Angel Beats! 神のご褒美なんか糞喰らえ   作:朝日の男

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Vol.1 神なんか糞喰らえ

天上学園 生徒会室~

ここで1人の生徒がせっせと筆を動かしていた

この作業により学園は由り良いものになるのは目に見えている

彼の名前は「音無 結弦」

天上学園の生徒会長であり、死んだ世界戦線(SSS)の最後のメンバーである

 

音無「んっん~、大分書類も捌けたな・・・これなら、満足するだろう」

 

彼が未だに成仏せずにココにいる理由

それは、これからも来るであろうさまよえる魂を導く為だ

彼は既に幾千もの若者の魂を本人達が悔いを残さないように、成仏させてきた

 

最初、ココに来たのは何かの冗談かと思った

しかし死んだ世界戦線(SSS)のメンバー、生徒会の直井、そして自分の心臓でかろうじて生きながらえた、自分が愛した【かなで】と出会いともに行動し死にながら生を実感した

その時間を楽しみ、最後は卒業という形で幕を閉じるはず・・・だったのだが果たしてそれで良いのか?俺たちのような元人間がこの学園に来るのではないだろうか?彼らはどうなる?

それを考えた末、自分はこの世界に残った

 

音無「おっと、また徹夜しちまったな。あぁ、太陽が眩しい・・・」

 

日が昇る様をうっすらと、眺めた時だった

生徒会室が一面白い光に包まれたのだ

バグか? その考えが音無の頭をよぎる

過去に何度か足を運んだ【第二コンピューター室】で、音無はそこの住民と出会いこの世界を度々 いじっていた

あるときは自分の欲望のために大浴場を作ったり、またあるときは文化祭の会場設備のために数値をいじった

しかし、今回は何もしていない

 

なんだこれは

 

一瞬目がくらむほどの光が射したかと思うと、辺りには白いものしかなく目の前にはいかにも『神様』ですという感じのシルエットが見える

 

音無「おい、あんた誰だよ」

神「ハッハハ、きみなら凡その予想はついていると思うがね?」

音無「神・・・か?」

神「当たり!ドンドンパフパフ!」

音無「どうでもいいから、早くもとに戻してくれないか?まだ案件が残ってるんだが」

神「オフ、神に向かって結構強気だね。そりゃあ、幾千の若人の魂を導いただけのことはある」

 

次第に音無はイライラしてきた徹夜のせいでもあるが、なんで今更 神が出てきたんだ

と言った感じだ

 

神「というわけで音無君!君の働きは我らの中でも評判でね。ぜひ褒美をあげようとおもったのさ!」

音無「褒美?なら写真立てとアルバム本くれ」

神「ん~そんなんじゃないよ!君には恐らく一番ほしい物だ」パチン

 

神が指を鳴らすと音無の足元に穴が開いた

そして落ちた

 

音無「うわぁぁぁぁ!!」

神「それじゃあ、あっちでも頑張ってねぇ!!」

 

 

校庭~

音無「ハッ!あのヒゲ爺!つぎ会ったらただじゃおかねぇ!」

 

このとき音無はまだ気づいていなかった

学園が幾分か綺麗なことに

 

to be continued ・・・ ?

 

 

 

 


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