Angel Beats! 神のご褒美なんか糞喰らえ 作:朝日の男
ヒゲ爺に一発食らわせることを誓っている音無をスコープ越しに見ている人物がいた
この学園指定制服を着ているところを見ると、初期プレイヤーね
新しいNPCかしら?だとしたら初めてお目にかかるわね、まるで自分の家のように周りを見渡しているわ
あ、天使に話しかけるみたい
音無side~
俺は何十年、いや何百年ぶりに思考が停止した
立ち上がりまわりを見ると、学園が幾分か綺麗だし(卒業生のらくがきがなかった)なによりも目の前に天使がいたからだ
はは、神よ 俺にご褒美をやるといったがこれはとんだ悪夢だぜ
だげ、こんな悪夢もう一度見たかった
音無「こんばんわ」
天使「こんばんわ。貴方は誰?」
音無「俺は音無ていうもんだ。これから暫くお世話になる」
天使「そう」
音無(な、懐かしい!この会話が続かないこの感じ!全てが懐かしい)
あれ、このあとどうなるんだったけ・・・
あ、ゆりがいない!
そうだ、たしか俺が目覚めるのも校庭じゃなくて、学園玄関前で!
で、ゆりの【死後の世界】が信じられなくて直接 天使に【本当に死後の世界】かみたいなことを聞くんだった
やばい、急いでフラグを建てなくちゃ!
音無「なぁ、この世界てなんなんだ?」
天使「ここは死後の世界よ」
音無「え~、まっさかぁ」
天使「『ハンドソニック』」
キタキタ、さぁドンと来い かなで!!
ドン→天使にヘッドショット
音無「かなでぇぇぇぇぇ!!!!!!」
???「おい、グズグズすんな。逃げんぞ!」グイ
校舎内~
???「ふぃ~危なかったな!まぁ、お前は新人だし仕方が無いけどな」
おもわず言葉が詰まる
目の前にかつての親友がいるからだ
???「おい、どうしたんだよ?あ、さっきのいきなりスプラッタなところ見せて悪かったな。でも、あれはお前を救う為にしたことだぜ?」
音無「あぁ、ありがとう」
日向「ま、いいってことよ!俺は日向秀樹ていうんだ。お前は?」
音無「音無結弦」
そのとき、廊下に響く音がした
『日向君、聞こえる?』ガガガ
日向「聞こえるぜ、ゆりっぺ」
『彼は無事に保護したの?』
日向「おう!ちょーとスプラッタなもん見せちゃったから、顔色は悪いけどな」
『しょうがないじゃない。ああしないと、天使の隙を作れないんだから』
日向「ちがいない」
『で、彼はどっちなの?』
日向「今から聞くところ~」
『あ、そう。返答しだいで明日の朝一で我が拠点に招いてね』
日向「了解」
おかしい、まず目覚めた場所も違うしこんな流れじゃなかった
本当だったら今頃、かなでに剣で心臓をブッ刺されているはずだ
ここはパラレルワールドみたいなもんか?
日向「なぁ、音無」
音無「な、なんだ?」
日向「さっき天使にむかって『かなでぇぇぇぇ』て叫んだじゃん。あれなに?」
音無「あ~それは、『夕日に吼えよ』の名台詞『なんでやぁぁぁ!!』と言おうと思ったら噛んじまっただけだよ」
日向「あ、な~るほど!ポン」
あ、こいつアホかも
to be continued ・・・ ?