Angel Beats! 神のご褒美なんか糞喰らえ 作:朝日の男
天上学園 生徒会室~
ここで1人の生徒がせっせと筆を動かしていた
この作業により学園は由り良いものになるのは目に見えている
彼の名前は「音無 結弦」
天上学園の生徒会長であり、
音無「んっん~、大分書類も捌けたな・・・これなら、満足するだろう」
彼が未だに成仏せずにココにいる理由
それは、これからも来るであろうさまよえる魂を導く為だ
彼は既に幾千もの若者の魂を本人達が悔いを残さないように、成仏させてきた
最初、ココに来たのは何かの冗談かと思った
しかし
その時間を楽しみ、最後は卒業という形で幕を閉じるはず・・・だったのだが果たしてそれで良いのか?俺たちのような元人間がこの学園に来るのではないだろうか?彼らはどうなる?
それを考えた末、自分はこの世界に残った
音無「おっと、また徹夜しちまったな。あぁ、太陽が眩しい・・・」
日が昇る様をうっすらと、眺めた時だった
生徒会室が一面白い光に包まれたのだ
バグか? その考えが音無の頭をよぎる
過去に何度か足を運んだ【第二コンピューター室】で、音無はそこの住民と出会いこの世界を度々 いじっていた
あるときは自分の欲望のために大浴場を作ったり、またあるときは文化祭の会場設備のために数値をいじった
しかし、今回は何もしていない
なんだこれは
一瞬目がくらむほどの光が射したかと思うと、辺りには白いものしかなく目の前にはいかにも『神様』ですという感じのシルエットが見える
音無「おい、あんた誰だよ」
神「ハッハハ、きみなら凡その予想はついていると思うがね?」
音無「神・・・か?」
神「当たり!ドンドンパフパフ!」
音無「どうでもいいから、早くもとに戻してくれないか?まだ案件が残ってるんだが」
神「オフ、神に向かって結構強気だね。そりゃあ、幾千の若人の魂を導いただけのことはある」
次第に音無はイライラしてきた徹夜のせいでもあるが、なんで今更 神が出てきたんだ
と言った感じだ
神「というわけで音無君!君の働きは我らの中でも評判でね。ぜひ褒美をあげようとおもったのさ!」
音無「褒美?なら写真立てとアルバム本くれ」
神「ん~そんなんじゃないよ!君には恐らく一番ほしい物だ」パチン
神が指を鳴らすと音無の足元に穴が開いた
そして落ちた
音無「うわぁぁぁぁ!!」
神「それじゃあ、あっちでも頑張ってねぇ!!」
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校庭~
音無「ハッ!あのヒゲ爺!つぎ会ったらただじゃおかねぇ!」
このとき音無はまだ気づいていなかった
学園が幾分か綺麗なことに
to be continued ・・・ ?