異世界はガウストとともに。   作:naogran

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その日の夜。シェスカを雇う事となってしまった。

シェスカ「今日からこちらでお世話になります。宜しくお願いします。」

冬夜「すみませんライムさん、フランシェスカの事頼みます。」

ライム「はぁ・・・」

シェスカ「服も自前で用意しました。やる気だけなら誰にも負けません。でも休みはちゃんと貰います。」

ライム「はぁ・・・」

冬夜「じゃ、じゃあ今日はもう遅いし皆休もう!」

雄也「あ〜色々あったから早く寝てぇ・・・」

シェスカ「キュンキューン。」

ライム「きゅんきゅーん?」






シェスカ「キュンキュン!」

ライム「きゅんきゅーんって、こんなのでいかがでしょう?」






その頃冬夜は、部屋のベッドの上で仰向けになっていた。



リンぜ『私は冬夜さんが好き、です・・・』



彼は、リンゼにキスされたあの時を思い出した。頭を抱えて悩んでると。

雄也「チクショーーー!!!」

叫びながら雄也が入って来た。ライザークも一緒に。

冬夜「ゆ、雄也!?どうしたの!?」

雄也「シェスカにキスされた事を思い出したら落ち着いて寝れねぇ・・・」

冬夜「それは、災難だったね。」

雄也「災難!?あれが災難と思えるのか!?あれは災難を超越した地獄だ!くそーーー!!!」

ライザーク「まぁ、あんな奴だから気にするなよ。」

冬夜「う、うん。」

するとドアのノックが聞こえた。

ユミナ『冬夜さん。ユミナですけど。』

ノックした人物はユミナだった。ドアを開けてユミナと対面する。

ユミナ「冬夜さん、中に入っても良いですか?」

冬夜「ど、どうぞ・・・」

雄也「ん?ユミナ?」


12話「決断、そしてスマートフォンとガウストとともに。」

部屋にユミナを入れたが、2人の間に静かな空気が漂ってる。

 

雄也「ユミナの奴、どうしたんだ?」

 

ライザーク「さぁ?」

 

冬夜「あ、あの・・・」

 

ユミナ「冬夜さん。」

 

冬夜「はい!」

 

ユミナ「私怒ってますよ。」

 

雄也・ライザーク(怒ってんの?)

 

ユミナ「私だってまだキスしてもらってないのに、先に2人に奪われるなんて!」

 

冬夜「そっち?」

 

ユミナ「当然です!」

 

冬夜「その・・・リンゼの告白の事を怒ってるんじゃなくて?」

 

ユミナ「リンゼさんが冬夜さんを好きなのなんて見てれば分かるじゃないですか!」

 

冬夜「すみません・・・見てても分かりませんでした・・・」

 

雄也・ライザーク(鈍ちん野郎が。)

 

ユミナ「私は冬夜さんがお妾さんを10人作ろうが20人作ろうが文句はありません!それも男の甲斐性だと思ってます!ですが!でーすーが!正妻である私がまだしていないのにキスされるなんて!油断しすぎです!隙だらけです!そこは防御して下さいよー!」

 

雄也(ユミナが激おこプンプン丸状態になってるな。)

 

ライザーク(あんなに怒ってるユミナ初めて見たぞ。)

 

ユミナ「完全防御!」

 

冬夜「いやでもさ・・・」

 

ユミナ「言い訳禁止!」

 

雄也「おいおいユミナ落ち着けよ・・・」

 

ユミナ「雄也さんは黙ってて下さい!」

 

雄也「い、イエッサー・・・」

 

するとユミナが冬夜の隣に座った。

 

ユミナ「抱き締めてキスしてくれたら許してあげます。」

 

冬夜「ちょ!それは難易度高くないですかユミナさん!?」

 

ユミナは冬夜に向かって笑顔を見せた。冬夜は照れながらユミナを自分の方に寄せた。ユミナが目を閉じ、そして、2人がキスをした。

 

雄也・ライザーク(ヒョーーーー・・・)

 

ユミナ「えへへ・・・冬夜さんからしたのは私が初めてですよね。」

 

冬夜「そ、そうか。そうなるのか・・・」

 

ユミナ「リンゼさんの事どう思ってるんですか?」

 

冬夜「どうって・・・可愛いと思うし、告白されて正直嬉しかったよ。でもユミナの事もまだ決められないのにリンゼまでとなると・・・」

 

ユミナ「好きか嫌いかで言ったら?」

 

冬夜「勿論好きだよ。大切に思ってる。」

 

 

 

 

 

 

ユミナ「だそうですよ、リンゼさん。」

 

冬夜「え?」

 

 

 

 

 

 

何と部屋にリンゼが現れた。

 

雄也「うお!?リンゼ何時の間に!?」

 

冬夜「えぇ!?何で!?どうなってるの!?」

 

ユミナ「リーンさんに頼んで、透明化の魔法を掛けてもらったんです。」

 

雄也「あの小娘!」

 

冬夜「何時の間に入って来たの!?・・・ユミナが入って来た時か!」

 

リンぜ「・・・」

 

ユミナ「冬夜さんが悪いんですよ。何も返事してあげないで部屋に閉じこもってしまうんですもの。」

 

冬夜「だって・・・」

 

ユミナ「嫌われたってリンゼさんずっと泣き続けてたんですから。」

 

冬夜「それはごめん・・・」

 

リンゼ「すみませんでした。冬夜さんの気持ちを考えずにごめんなさい・・・」

 

雄也「リンゼ大丈夫か?」

 

冬夜「いや、その・・・さっきも言ったけど僕はリンゼを嫌ってなんかいない。可愛いと思うし好きなんだと思う。」

 

リンゼ「冬夜さん・・・」

 

ライザーク「これで気持ちが成立したか。」

 

ユミナ「お互いの気持ちが分かった所でどうでしょう?リンゼさんもお嫁さんに貰うと言うのは?」

 

冬夜「え!?」

 

雄也「お!一夫多妻展開?」

 

ユミナ「王族や貴族、大商人なら第二・第三夫人とか普通ですし。リンゼさんは問題ありませんよね?」

 

リンゼ「私も冬夜さんのお嫁さんになりたいです・・・」

 

冬夜「急にそんな事言われても・・・」

 

リンゼ「ダメ・・・ですか・・・?」

 

冬夜「分かった。ユミナとリンゼがそれで良いって言うなら。」

 

2人は冬夜の体に寄った。

 

リンゼ「ありがとうございます・・・」

 

ユミナ「これでリンゼさんも私と同じ婚約者と言う事で。」

 

冬夜「じゃあ2人共、もう遅いから部屋に戻りな。」

 

ユミナ「ならおやすみのキスを下さいな。」

 

冬夜「え!?」

 

リンゼ「わ、私も!」

 

冬夜「お、おでこでも良いですか・・・?」

 

ユミナ「仕方ありませんね。」

 

2人の額にキスをした。

 

 

 

 

 

 

その後部屋を出た。

 

ユミナ「ではおやすみなさい。」

 

リンゼ「おやすみなさい。」

 

雄也「じゃあな冬夜。」

 

冬夜「うん、おやすみ。」

 

3人がそれぞれの部屋に戻って行く。

 

冬夜「はぁ・・・これからどうすれば良いんだろう・・・」

 

 

 

 

 

 

そして3人は。

 

雄也「いや〜、さっきの場面見てたら眠気が・・・」

 

ライザーク「お、やっと寝る気になったか。」

 

雄也「でもな〜、彼奴ばかりは勿体無えな〜。俺も何れ結婚とかしてえな〜。」

 

ライザーク「お前にはシェスカが居るだろ?」

 

雄也「端末と結婚出来るか!」

 

ユミナ「それでしたら、雄也さんも私達の旦那様になりますか?」

 

雄也「おいおいお前らには冬夜が居るだろ?」

 

ユミナ「確かに私達には冬夜さんが居ますけど、いざと言う時は誰かを奪い取っても構いませんよ?」

 

雄也「本気で言ってんのかい・・・リンゼは?」

 

リンゼ「私も、それで・・・」

 

雄也「ま、まぁ考えてみるか。」

 

 

 

 

 

 

そして翌朝。雄也が部屋で寝ていると。

 

”ドォン”

 

雄也「な!?何だ!?」

 

何者かが入って来た。

 

雄也「お、お前は!止めろ!ギャーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

一方、冬夜が部屋で寝ていると。

 

”ドォン”

 

冬夜「え!?」

 

誰かが部屋に入って来た。エルゼだった。

 

エルゼ「ちょっと話があるんだけど。」

 

冬夜「はい?」

 

 

 

 

 

 

エルゼ・八重「ゴゴゴゴゴ!」

 

冬夜「あの・・・ドアを・・・いやスイマセン何でもないです・・・」

 

 

 

 

 

 

エルゼに連れられてやって来た場所は、庭にある噴水広場だった。

 

冬夜「八重!こんな所で何やってるの?」

 

広場に八重が待っていた。

 

八重「冬夜殿を待ってござった。」

 

エルゼ「リンゼをお嫁さんにするんだってね。」

 

冬夜「そ、そう言う事になりました。」

 

エルゼ「あんたリンゼの事どう思ってるの?本当に好きなの?」

 

冬夜「その・・・愛してるまでとはいかなくとも大切にしたいと思ってるのは本当だよ。」

 

エルゼ「それをあの子は受け入れたの?」

 

冬夜「あぁ。」

 

エルゼ「昔っからあの子、普段はビクビクと怯えてる癖に、ここぞと言う時には大胆でさ・・・私と全く逆なのよね。」

 

八重「拙者も似たようなものでござる。何か切欠が無いと踏ん切りが着かない性格でござってな。」

 

エルゼ「冬夜、あんたには私達と戦ってもらうわ。あんたが勝ったらもう何も口を出さない。でも私達が勝ったら言う事1つ聞いてもらうわ。」

 

八重「この刀の刃は落としてあるでござるが、骨ぐらいは折れるから気を付けて下されよ。」

 

冬夜「いや、気を付けてって言われても・・・」

 

エルゼ「それと、あんたが勝ったら彼を返してあげる。」

 

冬夜「彼?」

 

2人が退けると。

 

 

 

 

 

 

雄也「冬夜!」

 

冬夜「雄也!?」

 

 

 

 

 

 

何と磔状態にされてる雄也が居た。

 

冬夜「何でここに!?」

 

雄也「好きでこんな状態になってると思うなよ!さっき八重が俺を襲って、俺をこの場所に連れ去られてこう言った状態なんだ・・・」

 

エルゼ「と言う訳で、冬夜もモデリングで刃を無くしておいてよね。あと攻撃魔法も禁止。代わりに私もブーストは使わないから。」

 

冬夜「いや!その前に何で2人と戦わなきゃならないのさ!」

 

八重「まぁそう言う形が必要なのでござるよ、拙者達には。」

 

エルゼ「本気でやらないと一生許さないわよ。」

 

雄也「おい誰か俺を助けてくれよ・・・」

 

冬夜「一体どうなってるんだ・・・」

 

エルゼ「どうするの冬夜?」

 

コートからガンブレードを取り出した。

 

冬夜「モデリング!」

 

モデリングでブレードの刃を無くした。

 

冬夜「弾はゴム弾で良いだろ?」

 

エルゼ「えぇ、じゃ覚悟は良いわね?」

 

冬夜「あぁ。」

 

 

 

 

 

 

遂に1対2の戦いが始まった。エルゼと八重が左右に分かれた。

 

冬夜「ブレードモード!」

 

ガンブレードのブレードが伸びた。

 

八重「はあああああ!!」

 

ジャンプして冬夜に刀を振り下ろしたが、ブレードで防がれた。すると真上からエルゼがガントレットでパンチを繰り出すが、冬夜が後ろにジャンプして避けた。

 

八重「甘いでござるよ!」

 

刀を投げたが、冬夜が避けた。

 

冬夜「ガンモード!」

 

ガンモードに変形して、八重にゴム弾を連射した。

 

エルゼ「やああああ!!」

 

その隙にエルゼがパンチを繰り出す。しかし冬夜がガントレットを掴んで地面に投げ落とす。

 

冬夜「リロード!僕の勝ちだ!」

 

エルゼ「撃たないの・・・?」

 

冬夜「負けを認めてくれるなら、これで終わりにしたい。」

 

雄也「よっしゃ!解放確定!」

 

エルゼ「甘いわね。そんなんでリンゼたちを守れるの?」

 

冬夜「それが僕だから仕方ない。」

 

エルゼ「そうね。そんなあんただから私も八重も好きになったんだし・・・」

 

冬夜「え?」

 

右のガントレットが赤く光った。冬夜がゴム弾を放とうとしたが。

 

冬夜「あれ?」

 

腰の弾丸を入れるホルダーを見ると、ホルダーが破れてた。

 

冬夜「あれ!?あの時か!」

 

八重が投げた刀を避けたのだが、逆にホルダーに当たって弾丸を失ってしまったのだった。

 

エルゼ「てやぁぁああああ!」

 

油断してる隙にエルゼがガントレットでパンチした。

 

 

 

 

 

 

数分後。気絶していた冬夜が目を覚ました。

 

エルゼ「わ、私達もユミナやリンゼと同じ立場に置きなさい!」

 

冬夜「は?」

 

八重「だからでござるな、その・・・拙者達も・・・やっぱりこう言うのはエルゼ殿から!」

 

エルゼ「わ、私は!・・・兎に角まずは私も冬夜が好きだって事!」

 

八重「拙者も同じでござるよ!」

 

冬夜「ユミナやリンゼと同じ立場にって、それってつまり・・・」

 

八重「拙者達もその・・・冬夜殿のお嫁さんにしてほしいのでござる・・・」

 

エルゼ「って言うかしなさい!あんた負けたんだから!」

 

冬夜「それを伝える為にこんな事を・・・」

 

ユミナ「こうでもしないとダメだと思いましたので。」

 

そこにユミナとリンゼが来た。

 

冬夜「まさかユミナの入れ知恵なの!?」

 

ユミナ「はい。皆で冬夜さんのお嫁さんになろうと言うのも、前々から私が提案していた事なんです。」

 

冬夜「お、恐ろしい子だ・・・」

 

エルゼ「そ、それであんたはどうなのよ。」

 

冬夜「え?」

 

エルゼ「だから私達の事どう思ってるのかって事・・・」

 

冬夜「勿論好きだよ。でも・・・ごめん皆!ちょっとだけ時間をくれないか。ちゃんと考えを整理したいんだ!」

 

ユミナ「そうですね。確かに急に押し掛け過ぎましたね。」

 

冬夜「ありがとう。」

 

 

 

 

雄也「お〜い・・・」

 

全員「ん?」

 

雄也「俺は蚊帳の外か・・・?」

 

磔状態にされたままの雄也が居た。

 

全員「あ。」

 

その後雄也を解放した。

 

 

 

 

 

 

そして冬夜と雄也が空中庭園に訪れた。

 

雄也「肩痛ぇ・・・」

 

シェスカ「こちらに居ましたか。」

 

冬夜「シェスカ。」

 

雄也「出たな端末少女。」

 

シェスカ「状況は大体把握していますが、何を悩む必要があるのですか?」

 

冬夜「僕が全員を幸せに出来るか分からないし、皆に不満を感じさせるかもしれない・・・」

 

シェスカ「SMプレイの話ですか?」

 

冬夜「何でそうなるんだよ!」

 

雄也「何処で覚えたその言葉!」

 

冬夜「まぁ、夫としての務めを果たせるのかって事。」

 

シェスカ「あ、務めと言えば昨日言い忘れていた事がありました。」

 

冬夜「言い忘れていた事?」

 

シェスカ「マスターにメッセージがあるのです。」

 

冬夜「誰から?」

 

シェスカ「レジーナ・バビロン博士からです。」

 

冬夜「博士?」

 

 

 

 

 

 

雄也「博士って・・・」

 

冬夜「博士ってここを作った・・・」

 

シェスカが左手首に指を当てると、蓋が開いて、コードを取り出した。

 

ライザーク「コード!?」

 

コードを取る。

 

冬夜「え?何?どうすんの?」

 

シェスカ「さぁ?「新しくマスターになった者に渡せば分かる」と博士が。」

 

冬夜「はっ・・・!」

 

スマホにコードを繋げた。すると画面から一筋の光が。

 

冬夜「何だ!?」

 

雄也「うお!?」

 

そしてスマホから立体映像が出た。映し出されたのは、1人の女性だ。

 

冬夜「この人が・・・」

 

シェスカ「はい。レジーナ・バビロン博士です。」

 

雄也「この女が・・・」

 

レジーナ『やあやあ僕はレジーナ・バビロン。初めまして望月冬夜君。伊狩雄也君。』

 

雄也「俺の名前を?」

 

冬夜「何で僕の名前を?それに・・・」

 

レジーナ『分かるよ。君の疑問はもっともだ。あれこれ知りたくなるのも当然だよね。では君の疑問に答えるとしよう。じっくりと見るが良い。』

 

するとレジーナが2人に何かを見せた。それを見た2人が外方向いた。レジーナが自分のパンツを見せたのだった。

 

レジーナ『僕のお気に入りだ!』

 

冬夜・雄也「知るか!!」

 

レジーナ『ははは!冗談冗談!ちょっとしたお遊びさ。気にしないでくれたまえ。』

 

雄也「冗談と思えるかこの破廉恥博士が!」

 

冬夜「もう・・・こっちはそれ所じゃないのに!」

 

レジーナ『ん?何だ?私のアロマパイプを見詰めて。さてはこの色で私のパンツを思い出して発情しているのではないであろ・・・あぁ待て待て!きちんと君の疑問に答えるから許してやってくれたまえ。』

 

冬夜「次パンツネタやったら本当に抜きますよ。」

 

レジーナ『では何故僕が君達を知っているのか。それは未来を覗く事が出来る道具を持っているからだ。』

 

冬夜「未来を?」

 

レジーナ『時代は選べないがね。だがお陰でこうした疑似的な会話が可能な訳だ。君の反応も言葉も全て伝わって来る。興味本位で君達と君達の仲間の冒険を楽しく眺めていたのさ。』

 

冬夜「全部見てたって事ですか?」

 

雄也「随分暇なんだなあんたは。」

 

レジーナ『でも一時見えない時があった。未来が不確定になってしまってね。』

 

冬夜「不確定に?」

 

レジーナ『あぁ突如、まさに突如現れたフレイズが原因さ。』

 

冬夜「フレイズ!?」

 

雄也「あの化け物の事か!?」

 

レジーナ『予想出来ない出現だった。僕も手を尽くしたんだけどね。結局パルテノ文明は崩壊してしまったよ。』

 

冬夜「じゃあ博士の時代から未来への流れが、フレイズの出現によって変わったと言う事?」

 

レジーナ『そう、このまま世界が滅亡する。だから未来が見えない。僕はそう思っていたんだが。』

 

雄也「滅亡は免れた?」

 

レジーナ『ある時を境にフレイズ達が世界から消えてしまったんだ。理由は分からないがね。』

 

シェスカ「お陰でまた未来を見る事が出来た訳ですね。」

 

レジーナ『いやはや楽しみが減らずに良かったよ。今の君達と女の子達の状況は実に面白いからね。』

 

冬夜「だから勝手に覗くの止めて下さい!」

 

雄也「この覗き見女が!」

 

レジーナ『良いじゃないか。僕の遺産バビロンは君達の為に残した物なのだから。お礼だと思って好きに使ってくれ。』

 

冬夜「えぇ・・・そんな勝手な・・・ならもう1つ言いですか?」

 

レジーナ『ん?』

 

冬夜「さっき僕の今の状況を楽しんでるって言ってましたけど、この先どう転ぶか分かってて楽しんでるんですか?」

 

レジーナ『あの4人とどうなるのか知りたいのか?それを言ったら面白くない。』

 

冬夜「遺跡よりそっちが重要ですよ。」

 

レジーナ『と言うか君は未来の事で思い詰めるような人間ではないんじゃないか?では話はこれで終わりだ。因みにこのメッセージが終わると同時にフランシェスカは全裸になる。』

 

冬夜「えぇ!?」

 

雄也(ミッション・インポッシブルかよ!)

 

レジーナ『冗談だ。ではまた。』

 

立体映像が消えた。

 

シェスカ「脱ぎますか?」

 

冬夜「脱がんでいいから!」

 

雄也「脱ごうとすんな破廉恥野郎が!」

 

 

 

 

 

 

冬夜「もう手に負えません・・・」

 

 

 

 

 

 

一方天空に浮かぶ神様の部屋。するとそこにゲートが現れ、冬夜と雄也が出て来た。

 

神様「おぉ、君達か!来るなら来ると連絡してくれ。」

 

雄也「よう神さん。」

 

冬夜「お久し振りです神様。まさかほんとに来られるなんて。」

 

神様「ここにも魔力は十分に存在しとるからな。」

 

雄也(ってか此奴、何テレビでスゥの監視してんだよ・・・)

 

神様「それで何の用じゃ?」

 

冬夜が今悩んでる事を話した。

 

神様「成る程のう。」

 

冬夜「結局踏ん切りが着かなくて。これで本当に良いのかなって。」

 

神様「そう深く考えんでも良いんじゃないかのう。素直に喜べば良いと思うが?」

 

雄也「随分適当だなあんた。」

 

冬夜「同じような事を別の人にも言われましたけどやっぱり色々考えてしまって・・・」

 

神様「ふむ・・・そう言った話なら専門家に聞いてみるか。」

 

雄也「専門家?ってか黒電話・・・」

 

黒電話で専門家に相談する。

 

神様「あぁ!ワシじゃワシじゃ!スマンがちょっと来てくれんかのう。待っとるからのう!」

 

通話終了した瞬間、誰かが来た。

 

???「お待たせなのよん!」

 

神様「おぉ!随分と早いのう!」

 

雄也「何だ?」

 

 

 

 

 

 

冬夜・雄也「張り裂けそう、聞こえちゃうー♪」

 

 

 

 

 

 

雄也「誰だこの人?」

 

神様「恋愛神じゃよ。君の相談に打って付けじゃろ?」

 

恋愛神「初めましてなのよん!君達の事は前々から気になって時々覗いてたのよん!」

 

冬夜(色んな人に覗かれてるなぁ・・・)

 

雄也(ストーカーされてる気分だ・・・)

 

冬夜「恋愛神って恋愛の神様って事ですよね?」

 

恋愛神「そうなのよー!でも人の気持ちを操ったりはしてないのよん。雰囲気を盛り上げたり、お約束をしたりするくらいなのよん!」

 

冬夜「お約束?」

 

恋愛神「そうなのよん。俺、この戦いが終わったら結婚するんだ!とか言う奴は結婚出来なくするのよん!」

 

冬夜「あんたのせいか!」

 

雄也「呆れた・・・」

 

恋愛神「それでどうしたのよん?」

 

冬夜「あぁそれが・・・」

 

悩んでる事を全て打ち明けた。

 

恋愛神「ふーん、中々面白い事になってるのよん。」

 

雄也「あんたのその口調が面白いわ・・・」

 

恋愛神「でも何が問題なのか分からないのよん。お互い好きならそれで良いのよん。」

 

冬夜「けど4人一遍だなんて・・・」

 

恋愛神「あなたの世界の常識は捨てるのよん。4人共好きで幸せにしたいんならそれは本当の愛なのよん。」

 

冬夜「とは言っても僕に4人を幸せに出来るかどうか分からないんです・・・」

 

恋愛神「相手を思うのも大切だけど、自分の気持ちも誤魔化したらダメなのよん。」

 

冬夜「我儘になって良いって事ですか・・・?」

 

恋愛神「当然なのよん。片方だけの幸せなんて恋愛じゃないのよん。」

 

しばらく考えて、冬夜が決断した。

 

神様「答えは出たかね?」

 

冬夜「分かりません。でも見えて来た気がします。」

 

神様「おぉそれは何より!」

 

恋愛神「私のお約束が無駄にならなくて良かったのよん!」

 

冬夜「どう言う事です?」

 

恋愛神「前に「たまたまお風呂で着替えを覗いてびっくり!」をプロデュースしたのよ。感謝するのよん!」

 

冬夜「あれ、あんたのせいかよー!」

 

雄也「てめぇかーーーー!!!・・・あ、そうだ!神さん、ちょっと良いか?」

 

神様「どうした?」

 

雄也「この前空中庭園で巨大な使い魔のバクキャノンドランの事なんだが。」

 

内ポケットからギアレットハンターを出した。

 

雄也「元々おもちゃの此奴だけに出て来たガウストなんだが、何をしたんだ?」

 

神様「ああ。実はのう、1体だけじゃ物足りないと思って、お前達の居る世界に数体解き放ったんだ。」

 

雄也「こっそり解き放ったのか?」

 

神様「勿論じゃ。」

 

雄也「成る程ねぇ〜。って事は、何処かに潜んでるって事か?」

 

神様「そうじゃ。殆ど奴らはギルドのクエストに乗ってあるぞ。」

 

雄也「疑問が晴れたぜ!サンキュー!」

 

神様「そうじゃ。お前に新しいアイテムを渡そうと思ってたんじゃ。」

 

雄也「ん?」

 

 

 

 

 

 

神様「そわそわーちょっと待って・・・♪」

 

 

 

 

 

 

その後屋敷に戻った2人。

 

雄也「他にもガウストが居るなんてな。殆どはギルドの依頼に出てるなんてな。」

 

ライザーク「楽しくなりそうだ。」

 

冬夜「琥珀。」

 

寝ている琥珀を起こす。

 

琥珀「どうかしましたか?」

 

冬夜「悪い、4人を呼んで来てくれ。」

 

起きた琥珀が、エルゼ達4人を呼んだ。そして冬夜は4人に驚きの言葉を発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

冬夜「えっと、まず僕は結婚しません。」

 

 

 

 

 

 

 

 

4人「ええーーーーーー!?」

 

雄也「え!?冬夜!?」

 

エルゼ「ちょっとどう言う事!?」

 

ユミナ「冬夜さん!?」

 

八重「何か拙者たち悪い事をしたでござるか!?」

 

リンゼ「お嫁さんにしてくれるって・・・!」

 

雄也「何考えてんだよ!折角のチャンスを拒否なんてどうかしてるぞ!」

 

冬夜「ちょっと待って「今は」って事なんだ。今は結婚しないって事!」

 

エルゼ「今は・・・?じゃあ何時かは結婚してくれるって事?」

 

冬夜「勿論。皆が嫌じゃなければ4人共お嫁さんに貰う。その約束は必ず守る。でも今じゃない。このまま流されたままで皆と結婚する訳にはいかないと思って・・・」

 

雄也「今は保留って事か?」

 

冬夜「そう。僕はまだ他人の人生を背負えるほど大人じゃないし、深い考えもない。だからもう少し待って欲しい。」

 

エルゼ「はぁ・・・随分と勝手な言葉よね。」

 

冬夜「勿論、その間に見限ったなら僕を見捨てても構わない。」

 

エルゼ「それ出来ないって分かってて言ってない?フンッ!」

 

八重「先に惚れた方が負けとはよく言ったものでござるな・・・」

 

リンゼ「お姉ちゃんが冬夜さんを見捨てても私は何時までも待ちます!」

 

エルゼ「ちょ!別に見捨てるなんて言ってないでしょ!」

 

リンゼ「ふふふ。」

 

ユミナ「私もそれで構いません。皆気持ちを確かめ合ったんですから、後は高めていくだけです。」

 

冬夜「ありがとう。」

 

雄也「まさか保留って事になるとはな。でも冬夜らしいな。」

 

ユミナ「これで全員が冬夜さんの婚約者と言う事で、1人ずつ順番に旦那様にキスをしてもらいましょうか!」

 

5人「え!?」

 

エルゼ「そ、それはまだ早いんじゃないの・・・!?」

 

八重「た、例え許嫁であっても節度ある付き合いを、でござるな・・・」

 

ユミナ「でも私は昨日してもらいましたよ?」

 

リンゼ「私もしてもらいました。おでこにですけど・・・」

 

エルゼ「じゃ、じゃあ私達にもしなさいよっ!」

 

八重「し、してほしいでござる・・・」

 

冬夜「わ、分かった。」

 

1人目はエルゼ。顔を近付けてキスをしようとしたが。

 

エルゼ「や、やっぱり・・・恥かしい!」

 

強烈な腹パンをした。

 

ユミナ「冬夜さん!?」

 

リンゼ「またお姉ちゃんは・・・」

 

八重「拙者もしてほしかったでござるのにぃ・・・」

 

雄也「なぁ、もし見限ったら俺にしても良いぞ?」

 

ユミナ「そうですね。雄也さんも旦那様の候補としておきましょう。」

 

エルゼ「ま、まぁ、雄也も別に悪くないけどね。」

 

雄也「おい悪くないって何だ悪くないって。」

 

窓の外からリーンとシェスカとシャルロッテと琥珀と黒曜と珊瑚とライザークが覗いてた。

 

リーン「見ていて飽きないわね。」

 

ライザーク「意外な決断だったな。」

 

シェスカ「博士の話だと奥方様は9人になるそうで。」

 

リーン「あらそんなに?・・・って何であなたまで楽しんでいるのかしら?」

 

シャルロッテ「え?そんな師匠、私も混ぜて下さいよ!」

 

シェスカ「リーンさん、もしかしてあなたも入っていたり・・・」

 

リーン「さぁ、どうでしょうね?」

 

 

 

 

 

 

あれから数日が経った。冬夜が街中で神様と通話していた。

 

神様『成る程、実に君らしい決断じゃな。』

 

冬夜「これからは男を磨いていけたらなって思います。」

 

神様『君はお人好しと言うか世話焼きと言うか、少々流されやすい性格じゃからのう。』

 

冬夜「ははは・・・」

 

店主「お兄さん、その硬貨ここじゃ使えないんですよ。」

 

青年「え?僕これしか持ってないんだよね。」

 

目の前で1人の青年が金に困っていた。

 

神様『もしやまた困り人か?』

 

冬夜「すいません神様、ちょっと行って来ます。」

 

通話を切って青年の方へ走る。

 

冬夜「あのーその代金僕が払いますよ。」

 

代わりに金を払ってあげた。

 

店主「まいど。」

 

青年「ありがとう。助かったよ。」

 

冬夜「困った時はお互い様だし。面白い形の硬貨だね。」

 

青年「そう?君のポケットの中の道具の方が面白そうだけど。それ気に入ったのならあげるよ。さっきのお礼にさ。どうせここじゃ使えないんだし。」

 

冬夜「そう?じゃあ遠慮なく貰うよ。僕は望月冬夜。君は?」

 

エンデ「エンデ。宜しく冬夜。」

 

 

 

 

 

 

一方その頃雄也は、ギルドのクエストである奴をギアレットハンターでゲットしようとしていた。

 

雄也「此奴!大人しくしやがれ!ライザーク!」

 

ライザーク「おう!ライトニングシャワー!!」

 

暴れ回る奴にライトニングシャワーを浴びせた。

 

雄也「チャンス!釣ったらああああ!!!」

 

奴をゲットした。

 

雄也「ゲットイン!」

 

ライザーク「終わったか。」

 

雄也「ああ。しかしこのクエストの「甲冑の魔物の討伐」の正体が、まさかのジークチャリオンだったとはな。」

 

先程ゲットした奴の正体は「ジークチャリオン」だった。

 

雄也「もしかしたらガウノーヴァのクエストとか出て来るかもな。」

 

ライザーク「それだったら、多くのガウストを捕まえなきゃな。」

 

雄也「そうだな。」

 

ポケットから、神様から受け取ったガウストボックス(デモンカルス)を取り出して、ギアレットハンターに接続した。すると立体映像の檻が映し出され、ジークチャリオンが檻に入ってる。

 

雄也「ガウストボックスや、こんな物まで貰う事になるとはな。」

 

ハンティングナビライザーやマグネライズリングまでも神様から貰ったのだった。

 

雄也「この勢いでガウストを捕まえに行くぜ!」

 

ライザーク「おう!」

 

 

 

 

 

 

公園のベンチ。

 

エンデ「うーん、これからどうしようかな?お金がないと色々困るよね?」

 

冬夜「そりゃまあ、何か仕事して稼ぐしかないだろうけど。」

 

エンデ「冬夜は何の仕事をしてるの?」

 

冬夜「僕は冒険者ギルドの仕事をこなしてお金を貰ってるかな。魔獣とか倒したり、商人の護衛とかしてさ。」

 

エンデ「あぁ成る程!それなら僕にも出来るかも知れない!」

 

冬夜「ギルドに登録するのか?それならギルドまで案内するけど・・・でも武器も無しで大丈夫?一応採取系の依頼もあるとは思うけど。」

 

エンデ「武器なんていらないよ。ドラゴンを倒す訳じゃないんだし。」

 

冬夜「?」

 

 

 

 

ギルドで登録開始。

 

冬夜「登録出来た?」

 

エンデ「うん、お陰でね。後は依頼をこなすだけだよ。ギルドって世界中にあるみたいだから助かるよ。僕はあまり一つの所に居ないから。」

 

冬夜「へぇ。(旅をしている割には、随分と軽装だけど、って言うかお金も無しでここまで旅を・・・?まぁ、人それぞれ何か事情はあるよな。)じゃあ僕はこれで。初めは簡単な依頼にしときなよ?無理はしないようにね。」

 

エンデ「うん、分かった。ありがとう冬夜。また何処かで会えたら良いな。」

 

冬夜「ああ、また何処かで。さて、宝石店に行きますか。」

 

エンデと別れた後、彼は宝石店へ向かった。

 

 

 

 

 

 

帰って来て、エルゼ達に指輪をプレゼントした。

 

冬夜「その指輪には『アクセル』と『トランスファー』そして『ストレージ』を付与しておいたから。『アクセル』は戦闘で、『トランスファー』は予備の魔力タンクとして使えるはずだよ。『ストレージ』は個人の倉庫として使って貰えれば。」

 

ユミナ「ありがとうございます冬夜さん!」

 

冬夜「っで、これはエルゼに。」

 

ネックレスをエルゼにプレゼント。

 

エルゼ「私に?」

 

冬夜「指輪を付けたままガントレットを付けられないだろ?それに指輪を通して首から下げると良いかなって。」

 

エルゼ「そっか。ありがとう冬夜。嬉しい。」

 

雄也「ただいま〜。」

 

ライザーク「ガッポリ稼いだぜ〜。」

 

ギルドから雄也とライザークが帰って来た。

 

冬夜「おかえり2人共。」

 

雄也「ん?指輪か?」

 

冬夜「うん。皆にプレゼントしようかなって。」

 

ライザーク「皆綺麗じゃねえか。」

 

エルゼ「ありがとう。」

 

冬夜「あ。」

 

内ポケットから、エンデから貰った不思議な硬貨を出した。

 

リンゼ「何ですかそれ?」

 

雄也「メダルか?」

 

冬夜「今日会ったエンデって変わった奴から貰った。どっかの国のお金みたいだけど、知ってる?」

 

リンゼ「見た事ないですね・・・とても精巧な刻印がされています。」

 

雄也「ん〜・・・俺でも知らない硬貨だな。これ売ったら結構価値付くんじゃね?」

 

シェスカ「お茶をお持ちしました。」

 

お茶を持ったシェスカとレネが入って来た。

 

レネ「あのさ冬夜兄ちゃ・・・旦那様、お願いがあるんだ・・・ですけど・・・」

 

冬夜「ライムさんも居ないし、普通に話して良いよレネ。どうしたの?」

 

レネ「あのね、私も自転車に乗りたいんだけど・・・練習したいんだけど、屋敷にあるのじゃ足が届かないの。冬夜兄ちゃんが前にスゥ姉ちゃんに小さい自転車を作ってあげたいって聞いて・・・」

 

冬夜「ああ、そうか。分かった。レネ専用の奴を作っておくよ。色は何が良い?」

 

レネ「本当!?じゃ、じゃあ赤が良い!わーい!ありがとう!」

 

嬉しくなって冬夜に抱き付いた。

 

雄也「お前、ロリコンか?」

 

冬夜「うぉい!!ちょっと待とうや!?」

 

ライザーク「冬夜だけに?」

 

冬夜「変な洒落言うな!」

 

シェスカ「?」

 

エンデから貰った硬貨を見たシェスカが。

 

シェスカ「今もこの国では、此方の通貨は使われているのですか?」

 

冬夜「今でもって・・・シェスカ、このお金知ってるの?」

 

シェスカ「はい。パルテノ銀貨です。5284年前に初めて鋳造され、この辺りでも使われていました。未だに現存していたとは驚きです。」

 

雄也「5284年前!?そんな昔から!?」

 

冬夜「シェスカ、バビロン博士が産み出した君のような者の中に男の子は居るかい?」

 

シェスカ「男の子・・・?いえ、居りません。博士は男性タイプは造ってはいません。『男性っぽい』性格のタイプなら何体か居ましたが。」

 

冬夜「(エンデが男の子かどうか確かめた訳じゃないけど・・・)いや・・・うーん・・・?」

 

雄也「・・・Bエ?」

 

冬夜「うぉい!だからちょっと待とうや雄也さんよ!?」

 

雄也「冬夜だけに?」

 

冬夜「だからそんな洒落はいらないから!!」

 

シェスカ「例えマスターがどんな趣味をお持ちでも、私はただ付き従うだけでございます。半ズボンとか穿きましょうか?」

 

冬夜「穿かんでいい!ったく、何でこう言う知識が無駄に豊富なんだ?此奴は〜・・・」

 

振り回されっぱなしな冬夜だった。

 

「END」




         キャスト

      伊狩雄也:増田俊樹

      望月冬夜:福原かつみ
 エルゼ・シルエスカ:内田真礼
 リンゼ・シルエスカ:福緒唯
      九重八重;赤崎千夏
       ユミナ:高野麻里佳
        スゥ:山下七海
       リーン:上坂すみれ
        琥珀:甲斐田ゆき

     ライザーク:梅原裕一郎

        神様:立木文彦
       恋愛神:堀江由衣
 レジーナ・バビロン:寿美菜子
   フランシェスカ:大久保瑠美
       ライム:西村知道
       レイム:西村知道
        レネ:青山吉能
    シャルロッテ:桑原由気
        店主:松岡侑李

       エンデ:内田雄馬

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