Angel Beats! 神のご褒美なんか糞喰らえ 作:朝日の男
作戦決行まであと2日間しかないため、俺たちは朝から晩まで練習に没頭することにした
TKはやはり謎の多い男では在るが
TK「Do not worry」
と力強く俺たちに答えプロ顔負けのドラム捌きを俺たちに見せてくれた
俺 ユイ TKという一見アンバランスな3人だが練習を重ねて結構良い出来になったので、これならいけるかもしれない
オペレーション決行日~19:15
一応予定では
最初にガルデモのメンバーが演奏を開始
↓
その15分後に俺たち【エンジェル・ムーン】がガルデモの敵対役で登場
↓
ちょっとしたお芝居をし『神は知っている』を演奏する
↓
その後はガルデモがファンの力を借りて、俺たちは退場というシナリオだ
TK「Are you ready?」
音無「OKだ!」
ユイ「いっきますよ!」
バーンと派手に体育館後方の扉を蹴りで開ける
一瞬の静寂の隙にこちらの流れに巻き込む
音無「そこまでだ、ガルデモの諸君!」
ユイ「モンスターの手によって落ちた奴らは、これを聞いて目を覚ましやがれ!『神はしっている』」
TK「A!one,two.one two three four!!」
一般生徒達はあっけに取られたがショーの一部と理解してくれたようで、今までにない盛り上がりを見せた
しかしそうなると厄介な奴らが出てくる
そう教師郡だ
教師1「コラー!何をしている!」
教師2「たく、文化祭でもないのにバカ騒ぎしおって!」
モブ1「俺たちの数少ない娯楽を取ろうとするな!」
モブ2「そうだそうだ!」
音無「やはり来たか・・・」
ユイ「ヒェェェ、どうするんですか先輩?!」
TK「Crisis situation~」
岩沢「クッ、このままでは・・・」
音無「安心しな。手は既に打ってある」
岩沢「?」
教師郡が入ってきた反対側の扉が静かに開く
コッコッとわざとらしく靴音を立てて入ってきたのは生徒会 副会長 直井文人だ
先生2「おお!直井君、丁度いいところに来た。こいつらを止めるのを手伝ってくれ」
直井「残念ながら先生、それは出来ません」
先生2「なに?彼女らは許可も取らずに楽器、アンプを持ち出し体育館を不正に使用しているのだぞ?!」
直井「だってほら、彼らはしかるべき届けを出してこの音楽会をしているのです」ピラ
直井が懐から1枚の紙を見せる
それは楽器の持ち出し使用許可書と体育館使用許可書でどちらも学園長のサイン入りだ
先生1「クッ、こんなことがあってたまるか!どうせこれはあいつらお得意の偽装書類だろう!」
学園長「だまらっしゃい!」
モブ3「あ、学園長だ!」
モブ1「SSSに校長室を取られて部室を校長室に使っている学園長だ!」
学園長の一言で場が静まる
校長「確かに彼女らはいままで許可を取らずに音楽会を何度も開いてきた。これは確かに許されないことだが、考えてみたまえ。彼女らの演奏により学園が1つになる様を・・・」
校長の演説により、教師郡は撤退を余儀なくされた
俺が直井をドラムとして引き入れなかった理由
それはこの裏工作をするため
校長をよく見ればわかるが目の焦点がぶれている
直井の【催眠術強化フラグ】のおかげで、生徒NPCだけでなく先生NPCも操れるようになり今回のことが可能になった
かなでに気が引けるが【天使エリアへの侵入】の陽動としては大成功だと思う
生徒だけでなく先生まで引っ張りこめたんだからな
次の日~
ゆり「岩沢さんに音無君、ユイ それにTK 陽動作戦お疲れ様」
岩沢「ありがと」
音無「で、なにか成果はあったのか?」
ゆり「えぇ、あったわ。天使はね・・・」
to be continued ・・・ ?