あの風呂騒動の後刃更は一夏の看病をし(着替えはロラン達が刃更監視の元した。)一夏を箒に託したのだ。

 次の日朝に一夏はロランに合うとロランは一夏の耳元まで近づいてこう言った。

 「(あの時はあんなに出したのにもう元気なんだね。・・・次があったら最後までしような・・・一夏♡)」

 あの時のは夢ではないことにOrzだったらしい。

 暫くすると千冬と山田先生が入ってきたので全員が座ると千冬は全員にこう言った。

 「皆も知っていると思うが今回デュノア社が捜査対象になった事によりシャルル・デュノアは本国に帰国したのだがいつ帰るかわからんので退学届を出した。

 ISについては本国でデータを取ることになったらしいのでそこで新しい企業とするそうだ。・・・以上だが今回は企業のあほさにより招いたことだ。諸君は代表候補生又はテストパイロットになるときには企業についてよく吟味するように。」

 「「「「「はい!!!!!」」」」」

 「では授業を始める。」




 第2巻終了

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