おかげさまで、UA10万突破しました!ありがとうございます!
ちなみに作者はUAが何か、いまいち理解しておりません。
それでは続きをどうぞ。
翌日の朝、今日の放課後のことについて櫛田さんに伝えるため、彼女の席へ向かう。いつも通りクラスメイトに囲まれ楽しそうに会話をしていた。
「おはよう、櫛田さん。ちょっといい?」
「おはよう、倉持くん。大丈夫だよ、何か用かな」
「今日の放課後の件だけど、僕も行くことになったからよろしく頼むよ」
「そうなんだね、分かった。でもよかったよ」
櫛田さんは了承した後に安堵のため息を漏らした。何がよかったのだろうか。
「この間、私のせいで佐倉さんと険悪な感じになっちゃったと思って、心配してたの。でも、行くことになったってことは佐倉さんから誘われたんだよね?それならよかったと思って」
「変な心配させてごめんね。佐倉さんとは仲直りしたよ」
「そっか、私のせいでごめんね。でも、倉持君が来れるなら必要なかったかな」
「別に櫛田さんのせいではないよ。悪いのは僕だし。それより何が必要なかったの?」
本当に今回ばかりは櫛田さんは何も悪くない。だから謝る必要はない。櫛田さん自身も心の中ではそう思っていることだろう。
「えっとね、私と二人きりじゃ佐倉さんも嫌だろうから誰か誘おうと思ったんだ。でも、一番の候補の倉持君はあの時はダメそうだったから、他に誰がいいか佐倉さんに聞いたの」
「佐倉さんが話せる人か」
「それで帰ってきた答えが綾小路君だったの。だから昨日のうちに一緒に来てもらえるようにお願いしてたんだ」
なるほど。それで僕が佐倉さんと仲直りして、一緒に行けるようになったから、必要なかったのか。佐倉さんが綾小路君の名前を出したのは意外、でもないか。綾小路君は積極的に話すタイプでもないし、佐倉さんのことを変な目で見ないだろうしね。
そんなことを考えていると、櫛田さんがでも、と続ける。
「ビックリしたのは、綾小路君の前に違う人の名前を言ったことだね。誰だかわかる?」
「違う人?誰だろ、洋介とか?」
「ううん、それが高円寺君だったの」
「高円寺!?」
完全に候補外にしていた人物の名前が出てきて驚く。佐倉さんが高円寺となら話せるといったのか。この間昼を一緒に食べたからか?そういえば普通に話せていたな。ニックネームを付けられたって喜んでたし。でも、高円寺と佐倉さんと櫛田さんがモールに行く姿なんて想像もできないな。
「ビックリだよね。でも、私が高円寺君を誘える気がしないから別の人にしてもらったんだけどね」
「賢明な判断だよ」
それから放課後の予定を決め、席に戻る。綾小路君もせっかく誘ったのだから一緒に行くことにした。佐倉さんがいいと言ったのなら問題ないだろうし、彼女の友好関係が広がるいい機会でもあるだろう。綾小路君にその気があるかは分からないが。
そして放課後になり荷物を片付ける。一緒に行くメンバーは同じクラスの人間なので、わざわざ待ち合わせをする必要はない。全員が用意ができ次第、モールへ向かう。
僕と佐倉さんは用意ができたが、櫛田さんはクラスメイトと、綾小路君は堀北さんと何かを話していたので席で待つ。そこにやって来たのは軽井沢さんだった。
「倉持くん、一緒に帰らない?」
「ごめんね、今日は佐倉さんと用事があるんだ」
「佐倉さんと?そうなんだ、それじゃあ仕方ないね」
軽井沢さんはこういうときに変に食い下がって来ないから好感が持てる。巷では束縛する彼氏彼女がいるらしい。相手の行動を逐一把握していて、異性と遊びに行くことはおろか、話すことすら禁止することもあるらしい。軽井沢さんがそれじゃなくてよかった。
「じゃあ、あたしは他の子と帰る……」
「ごめんね、お待たせ」
軽井沢さんが話している最中に櫛田さんが現れる。その後ろには綾小路君の姿があった。櫛田さんを見て軽井沢さんの表情が強張る。
「用事って佐倉さんだけじゃないの?」
「う、うん。4人でモールに用事があって……軽井沢さん?」
「……それ、あたしも一緒に行くっ」
僕の用事が佐倉さんだけでなく櫛田さんも行くことが分かると、軽井沢さんの態度が一転した。軽井沢さんは以前から櫛田さんを警戒している節がある。その理由を聞いても、女の勘、としか答えてくれない。
「急にどうしたんだよ。さっきは仕方ないって」
「事情が変わったの!ダメ?」
「僕はダメじゃないけど……」
軽井沢さんの勢いに気圧される。思わず佐倉さんの方を見てしまった。それを逃す軽井沢さんではなく、今回の用事の決定権が佐倉さんにあることを理解したようで、佐倉さんに目標を変える。
「佐倉さんっ、あたしも一緒に行ってもいい?」
「へっ?は、はい」
物凄い良い笑顔で了承を求める軽井沢さんに佐倉さんは気圧され、首を縦に振る。佐倉さんが了承した以上、僕たちが言えることはないので、軽井沢さんを含めた5人で行くことになる。
しかし意外だったのが、佐倉さんが軽井沢さんに詰め寄られ、かなり怯えているのでは、と思ったが、見た限りだとそうでもないこと。困惑はしているが怯えてはいない。櫛田さんに話しかけられたときの方がよっぽど怯えていたように思える。
ただ単に、恐怖よりも驚きが勝っただけなのか、或いは……。
その後、軽井沢さんに今日の目的を説明しながら5人でモールへと向かう。櫛田さんと綾小路君が並んで前を歩き、僕と佐倉さんと軽井沢さんが後ろに並んで歩いていた。
「じゃあ、その壊れたカメラを直しに行くんだ」
「直しに、というよりかは修理に出しに行くんだけどね」
「それだけでこの人数は必要なわけ?」
「まぁ、色々あったんだよ」
軽井沢さんの指摘はもっとだ。修理に出しに行くだけでこの人数は全く必要ない。このあと遊びに行こうなどの予定も一切ない。おそらく櫛田さんと綾小路君はついでに目撃者の件について聞き出そうとしているだろうが。
軽井沢さんは腑に落ちない顔をするも、どうでもいいと思ったのか直ぐにいつもの表情に戻る。そして、僕ではなく佐倉さんに話しかける。
「カメラ、好きなの?」
「え、えっと……その」
「あ、急に話しかけてごめんねっ。ちょっと馴れ馴れしかったかな」
軽井沢さんに話しかけられたのが予想外だったのか、佐倉さんが驚きのあまり返事ができないでいた。それを見た軽井沢さんが拒絶されたと勘違いしているようで少し落ち込んでいる。
以前の軽井沢さんなら、拒絶されても落ち込む素振りは見せず、高圧的な態度を取って優位性を保とうとしていただろう。これも変わろうとしてる結果なのだろう。
フォローを入れようと思ったがやめる。それは佐倉さんが何かを言おうとしていたからだ。
「あ、あの!馴れ馴れしくなんかない、です。ちょっとビックリしただけで……」
「そうなんだっ。嫌われたわけじゃなくてよかったー」
「嫌うだなんて、そんな……」
「それで、カメラはいつから好きなの?」
話が進みそうもないので口を挟む。昔からカメラが好きなのか気になったので聞いてみた。
「うん……小さい頃はそうでもなかったんだけど。中学生になる前くらいかな、お父さんにカメラを買ってもらってから、どんどん好きになっちゃって。って言っても、撮るのが好きなだけで、全然詳しくないんだけどね」
「へぇー、夢中になれるものがあるって素敵じゃん」
「風景とか撮ってるんだっけ?自分とかは……さすがに撮らないか」
「ふぇっ!?そ、それは……」
「倉持君は分かってないなー。今時、自撮りなんか普通っしょ。ねー佐倉さんっ」
「う、うんっ」
僕のちょっと否定的な言い方に表情を曇らせた佐倉さんだったが、軽井沢さんの言葉で直ぐに笑顔に戻った。今の反応を見る限り、佐倉さんは自撮りもしているのだろう。しかし自撮りは普通なのか。高円寺がよく自撮りしているのを見てキモイと思っていたが、それは間違いだったのか。
それにしても佐倉さんが軽井沢さんと普通に、とはいかないものの話せているのは内心驚いている。佐倉さんは軽井沢さんみたいなギャル系は苦手だろう。それでも話せているのは通じる何かがあるのだろうか。
それから僕たちはモールの中にある家電量販店につく。ここは全国的にも有名な量販店で、利用客は学生だけということもありお店そのものはけして広くないが、日常で必要そうな電化製品などが揃えられている。僕もここには初めて来た。
「えっと、確か修理の受け付けは向こうのカウンターでやってたよね」
「そうだな、奥の方だ」
櫛田さんと綾小路君はここに来たことがあるのか、迷うことなく店内を進んでいく。それを僕たち3人が付いて行く。
「すぐ直るかな……」
「有名なお店だし、任せとけば問題ないっしょ」
「そ、そうだよね」
不安げな様子でカメラを握りしめる佐倉さんを軽井沢さんが励ます。この短時間でかなり打ち解けたみたいだな。
「本当に好きなんだね、カメラ。早く直るといいね」
「うんっ」
「あったよ、修理受け付けてくれるところ」
櫛田さんの声に前を見てみると、店の一番奥に修理の受付場所があった。しかし、それを見た佐倉さんが何故か足を止めた。その横顔は嫌悪感を表したものに感じた。不思議に思い、もう一度カウンターを見るも特に変なところはない。
佐倉さんが止まったのを不思議に思った櫛田さんが声をかける。
「どうしたの? 佐倉さん」
「あ、えっと……その……」
「何かあった?」
「大丈夫、何でもない……」
何か言いたげな様子だったが、首を左右に振り、懸命に笑顔を浮かべる。その様子が気になったが、本人が大丈夫、と言っているので追及はしないでおこう。
全員で行くのもアレなので、カウンターには佐倉さんと櫛田さんと軽井沢さんの3人が行き、僕と綾小路君は少し離れた所にいて話をしていた。
「しかし櫛田はさすがだな。初対面の店員とは思えん」
「コミュニケーション力がずば抜けてるよね。あの店員さんもすっかり気を良くしちゃってるし」
後ろの方で様子を窺っていても、店員がハイテンションなのが分かる。まくしたてる勢いで櫛田さんに積極的に話しかけていた。嫌がる素振りを見せない櫛田さんを見て、上手くいっていると思ったのか、デートにまで誘うしまつ。仕事中だろうがお前。横にいる軽井沢さんが、かなり引いていた。
話が進まなくてイライラしていた軽井沢さんが話を進めるべく、佐倉さんにデジカメを出すよう促した。それを店員が渋々といった感じで、簡単に確認する。どうやら、落ちた衝撃でパーツの一部が破損してしまったため、上手く電源が入らないとのことだった。佐倉さんの壊れたデジカメは、この学校に入学してから買ったものなので、保証書があれば無償で修理を受けられるとのことだった。もちろん佐倉さんは保証書を持って来ているので、あとは必要事項を記入すれば終わりだ。
だが、佐倉さんの手は用紙を前にして止まっていた。何か様子がおかしい。佐倉さんの手は微かに震えていた。何かを恐れている?デジカメを修理に出すことをか?それなら櫛田さんの提案の時点で断っているはずだ。佐倉さんの様子はこのカウンターを見てから変わった。それなら原因はここにあるはず。
そう考え、店員の方に視線を移すと、原因が何かを理解する。それは、さっきまで櫛田さんとの会話に夢中になっていた店員が、ジッと佐倉さんを見つめていたからだ。櫛田さんと佐倉さんは用紙の方に視線を向けているから気付いていないようだが、その視線は不気味なものだった。こいつが原因か。
佐倉さんはおそらく住所を書くのを戸惑っているのだろう。あの男に知られたくないのだ。あの男と佐倉さんに面識があるのかは分からないが、最初に嫌悪感を抱いていたのは間違いない。それなら僕がすることは一つだ。
考えたことを行動に移すべく、カウンターの方へ向かう。しかし、僕より先に動いた人物がいた。
「もう、佐倉さんってば連絡先忘れちゃったわけ?ドジだなぁ。貸してっ。あたしが書くから」
隣に座っていた軽井沢さんがそう言って佐倉さんからペンを受け取る。軽井沢さんも佐倉さんの様子と、店員の不気味な視線から状況を把握したのだろう。軽井沢さんの状況を把握するの能力は中々高い。
軽井沢さんが住所を書こうとすると、店員が慌てて止めに入る。
「ちょ、ちょっと君の連絡先を書くつもりかい?それはちょっと……」
「はぁ?何か問題あるわけ?あたしのでも問題ないじゃん」
「このカメラの所有者は彼女だよね?それなら彼女のじゃないと……」
食い下がる店員を見て、呆れる。所有者だからといって佐倉さんじゃなければいけない理由にはならないだろ。だからといって軽井沢さんの住所を書かせるわけにはいかないので口を挟ませてもらう。
「そのカメラは販売店も購入日も問題なく保証されていますよね?それなら何も問題はないでしょう。購入者のみに保証されるわけでもありませんし。それでも問題があるとおっしゃるのなら、責任者の方を呼んできていただきたいのですが」
「そ、それは……」
「まだ何か?どうしても彼女じゃなければいけない理由があるのでしょうか?」
「い、いえ、そのようなことは」
「それならよかったです。では僕の連絡先を書いておきますので終わったら連絡してください」
そう言って、自分の名前や寮の部屋番号等の必要事項を記載し、店員にカメラと一緒に渡す。店員はそれを引きつった笑みで受け取った。
用は済んだので、全員でカウンターから離れる。
「凄い店員さんだったね……物凄い勢いでまくしたてられたから焦っちゃった」
「……ちょっと、気持ち悪いよね……?」
「ホント、きもい!佐倉さんを見る目がヤバかったもん。あれは犯罪者だよ」
「それは言いすぎだと思うが、佐倉はさっきの店員のこと知ってたのか?」
綾小路君の問いに佐倉さんが小さく頷く。カメラを買いに来た時に会ったようだ。
「前に話しかけられたことがあって……。それで、一人で修理に行くのが怖くて……」
「あっ!もしかして、それで軽井沢さんが?」
「まぁ、明らかに佐倉さんの様子が変だったし、何よりあの店員の視線がキモかったから。でも、結局倉持君が書いたけどね」
少しだけ不満そうに僕を見る軽井沢さん。あのまま軽井沢さんに書かせるわけにはいかなかったのだから仕方がない。
「佐倉さんを助けるためだからって軽井沢さんが書いたらダメだろ。君の方に矛先が向く可能性もあるんだから。その分僕が書けば何も問題はない」
櫛田さんにもあそこまでアプローチしていた男だ。同じくらい可愛い軽井沢さんをターゲットに変えても不思議ではない。そうならなくても、邪魔された報復をする可能性もある。なんにしても、あの場で軽井沢さんの情報を書くのは得策ではない。
「あ、あの……ありがとう、軽井沢さん。凄く、助かった」
「べ、別にお礼を言われることじゃないし。あたしも無理やり付いてきちゃって、その、申し訳ないというか……」
「照れてるね」
「照れてるな」
「そこの二人!うっさい!」
佐倉さんにお礼を言われて顔を赤くして照れている軽井沢さんを、綾小路君と一緒にいじる。いじられた軽井沢さんはさらに顔を赤くしていた。やっぱり、軽井沢さんと佐倉さんは、仲の良い友達になれるのではないだろうか。
軽井沢さんの方を向いていた佐倉さんは、次に僕の方を向く。
「倉持君も、ありがとう。おかげでカメラを修理に出せたよ」
「うん、よかった。また連絡が入ったら伝えるよ」
「よろしくね。二人も付き合わせちゃてごめんね。ありがとう」
「全然、こんなことで良ければいつでも協力するから」
最初はどうなることかと思ったが、いい感じで終われたな。用事も済んだので解散かと思っていると、綾小路君がついでに見たいものがある、というのでみんなで付いて行くことになった。
女子3人が楽しそうに話している中に入るのもきついので綾小路君と話そうとしたのだが、当の綾小路君は誰かと電話をしていた。
少しして電話が終わり、綾小路君用事は終わった、と言い戻ってきた。今日は下見だったらしい。それから僕たちは店を出るために歩き出す。
僕は綾小路君が最後に見ていた売り場で足を止め、考えを巡らす。彼は
「おーい、倉持くーん!おいて行っちゃうよっ」
僕の考えは軽井沢さんの呼ぶ声に遮られた。ここで考えていても仕方がないのでそのまま考えを中断し、皆の元へ向かった。
そのまま全員で寮へと帰る。その途中、櫛田さんが佐倉さんにどこかで会ったことがある?というナンパかと思うようなことを言っていたが即座に否定される。その後眼鏡をはずして見てほしいとお願いするが、それは拒否された。何も見えないくらい目が悪いから、と言っていたが、それは嘘だろう。彼女の眼鏡には度が入っていない。それなのに嘘をついてまで断った理由は僕には分からない。
寮の前につき、解散を切り出そうとした矢先、佐倉さんが少し声を張り、僕たちに目を向ける。
「あのっ……!今日のお礼って言うと、少し語弊があるけど……須藤君のこと、わ、私も協力しようと思う……」
「それって佐倉さんが須藤君たちの喧嘩を見てたってことだよね?」
突然の佐倉さんの協力要請に櫛田さんが確認を取る。
「うん、私、全部見てた。本当に偶然なんだけど……信じられない、かな」
「そんなことないよ。信じないわけないよ!」
櫛田さんは佐倉さんの申し出が嬉しかったようでかなりテンションがあがっているようだ。だが、悪いが口を挟ませてもらう。
「佐倉さん、本当にいいの?別に今回のことで恩を感じる必要はない。無理をして名乗り出る必要はないんだよ」
佐倉さんのことだ、色々迷惑をかけてしまったからそのお礼に協力するのを無理しているかもしれない。
しかし、僕の言葉を聞いて佐倉さんはゆっくりと首を左右に振る。
「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫だよ。これは
「そっか、それなら僕が言うことはないよ。僕はそれに手を貸すだけだ」
それが彼女がやりたいことなら僕は口を出さない。ただ、手を貸すだけ。僕が彼女に約束したことだ。
「ありがとう佐倉さん。須藤君も喜ぶよっ」
櫛田さんが佐倉さんの手を取り喜びを露わにする。どことなく佐倉さんも嬉しそうだった。
これで僕たちDクラスは目撃者を手に入れたこととなる。果たしてそれは僕たちの勝利に繋がるのだろうか。ここからは堀北さんの腕の見せ所。いや、違うな。堀北さんじゃない。
「え?なに?目撃者?佐倉さんが?ど、どういうこと?」
その前に、状況が全く掴めていない軽井沢さんに説明をしなければいけないみたいだ。
気付けば30話目。
思い付きで書き始めたものがここまで続くとは……。
30話で2巻の内容すら終わっていないのはどうかと思いますがね(笑)