唯我独尊自由人の友達   作:かわらまち

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ありがとうございます!

それでは続きをどうぞ。


これから

 

 

 

「落ち着いた?」

 

 ひとしきり泣いた軽井沢さんが僕の胸から顔を離す。

 

「ご、ごめんねっ!変なとこ見せちゃって」

 

「別に構わないよ。友達、だろ?」

 

「えへへっ。そうだね」

 

 軽井沢さんが僕の言葉に嬉しそうにはにかむ。

そして立ち上がり、今度は真剣な顔になる。

 

「本当にごめんなさいっ!倉持君を利用しようとして」

 

「うん、いいよ。僕もごめんね。君を追い込むような事言って」

 

「倉持君は悪くないっ。あたしの為に言ってくれたんでしょ」

 

 それはそうなのだが、きついことを言ってしまったのには変わりはないんだが。本人がいいと言っているんだし、考えるのはやめよう。

 

「……それでね、倉持君に見てもらいたいものがあるの」

 

「僕に?何かな?」

 

「あたしの隠していたもの」

 

 軽井沢さんが隠していたもの。つまりは彼女の根源。おそらく、左脇腹にあるもの。彼女を観察しているとき、何度かその部分を押さえていた。

 

「でも、ここでは嫌だから……。そ、その……」

 

 何やら口ごもってしまう。言い辛い事なのだろうか。

 

「く、倉持君の、へ、部屋に……行っても、いい?」

 

 軽井沢さんが頬を朱色に染め、上目遣いでそう言った。こんなの反則だろう。

どうも僕はこの攻撃に弱いらしい。

 

 僕が了承し、二人で寮の中へ入っていく。そして、僕の部屋へと辿り着く。誰かに見られてないだろうな。

 

「お、お邪魔します」

 

「う、うん。どうぞ」

 

 まるで付き合いたてのカップルの様に気まずい雰囲気が流れる。取り敢えず、飲み物を入れることにする。

 

 二人分のお茶を入れて戻ってくると、軽井沢さんは落ち着いた様子で座っていた。僕もその向かいに座る。少しの間沈黙が流れるが、意を決したように軽井沢さんが話し出す。

 

「見て欲しいもの。倉持君はもう気付いてるかもだけど、見せるね」

 

 そう言って、制服を捲し上げる。普通なら若い男女が密室でこんな状況になっていれば甘い雰囲気になるのだろうけど、そんな事を無かった。

 そして、彼女の制服は胸の下まで捲し上げられ、綺麗なお腹が露になる。

 

 そこには透き通るような綺麗な肌に似つかわしくない生々しい傷跡があった。

鋭利な刃物で裂かれたような深い傷跡だった。

 それを見られるのがよほどの苦痛なのか、軽井沢さんは、顔を歪め、耐えていた。

 

「もういいよ。十分だ」

 

 そう言って彼女の腕を掴み、降ろさせる。

自分の中に怒りがこみ上げるのが分かる。子供の虐めで済まされるような傷ではなかった。見ただけでも、命の危険があったであろうことが分かる。そんな深い傷跡だった。これだけの目に遭いながらも、彼女は立ち上がり、戦ったのか。

 

「醜かったでしょ。これが私の忘れることができない過去」

 

 僕はその言葉に返すことはできなかった。醜くないなんて簡単に言えるものでは無いからだ。これを見せるのにどれだけの勇気が必要だったのか僕には想像もつかない。

 

「なんでこれを僕に見せてくれたの?」

 

「倉持君は友達だから。私の初めての友達。倉持君には知っておいてもらいたかったから」

 

「そっか。ありがとう。よく頑張ったね」

 

 そう言って彼女の頭を撫でる。僕にできる事はこれくらいだろう。

 

 彼女の闇の根源はこの脇腹の傷。これがある限りは彼女の過去は消えないだろう。この傷を乗り越えられるかどうかは彼女次第だ。僕はただ傍にいて支えてあげる事しかできないだろう。

 

 でもね、軽井沢さん、君が知っている闇よりも深いものがこの世にはある。それを僕は知っている。

 そんなことは今の彼女には関係ないが。

 

「それで、これからどうするの?」

 

「私、変わろうと思う。寄生しない自分に。倉持君が強いって言ってくれたから。私を認めてくれたから」

 

「その気持ちは大事だと思う。でも焦らなくていいよ。ゆっくりでいい。少しずつ変わっていこう」

 

 人はそう簡単には変われない。それは僕が一番よく分かってる。だから、ゆっくり変わっていけばいい。

 

「でも、何をすればいいんだろね〜」

 

 そう言って軽井沢さんは僕の入れたお茶を飲む。

 

「うーん。取り敢えず、僕たち付き合おっか」

 

「ぶふっ!?」

 

 軽井沢さんが飲んでいたお茶を吹いた。何をやってるんだ。僕がタオルで床を拭いていると軽井沢さんが詰め寄ってくる。

 

「な、な、な、なに言ってんの?い、いきなり、つ、つ、付き合うなんて馬鹿じゃないの?」

 

「馬鹿ってなんだよ。さっき告白してきたのは誰だよ」

 

「そ、それとこれは別問題じゃん!」

 

「なんでだよ。元々君の目的は、僕か洋介と付き合う事だろ? だから、僕が彼氏役を引き受けるって言ってんじゃないか」

 

「それならそうと早く言ってよ! 焦ったじゃんか!」

 

 何で僕が怒られているんだ。意味が分からん。他にどんな意味があるというのだ。

 

「でも、いいの? 私、変わろうとは思ってるけど、寄生するかもしれないよ」

 

「さっきも言ったけど、焦る必要は無いよ。君の立場を固めてから少しずつ変わればいい。それに、僕に頼りすぎないように、条件がある」

 

「条件?」

 

「彼氏のフリをするための条件。一つ目が僕が彼氏だと自分から言いふらさないこと。あくまで聞かれたら答える程度で。二つ目は自分の立場を優位にするために僕の名前を使わないこと。ただ、好きでもない男に言い寄られたりした時なんかは使っても構わない。三つ目は好きな人ができたら、すぐに僕に言うこと。その場合はその場で関係は解消する。君が彼氏役を必要ないと思ったときも同様にね。最後に僕のお願いを文句を言わずに聞いてほしい。もちろん変なことはお願いしない」

 

「三つは分かったけど、最後のがよくわかんない。どういう事?」

 

 確かに最後のは分かりにくい言い方だったな。補足しておこう。

 

「実はね、堀北さんとAクラスへ上がるための協力関係を結んだんだ。それで、今後、軽井沢さんの力を借りなければならない事があるかもしれないから、その時は文句を言わずに従ってほしい」

 

「へぇー。堀北さんとねぇー。2人だけの秘密って感じ?」

 

 Aクラスに上がる事よりも、堀北さんに食いついた。だが、2人ではない。

 

「いやいや、堀北さんだけじゃないよ。櫛田さんもいるからね」

 

「ふーん。櫛田さんもいるんだ。両手に花で羨ましいね」

 

 櫛田さんの名前を出したからか、軽井沢さんの機嫌が悪くなる。

 

「そんなことないから!綾小路君もいるから!」

 

 なんだか浮気がバレた彼氏みたいになってるな。

 

「いてもいなくても変わんないじゃん」

 

「扱いが酷いな。でも、真面目な話をすると、綾小路君には気を付けた方がいい」

 

「なんで?影薄いだけでしょ?」

 

「明確な理由はないけど、そう感じるんだ」

 

 櫛田さんの件で話した時の異様な雰囲気が忘れられない。まるで、すべてを見透かしているような無機質な瞳が忘れられないんだ。

 

「まぁ、倉持君がそう言うんなら気を付ける」

 

 あまり納得をしていない感じで話す軽井沢さん。よほど信じられないようだ。僕もあの出来事が無ければ、彼が危険だとは思わない。

 

「話を戻すけど、条件がのめるなら、僕は彼氏役をやってもいいと思ってる。それから、ゆっくり変わるための努力をしていけばいいんじゃないかな。決めるのは軽井沢さんだけど」

 

「うん。分かった。私が変われるまで手伝ってもらっていい?」

 

「もちろん。契約成立だね」

 

 これから僕は軽井沢さんが変わるまで、一時的に彼氏となる。

 

「彼氏か……。倉持君が彼氏……。えへへー」

 

「どうしたの?嬉しそうな顔して」

 

「な、何でもない!それより、他に私にできる事ってないのかな?」

 

 怒ったり喜んだり焦ったり忙しいな。それだけの感情が出せることは良い事だが。

 

「できることか。強気に出るのをやめてみるとか?僕とか洋介以外の男子に基本厳しいだろ?それをやめて、普通に接してみれば」

 

「普通に、うん。やってみるっ!」

 

 軽井沢さんが両手の拳を握り、意気込む。最初はそういう小さい事から始めればいい。

 そんな事を考えていると、きゅうう、と可愛らしい音が鳴る。

 その音のする方、軽井沢さんを見るとお腹を押さえて顔を赤くしていた。どうやら、腹の虫が鳴いたらしい。

 

「ははは。そういえば晩御飯食べてなかったね」

 

「わ、笑うなっ。バカ!」

 

「ごめんごめん。何か作ろうか」

 

「倉持君って料理できんの?」

 

 恥ずかしそうにしながら聞いてくる。愚問だね。

 

「少し待ってて」

 

「う、うん」

 

 そう言って、エプロンをつけキッチンへ向かう。冷蔵庫の中身を確認して献立を考える。アレを作るか。

 

 

作業すること5分。僕は完成した料理を軽井沢さんのところへ持っていく。

 

「おまたせ。どうぞ」

 

「ありがと...う?」

 

 なぜか僕が持ってきた料理を見て固まる。何かおかしなところがあったか?

 

「これって、卵焼き、だよね?」

 

「うん。そうだよ」

 

 軽井沢さんが指をさしたお皿には卵焼きが乗っていた。

 彼女は次に横の皿を指さす。

 

「こっちも、卵焼き、だよね?」

 

「うん。こっちはなんと、チーズ入り!」

 

 見た目からは見分けがつかないが、中にはとろけるチーズを入れてある。これがうまいんだよな。

 そして軽井沢さんは最後の皿を指さす。

 

「じゃ、じゃあこっちは?」

 

「卵焼きだね。こっちは甘いやつだよ」

 

「……えっと、何で全部玉子焼きなの?」

 

「そりゃあ卵焼きしか作れないからかな。あ、もちろん目玉焼きも作れるよ」

 

 だから、僕の部屋の冷蔵庫には卵が常備されている。

 

「も、もしかして、毎晩卵焼き食べてんの?」

 

「自炊するときは卵焼きだね」

 

 軽井沢さんが信じられないものを見るようにこちらを見てくる。そうか、軽井沢さんは勘違いしているようだ。

 

「卵焼きばっかじゃ飽きると思ってるんでしょ?大丈夫!中に色々入れたり、味付けを変えたりしてるから飽きないんだよ」

 

 少しドヤ顔で話す。卵焼きのレパートリーでは負ける気がしない。

 そんな僕をよそに、軽井沢さんはぷるぷる、と俯いて震えていた。

 

「軽井沢さん?どうしたの?」

 

「どうしたの?じゃないっ!飽きる、飽きない、の問題じゃないじゃん!卵焼きバカなの?玉子焼きの手先なの?そんなんじゃ栄養偏るじゃん!体に良くないっ!」

 

 火山が噴火するかの如く捲し立てられる。卵焼きの手先って何だよ。

 

「もうっ!貸して。あたしが作る」

 

 呆気に取られている僕からエプロンを奪い、軽井沢さんがキッチンへ向かう。今、作るって言ったか?

 

「ちょ、軽井沢さん料理できるの?」

 

「できるっつーの。いいからテレビでも見て待ってて!」

 

 エプロンを着けている途中の軽井沢さんに窘められる。料理ができるなんて意外だな。見た目からできないと思っていた。

 

「何で卵焼きしか作れないのに、こんなに食材があるわけ?」

 

「それは全部卵焼きに使える食材で、例えば「うっさい。黙って座ってて」……はい」

 

 食材の説明をしようと思い、立った僕に、冷たく言い放つ。もう余計な事は言わないでおこう。

 

 

「お、お待たせ」

 

 自分で作った卵焼きを、ちまちま食べながら待つこと数分。軽井沢さんが完成した料理を持ってきてくれた。

 

「すごい!これ本当に全部軽井沢さんが作ったの!?」

運ばれてきた彩り豊かな料理を見て驚く。いつものほぼ黄色の食卓とは大違いだ。

 

 

「当たり前じゃん。あたしも料理くらいはできんの!いいから早く食べよっ」

 

 恥ずかしそうにそう言ってエプロンを脱ぎ、僕の向かいに座る。エプロン姿の軽井沢さんを見るのがこれで最初で最後かと思うともったいなく感じる。ギャルっぽい見た目でエプロンを着ていると、何と言うか、ギャップ萌えみたいなものがあった。

 

「いただきます」

 

 手を合わせて、料理を口に運ぶ。軽井沢さんが、その僕の様子をチラチラと窺う。

 

「おいしい!料理上手なんだね。羨ましいな」

 

「こんなの、ふ、普通だって!大げさすぎっ」

 

 完全に照れてるな。顔が真っ赤だ。指摘すると怒られそうなので黙っていよう。

 

「よかったら僕の卵焼きも食べて。口に合うか分かんないけど」

 

「うん、もらうね。……うまっ!なにこれ!?お店で食べるやつみたいじゃん」

 

「ありがと。卵焼きのおいしさだけは誰にも負けない自信があるからね」

 

 正直、卵焼きに関しては、僕の右に出るものはいないと自負している。そんなの何の役にも立たないが。

 

「それにしても、おいしいね。軽井沢さんは良いお嫁さんになるね」

 

「ぶふっ!?」

 

 本日2回目のお茶を吹いた。まったく、何やってんだよ。再び、タオルで床を拭く。

 

「お、お、お嫁さん!?誰の!?」

 

「いや、誰かは知らないけどさ」

 

 

 

 それから僕たちは食事を終え、二人で並びながら洗い物をする。僕が食器を洗い、軽井沢さんが布巾で拭く役だ。どちらが片づけをやるかでもめた結果、役割分担することになったのだ。

 

「本当においしかったよ。ありがとね」

 

「もう、いいってば!恥ずかしい」

 

「でもその分、これからが大変だな。卵焼きだけの食事に耐えれなくなりそう」

 

 一回こういう食事を食べてしまうと、今まで何とも思わなかったが、物足りなくなりそうだ。何か考えなきゃな。

 これからどうするかを考えていると、軽井沢さんが、か細い声で何かを言った。

 

「ごめん。何て言った?」

 

「だ、だから!これからも定期的に作ってあげよっか?って言ってるの!」

 

 今日みたいに手料理をご馳走してくれるのだろうか。気を使わせてしまったかな?

 

「さすがにそれは悪いよ。大変だろうし」

 

「別にいいよ。一人分より二人分作る方が楽だし、卵焼きばっかじゃ体に悪いでしょ?それで体壊されたら、あたしが困るし。そう、あたしが困るから、仕方なくだよっ!」

 

「無理しなくていいよ。コンビニでサラダでも買って食べるし」

 

「あー、もう!何でこうゆーときだけ鈍いかな!あたしが作りたいの!迷惑?」

 

「迷惑なんかじゃないよ。僕としてもありがたいし」

 

「なら、決まり!分かった?」

 

「は、はい」

 

 なんだか、勢いで決まってしまったが、軽井沢さんが良いのであれば僕は断る理由はない。食材は僕が買えばいいんだし。幸いポイントは結構残ってるから。

 

 

 片づけが終わり、一息つく。そろそろ時間も遅くなってきたし解散したほうが良いだろう。

 

「それじゃ、明日からもよろしくね」

 

 僕は、右手を向かいに座っている軽井沢さんの前に出す。

 

「うん!こちらこそよろしくっ」

 

 軽井沢さんが僕の右手を掴み、握手をする。

 

 そして立ち上がろうとした時、やってしまった。

 足元に軽井沢さんが脱いだエプロンがある事に気付かずに踏んでしまい、滑って体勢を崩す。軽井沢さんの方に。

 

「うわっ!」

「きゃ!」

 

 最悪な体勢になってしまう。僕が軽井沢さんを押し倒している形に。少しの間、時が止まったかのように見つめ合い、動けなくなる。

 なぜすぐに離れなかったのだろう。後に僕は後悔する。あいつのせいで。

 

「邪魔するぞ、マイフレンド。おや?これはこれはお楽しみの最中だったみたいだね」

 

 玄関の方から聞こえた声の方を見ると、バスタオル1枚を体に巻いたびちょぬれの金髪、高円寺が立っていた。

 あまりの衝撃に、軽井沢さんを押し倒している体勢で固まってしまう。

 

「私の事は気にするな。バスタイムを満喫していたのだが、シャンプーが無くなってしまってな。勇人のを借りに来ただけなのだよ」

 

 そう言って、風呂場に入っていく高円寺。余談だが、高円寺は僕の部屋に無断で入ってくることがある。高円寺曰く、勇人の部屋は私の部屋と同等なのだよ、らしい。どこのガキ大将だよ。プライバシーもあったものじゃないのだ。自由人にも程があるだろ。

 

「それでは借りて行くぞ。後はゆっくりと楽しむがいい。ハッハッハッハー」

 

 高笑いしながら、勝手に人のシャンプーを持って帰っていく高円寺。

 そこでやっと、自分の状況に焦りを覚える。慌てて軽井沢さんの上から飛び退く。

 

「ご、ごめん!わざとじゃないんだ。足が滑ってそれで、……あれ?」

 

 全く反応が無いので不思議に思い軽井沢さんを見てみると……。

 

「きゅう」

 

 目を回して気絶していた。

 

「軽井沢さん!大丈夫!?おーい!」

 

 その5分後に意識を取り戻した軽井沢さんは記憶が飛んでいたみたいなので、ごまかして解散した。

 もし、思い出してしまったら大変なことになるだろうな。

 

 長かった1日がようやく終わった。

 

 おっと、寝る前に廊下を拭かなきゃ。どっかの馬鹿が濡らして行きやがったからな。

本日三度目の床拭きをして就寝した。

 




結局、軽井沢さんと付き合う(偽)ことになりました!
今後の展開上、その方が動かしやすいので。強引ですみません。

次回から、原作の話に戻ります。

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