唯我独尊自由人の友達   作:かわらまち

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感想、評価、お気に入りありがとうございます!

今回の話は、キャラ崩壊が少し含まれるかもしれません。
ご了承ください。

それでは続きをどうぞ。


苦手なもの、一之瀬

 

 

 

「げっ、とは失礼だね!普通、友達の顔を見てそんな声出すかな?」

 

 僕の出した声に目ざとく反応した一之瀬。苦手な相手に会ったらそんな声も出てしまう。面倒くさいことになりそうだし。

 

「勇人君はもう少し女の子の扱いを勉強するべきだね」

 

「余計なお世話だ」

 

「そんなんじゃモテないよ!」

 

 本当に余計なお世話だ。一之瀬は僕の事をなめている。それもかなりだ。

 

「私たちは帰っていいかしら?」

 

「ちょ、ちょっと待って!」

 

 蚊帳の外になっていた堀北さんが呆れたように言う。それを一之瀬が焦って止める。

 

「私たちに何か用かしら?」

 

「用って言うか……。ここで何してるのかなーって」

 

「別に。何となくうろうろしていただけだぞ」

 

「そうなの?」

 

「ああ、そうだよ」

 

 隣の堀北さんが視線でプレッシャーをかけてきたのでそう言う。別にプレッシャーがなくても正直に話すつもりはない。だって、こいつに話したら絶対首を突っ込んでくる。おせっかいが大好きな奴だからな。

 

「何となく、かあ。君たちって勇人君と同じDクラスの生徒だよね?」

 

「……知ってるのか?」

 

「君とは前に2回くらい会ったよね。直接話はしなかったけど。そっちの子も、図書館で一度見た覚えがあるんだよね」

 

 一之瀬とは二人とも勉強会の時に会っているからな。一之瀬が物覚えは良い方だからね、と付け加えるが、物覚えが良くないと覚えていない、と言っているようにも聞こえるぞ、それ。

 

「てっきり喧嘩騒動がらみでここにいるんだと思ったんだけどな。昨日、私がいなかったタイミングでBクラスに情報収集に来てたみたいだしね。Dクラスの生徒が無実を証明しようとしてる、って後で聞いたんだよ」

 

「もし僕たちがその件でここにいたとして、一之瀬には関係ないだろ」

 

「んー、関係はあんまりないね。でも、話を聞いて気になったことがあったから、一度様子を見に来たの。よかったら事情を聞かせてくれないかな?」

 

 やっぱり首を突っ込んできた。単純な興味本位で聞いているのが半分。お節介で聞いているのが半分、といったところだろう。

 僕たちが沈黙していると、一之瀬は困ったように口を開く。

 

「ダメかな? 他のクラスのことに興味持ったら」

 

「いや、そんなことはないが……」

 

「裏があるようにしか思えないわね」

 

「裏って? 暗躍してCクラスやDクラスを妨害する、みたいな感じの?」

 

 綾小路君が穏便に済ませようとしているのに対して、堀北さんは直球で思っている事を言う。だが、それに対しては否定させてもらおう。

 

「それはないよ、堀北さん」

 

「あら、何故かしら?」

 

「こいつは超が付くほどのお節介で困っている人がいたら放っておけない性質なんだよ」

 

「そんな褒められたら照れるなぁ」

 

「褒めてないよ!」

 

 どこをどう聞いて褒めていると思うんだよ。結果的に一之瀬を庇う形になってしまい、内心少し後悔する。堀北さんは勝手にして、と言い少し距離を置いて窓の外を眺めた。僕もあまり相手にしたくないので綾小路君に任せる。

 

 綾小路君が今回の事件について、須藤くん側の主張を説明する。一之瀬は終始真面目な様子で話を聞いていた。聞いた話を自分の中で処理して話し出す。

 

「そんなことがあったんだね。それでBクラスまで来たんだね。なるほどなるほど……。ねぇこれって結構大きな問題なんじゃない?どちらかが嘘をついてる暴力事件でしょ?真相をはっきりさせないとまずいんじゃない?」

 

「だからこうして色々調べてるんだよ」

 

「別にここには何もなかったけどな」

 

「勇人君たちはクラスメイトとして、須藤くんの方を信じるんだよね。友達なら当然だろうけど。Dクラス側から見れば冤罪事件ってわけだ」

 

 中には須藤君を信じていないクラスメイトも多々いるのだが、話がややこしくなるので黙っている事にする。

 

「もういいかしら。知りたい情報は知れたはずよ」

 

 黙って聞いていた堀北さんがしびれを切らしたかのように口を挟む。彼女の言う通り、情報は渡したんだし、解散してもいいだろう。

 そう思っていると一之瀬は予想外の言葉を発する。いや、予想通りか。

 

「んー。あのさ、もしよかったら私も協力しようか? 目撃者探しとか。人手が多いほど効率的でしょ?」

 

「どうしてBクラスの生徒に手伝ってもらう流れになるのかしら」

 

「BもDも関係ないんじゃないかな?こういう事件はいつ誰に起こるか分からないよね。今回はその最初の事件のようだしさ。嘘をついた方が勝っちゃったら大問題だよ。それと話を聞いちゃった以上、個人的に見過ごせないってのもあるかな」

 

 前半は建前で後半が本音だ。一之瀬はそういう奴だ。困っている人がいれば手を貸さずにはいられない。堀北さんと綾小路君は判断に困っているようだった。

 

「私たちBクラスが協力して証人になることが出来れば、信ぴょう性は高くなるんじゃない?ただ、逆も然りで、Dクラスが被害を受ける可能性はあるけど……。どうかな?私は悪い提案じゃないと思ってるけど」

 

 須藤君が嘘をついていてCクラスが正しかった場合、Dクラスは致命的なダメージを負うことになるだろう。最悪、須藤くんは退学になる可能性もある。

 この提案に対してどう答えるのか。堀北さんと綾小路君を見る。二人ともすぐに返事をしないあたり迷っているのだろう。

 

 沈黙が少し続いた後、堀北さんは僕の方を向き口を開く。

 

「倉持君、あなたは彼女を知っているのよね?」

 

「まぁね。中学の同級生だったからね」

 

「あなたから見て、彼女は信用できるのかしら」

 

「……はぁ、さっきも言ったけど、一之瀬はお人好しだ。その点では信用はできる」

 

 溜息まじりにそう答える。堀北さんとしては、Bクラスが協力するメリットを考えたうえで一之瀬が信用できるか、がネックになると考えたのだろう。そこで少しでも人となりを知っている僕に聞いたんだ。それを聞いて堀北さんが決断を下す。

 

「分かったわ。手伝ってもらいましょう」

 

「決まりね。えーっと」

 

「堀北よ」

 

 協力関係として一之瀬の事を認めたのか、素直に自分の名を言った堀北さん。それに対して僕は口を挟む。

 

「本当に良いの?本当に信用できるか分からないよ」

 

「ひどいなぁー」

 

「今ある材料で判断しただけよ。彼女よりあなたの方が信用できるだけ」

 

 信用されていると喜んでいいのか微妙な言い方だな。何はともあれ、Bクラスとの協力関係が結ばれた。これが良い方向に進むといいのだが。

 

 

 その後、話を進めると、意外な事実が分かった。それは、部活などで大会に出て活躍すれば、個人にだけではなく、クラスのポイントにも繋がることだ。Bクラスは担任から教えてもらっていたみたいだが、うちはいつも通りの伝達漏れだろう。

 

「なんか変だね、君たちの担任」

 

「元々やる気ないと言うか、生徒に無関心だからな。そんな教師もいるだろ」

 

 中学でもそんな教師はいたんだ。綾小路君が言う通り、この学校に居ても不思議ではない。だが、一之瀬は何か引っかかたようだった。

 

「どうしたんだよ」

 

「この学校じゃ担任の先生の評価は卒業時のクラスで決まるって話、知ってる?」

 

「初耳ね。確かなの?」

 

 堀北さんと同じでそんな話は聞いたことがない。興味を示す、というよりも興味を示さざるを得ない。それは非常に重要なことだ。

 

「うちの担任の星之宮先生がさ、口癖のように言ってるんだよね。Aクラスの担任になれれば特別ボーナスが出るから頑張りたいって。結構違うみたいだよ」

 

「担任の先生に関しては羨ましいわね。Dクラスの担任と変えてほしいくらいだわ」

 

 堀北さんは、茶柱先生はDクラスの事などどうでもいいと思っていると考えているだろうが、実際は違う。茶柱先生は誰よりもAクラスに上がることを望んでいる。執着してるともいえるほどに。それは特別ボーナスのためだったのだろうか。僕には違うと思えてならなかった。

 

「そうだ、円滑に物事を進めるためにもみんなの連絡先聞いてもいいかな?」

 

 堀北さんは視線だけで綾小路君に指示を飛ばしていた。私は嫌だからよろしく、といった感じか。僕も同じく綾小路君に視線を送る。

 

「オレで良かったら。連絡くれたら対応する」

 

「うん、わかった」

 

 僕の視線も通じたようで、綾小路君が連絡先を交換する。よし、これでようやく帰れる。そう思っていると、何故か一之瀬が綾小路君と交換したまま携帯を僕の方へ向けた。

 

「はい」

 

「なに?」

 

「何って、連絡先だよ。勇人君も交換しよう」

 

「嫌だよ」

 

「なんで!?中学の時は交換してくれたでしょ?」

 

 中学の時は交換したんじゃなくてさせられたんだ。毎日毎日あまりにもしつこいから、嫌々教えたのだ。それに交換して後悔したことがある。

 

「だって教えたら一之瀬、めちゃくちゃ連絡してくるじゃん!ご飯食べた?だの、宿題ちゃんとやった?だの、学校遅れたらだめだよだの、母親かって」

 

「当たり前だよ。勇人君のこと心配だからね。あと、母親よりお姉さんかな」

 

「頭痛い……」

 

「だ、大丈夫?風邪かな?ちょっと額だして」

 

「違うから!一之瀬の発言で頭痛いって言ってんの」

 

 僕を心配して、熱があるかを確認しようとする一之瀬から距離を取る。一之瀬が僕の言葉に首を傾げる。本当に意味が分かっていないみたいだ。

 この状況を見かねた堀北さんが口を挟む。

 

「何でもいいから交換したらいいんじゃないかしら。もう帰りたいのだけど」

 

「そんな他人事みたいに」

 

「他人事でしょ。早く交換しなさい。時間の無駄だわ」

 

 堀北さんに催促され渋々交換する。まぁ、非通知にしていれば問題はないか。

 

 もう疲れたから帰ろう。そう思い、別れを告げ、帰ろうとすると、後ろから襟を引っ張られる。誰かは見なくても分かる。一之瀬だ。

 

「何するんだよ?」

 

「勇人君はステイ。明日にでも友達に相談して計画を練っておくよ」

 

「ええ、お願いするわ。それじゃあ」

 

「また何かあれば連絡してくれ。倉持、よく分からんが頑張れ」

 

 そう言って、2人は帰っていった。何で僕だけ残されたのか疑問に、というか不満に思っていると、それを察してか一之瀬が話し出す。

 

「久しぶりに会ったんだから話そうよ。いつも友達と行くカフェがあるんだー」

 

「僕に拒否権は?」

 

「んー、ないんじゃないかな?」

 

「……奢りだろうね?」

 

 満面の笑みでそういう一之瀬に反論する気も失せ、大人しく付いて行くことにした。せめてもの抵抗で奢らせようと決意して。

 

 

 

 

 特別棟を出て、施設が集まる場所へと移動する。その道中、何人かの生徒とすれ違い、Bクラスと思われる生徒ともすれ違った。カフェに着いた僕たちは、注文を済ませ、適当な席に座った。

 

「相変わらず人望があるんだね」

 

「え?なんで?」

 

 注文したフラペチーノのクリームをすくって、おいしそうに食べている一之瀬は僕の言葉に首を傾げる。

 

「ここに来るまでにすれ違ったBクラスの生徒、みんな一之瀬に声かけてただろ」

 

「あー委員長やってるから他の子よりかは目立つのかもね。それくらいだよ」

 

「委員長?そんなのこの学校にあった?」

 

「ううん、Bクラスが勝手に作っただけだよ。あとは副委員長と書記かな」

 

 勝手に作ってそれが受け入れられているってことは、やはり人望があるのではないだろうか。しかし、Bクラスはかなり統率が取れているみたいだな。僕たちのクラスとは大違いだ。

 

「そんなことより、驚いたな~。まさか勇人君が一緒の学校だったなんて」

 

「こっちのセリフだよ」

 

「でも、もっと驚いたのは勇人君がDクラスだったことかな。勇人君なら私たちのクラスに居ても不思議じゃないっていうか、そっちのほうが自然だったと思うんだけど」

 

「買いかぶりすぎだよ。一之瀬こそAクラスにいても不思議じゃないだろ」

 

 一之瀬はこう見えて、頭が良い。それに運動もできるし、コミュニケーション能力がずば抜けて高い。それでいて性格も難はない。僕にとってはあるが。贔屓目抜きでもAクラスに配属されていてもおかしくないのだが。

 

「それこそ買いかぶりすぎだよ。それに私はBクラスで良かったと思ってるよ。Aクラスに負けてないとも思ってる」

 

「羨ましい限りだよ。僕らじゃ勝っているところは何もないよ」

 

「そんなことないよ。堀北さんや綾小路君、あと高円寺君もいるんだから」

 

 堀北さんと綾小路君は間違いなくDクラスにとって貴重な戦力だろう。だが、高円寺は今のところそんなことはない。ポテンシャルはそれこそAクラスの生徒に引けを取らないものがあるが、如何せんそれを発揮する気がない。

 

「それに、高円寺君と勇人君が一緒のクラスってだけで脅威だけどな」

 

「どういうこと?」

 

「さぁね。それより勇人君!」

 

 何か嫌な予感がする。というか、面倒くさいスイッチが入った気がする。

 

「友達はたくさんできたかな?私が聞いた噂ではクラスの人気者の一人みたいだけど本当?」

 

「いや、知らないよ。友達はまぁいるけど」

 

「そうなんだ。やっと友達の大切さに気付いてくれたんだね。お姉さん嬉しいよ」

 

「毎回言うけど、お姉さんじゃないからね。誕生日は僕の方が早いし」

 

「あはは。背伸びしちゃって」

 

 頭を撫でてくる一之瀬の手を振りほどく。何故一之瀬はここまで僕に構うのだろうか。

 

「何で僕に構うんだよ。僕は別にボッチでもないよ」

 

「んー何でって聞かれると難しいんだけど、何となくそうしないといけない気がしたの」

 

「何だよそれ」

 

「初めて会った時に、この子は誰かが守ってあげないと消えてしまいそうだって」

 

 一之瀬には今までの生き方を捨てた僕がそう映ったんだろう。そんなに儚かったのか僕。ただ、クラスメイトと距離を置くようにしていただけなんだが。

 

「それとなんかね、保護欲を掻き立てられるっていうか、なんていうか、そう!手のかかる弟みたいな感じかな。だから私はお姉ちゃん」

 

「意味が分かんないな」

 

「それでいいんだよ。きっと」

 

「ん?」

 

 一之瀬が優しく微笑みながら僕を見る。でもそれに違和感を感じる。どこか、僕を通して違う何かを見ているかのようだ。

 一之瀬にも確実に闇がある。それが極稀に見えるときがある。僕に対する行動がその闇に繋がっているのか、それはまだ何も分からない。

 

「それで、ちゃんとご飯は食べてるのかな?ポイントが無くて食べれてないなんてことはないよね?」

 

「またそれか。問題ないよ。無料でもらえるやつもあるし」

 

「それでも心配だよ。ポイントが足りなくなったらいつでも言ってね。貸してあげるから。もちろん、卒業までには返してもらうからね」

 

「そのときはお世話になるよ」

 

 尤も、そんな日は来ないと思うが。女性に金を借りるなんてヒモみたいでなんか嫌だし。一之瀬に借りを作るのも怖くてできない。

 

 それからクラスの事など根掘り葉掘り聞かれ、気づいた時には日が落ちる時間帯だった。さすがに、寮へ帰る事にする。

 

 寮に着き、エレベーターを待つ。一応礼は言っておかなくちゃな。

 

「ありがとな。協力を申し出てくれて」

 

「ううん、これは私たちのためでもあるから」

 

「そっか」

 

 エレベーターが一階に着き、乗り込む。しかし、一之瀬は立ったままだった。

 

「どうかした?」

 

「あのさ、やっぱり私が世話を焼くのって迷惑かなって思ってさ。勇人君がホントに迷惑してるならもうやらないよ」

 

 何を深刻な顔で言いだすかと思えばそんな事か、迷惑かだって?そんなの決まっているだろ。

 

「うん、迷惑だよ。逆に迷惑だと思っていなかったのが驚きだよ」

 

「あう!?やっぱり、そう、なんだ。あはは、ごめんね」

 

 何で涙目になってるんだよ。これじゃあ僕が悪者みたいじゃないか。これだから僕は一之瀬が苦手なんだ。

 

「でも、嫌じゃないよ」

 

「え?」

 

「嫌だったら、一之瀬とこうして話してないだろ。だから、その、そういうことだよ」

 

「ホントに?じゃあ今までみたいでいいの?メールも送っていい?」

 

「ああもう、うるさいよ。勝手にすればいいじゃん」

 

「うん。勝手にさせてもらうよ」

 

 さっきまでの表情が嘘みたいに明るいものになる。さっきのは演技だったのではないかと、本気で疑うほどに。

 一之瀬は何故か憎めないんだ。その好意に裏がないと分かっているから。何をされてもそれが善意だと分かっているから。だから僕は一之瀬が苦手だ。

 

 

 それから、一之瀬と別れ部屋に帰ってくる。僕の精神はもうボロボロだ。風呂は入らずに寝よう。そう考え、着替え始めると、携帯が震える。メールが届いたようだ。

 差出人の欄には一之瀬と映し出されていた。

 

『今日はありがと!これからもよろしくね!あと、ちゃんとお風呂は入らないとダメだからね』

 

 了解、と返信して、携帯を置く。進言通り、風呂に入るか。そう思い、浴室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、その後、寝る前に戸締りをしろだの、歯磨きをしろだの、続けてメッセージが来たときは軽く後悔した。

 

 




この小説の一之瀬さんはこういうキャラクターです。
一之瀬さんファンの方は受け入れられないかもしれませんがよろしくお願いします。

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