Angel Beats! 神のご褒美なんか糞喰らえ   作:朝日の男

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Vol.2 再出発

ヒゲ爺に一発食らわせることを誓っている音無をスコープ越しに見ている人物がいた

死んだ世界戦線(SSS)のリーダー仲村ゆりだ

 

この学園指定制服を着ているところを見ると、初期プレイヤーね

新しいNPCかしら?だとしたら初めてお目にかかるわね、まるで自分の家のように周りを見渡しているわ

あ、天使に話しかけるみたい

 

音無side~

俺は何十年、いや何百年ぶりに思考が停止した

立ち上がりまわりを見ると、学園が幾分か綺麗だし(卒業生のらくがきがなかった)なによりも目の前に天使がいたからだ

はは、神よ 俺にご褒美をやるといったがこれはとんだ悪夢だぜ

だげ、こんな悪夢もう一度見たかった

 

音無「こんばんわ」

天使「こんばんわ。貴方は誰?」

音無「俺は音無ていうもんだ。これから暫くお世話になる」

天使「そう」

音無(な、懐かしい!この会話が続かないこの感じ!全てが懐かしい)

 

あれ、このあとどうなるんだったけ・・・

あ、ゆりがいない!

そうだ、たしか俺が目覚めるのも校庭じゃなくて、学園玄関前で!

で、ゆりの【死後の世界】が信じられなくて直接 天使に【本当に死後の世界】かみたいなことを聞くんだった

やばい、急いでフラグを建てなくちゃ!

 

音無「なぁ、この世界てなんなんだ?」

天使「ここは死後の世界よ」

音無「え~、まっさかぁ」

天使「『ハンドソニック』」

 

キタキタ、さぁドンと来い かなで!!

 

ドン→天使にヘッドショット

 

音無「かなでぇぇぇぇぇ!!!!!!」

???「おい、グズグズすんな。逃げんぞ!」グイ

 

校舎内~

???「ふぃ~危なかったな!まぁ、お前は新人だし仕方が無いけどな」

 

おもわず言葉が詰まる

目の前にかつての親友がいるからだ

 

???「おい、どうしたんだよ?あ、さっきのいきなりスプラッタなところ見せて悪かったな。でも、あれはお前を救う為にしたことだぜ?」

音無「あぁ、ありがとう」

日向「ま、いいってことよ!俺は日向秀樹ていうんだ。お前は?」

音無「音無結弦」

 

そのとき、廊下に響く音がした

 

『日向君、聞こえる?』ガガガ

日向「聞こえるぜ、ゆりっぺ」

『彼は無事に保護したの?』

日向「おう!ちょーとスプラッタなもん見せちゃったから、顔色は悪いけどな」

『しょうがないじゃない。ああしないと、天使の隙を作れないんだから』

日向「ちがいない」

『で、彼はどっちなの?』

日向「今から聞くところ~」

『あ、そう。返答しだいで明日の朝一で我が拠点に招いてね』

日向「了解」

 

おかしい、まず目覚めた場所も違うしこんな流れじゃなかった

本当だったら今頃、かなでに剣で心臓をブッ刺されているはずだ

ここはパラレルワールドみたいなもんか?

 

日向「なぁ、音無」

音無「な、なんだ?」

日向「さっき天使にむかって『かなでぇぇぇぇ』て叫んだじゃん。あれなに?」

音無「あ~それは、『夕日に吼えよ』の名台詞『なんでやぁぁぁ!!』と言おうと思ったら噛んじまっただけだよ」

日向「あ、な~るほど!ポン」

 

あ、こいつアホかも

 

to be continued ・・・ ?


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