そして得た力もまた同じ。
医療室で起きた2人のパイロットの和解?(初恋)も一息ついたあと防人は一夏と一緒に部屋を出ることにした。
これは千冬の安静と恋愛ごとによる応援を兼ねてである。
なお千冬は響といきなり一緒にいることに戸惑い自分も行くとベッドから
出ようとした瞬間医者が戻ってきて安静するようにとベッドに戻させ
響を見張り役として残すことにした。
防人は一夏と部屋に出た後一夏は防人に対してこう聞いた。
「防人さん、千冬姉の顔が真っ赤になっていたんですけれど大丈夫なんですか?」
それを聞いた途端防人は頭を抱え「お前少しは気づけよ。」と小言を言ったのは
言うまでもない。
その後2人は関係者の部屋に行ったがどこもあわただしかった。
「いったい何があったんですか?」
「おそらくさっきの情報を各関係省庁や軍に報告しているんだろ。」
一夏は周りの動きに対して防人がその答えを言った。
「ま、これで俺たちの仕事も一段落したってことだよ。」
突如火渡が2人の後ろでそういった。
「お前何でそこにいるんだ。」
防人はさっきのことにびっくりして聞いた。
「隊長が呼んでるぜ。格納庫に新型が置いてあるから身に来いって。」
「ああー、わかった。一夏も来い、隊長を紹介するよ。」
火渡は、防人に用事を伝え、ついでに一夏も一緒に連れていくことにした。
御剣重工地下研究所武器格納庫
そこには先程まで千冬と共に戦っていた暮桜と響が使っていた撃震をそれぞれが修理していたのだ。
響の機体は東部のバイザーの交換で済めるが、暮桜はスラスターや装甲の交換・修理をしなければならないので大忙しだった。
あたりの整備士の動きを見ながら歩いているととある男性がいた。
1目でも分かるくらいの背が高く大きい帽子と全身を包むほどのマントを付けて男性がそこにいた。
「坂口隊長、防人とおまけ1名連れてきました。」
火渡がその男性に向かって報告した後2人に前に来たのだ。
一夏はその人を見て緊張するとその男は一夏に手を差し伸べてこういった。
「初めまして織斑一夏君、私が坂口照星だ。これからよろしく頼むよ。」
と優しく接してくれたのか警戒心を解いて握手にこたえ「はい!よろしくお願いいたします。」と返事した。
「まあ、もーロートルダケドナっつ!!とあほなことを言った火渡を殴り飛ばしたというのは自業自得である。
「衛、やっと来た。新型試作機一緒に見に行かなきゃ。武社長直々に紹介するんだから」と千歳に催促され一夏と一緒に行った。
そして坂口隊とその他一行はその機体を武と一緒に見た。
「じゃ、紹介するぜ。これが第1.5世代戦術機「瑞鶴」だ。」
紹介された瑞鶴は撃震よりも機動性を高めているのかスラスターを大型化し、頭には帽子のようなアンテナが付けられていた。
「こいつは指揮官用に整備されていてな、スピードも撃震よりもはえーぜ。」
彼らはそれを見て納得した。指揮官用に作られているとなると指示を出すときに収音性の高い物なら出しやすいからである。
「そんでもう1機がこいつ第2世代IS「紫焔」だ。」
そのISは4枚の物理シールドをもっており魁よりも汎用性が高いISである。
「まーもう1機あるんだがこいつは紫焔とは違っていてなこいつはデータ取り用な」
その機体は紫焔のように機動力ではなく近接戦を重視したような設計になっていた。
「あのーすいませんこれ触っていいですか?」
一夏は、武に対してそう聞いてきた。
「いいぜ。でも触るのはもう一機のほうでな。」
「ありがとうございます。」
武は一夏の頼みを受け入れ、ISの方に向かった。
武は彼らにこの機体の詳しい説明をするといい別室で話そうと提案しようとした瞬間しよう後ろで何かが光ったのでそれをみたらそこにはISを纏った一夏がいた。
「えーーと。一夏君て女の子?」
「いえ、男です。」
武は一夏の性別を聞くと防人が答えたのだがその答えがより波紋を強くさせた。
そして誰かがこう言った。
「男がIS動かしたーーーー!!!」
「何ーーーーー!!!」
そしてこの日別の国では新たなる生命体を確認した。
J-06「瑞鶴」
見た目はマブラブ オルタネイティブの瑞鶴そのまま
防人たちの戦闘データから作られた指揮官機。
収音性の拡張とスラスターの大型化によって出来た機体。
性能は撃震の倍近くあるため操縦者はベテランに限られる。
ISj-参弐式「紫焔」
見た目はガンダムSEED DESTINYに出るDESTINYに出るゲイツR
この機体は魁の機動力をより洗練化させると同時に汎用性に優れさせるという意味で作られた機体。
なおこの機体には簡易的な脳波受信システムと有線式独立兵装が搭載されているためすでに第3世代としても通ずる機体となっている。
専用武装は簡易式ビット「先導」(見た目はガンダムSEEDに出るガンバレルストライカー)