戦姫絶唱シンフォギアEX-AID 運命を変える戦士   作:狼牙竜

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たいっへんお待たせしました!第2章、ゲームスタートです!

中々文章がまとまらず、またしても次回に続く的な内容になってしまいました…
が、これからも引き続き応援お願いします!

そしてついに昨日から仮面ライダー・平成ジェネレーションズFINALが始まりましたね!
自分は金欠で今日は行けなかったですが、来週の日曜日に行ってきます!

では、装者達と将也の距離が大きく変化する第2章、スタートです!

感想、評価をいつでも待ってます!

OP EXCITE
挿入歌 銀腕・アガートラーム
ED Rebirth‐day


第2章 CROSSする想いと力!
第9話 迫り来るENEMY!


とある自衛隊の演習場。

 

そこでは現在、あちこちで爆発が起きていた。

 

 

「とおおおりゃあああ!!」

ガングニールを纏い、拳を振り抜く立花響。

 

 

「ハアアアア!!!」

迎え撃つのは、将也が変身した仮面ライダーエグゼイド・レベル2が、ハンマーモードのガシャコンブレイカーで響と戦っていた。

 

 

「てやあっ!」

 

エグゼイドはBボタンを連打し、強攻撃を発動。

響は僅かだが押し負けそうになる。

 

 

「甘いぞ宝条…!」

「油断大敵ってな!」

 

響の右から翼が、左からクリスが現れる。

 

 

『逆羅刹』

翼の両足から展開されたブレードがエグゼイドを襲う。

 

 

「!」

《ジャ・キーン!》

 

すかさずブレードモードのガシャコンブレイカーで防ぐが、クリスの放った光の矢に後退する。

 

 

「もらった!!」

 

 

 

後退した瞬間、響が一気に加速してエグゼイドに拳を振り抜く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ゲキトツ!ロボッツ!》

が、エグゼイドがガシャットを起動したことで召喚されたロボットゲーマが響の拳を防いだ。

 

 

「嘘!?」

「ゲーマにはこういう使い方もあるんだよ!」

 

ロボットゲーマが響達に体当たりし、エグゼイドはすぐさまガシャットをドライバーに装填。

 

 

「大・大・大変身!」

《ガッチャーン!レベルアーップ!》

 

ロボットゲーマがエグゼイドの体を覆う。

 

 

《マイティマイティアクション!エーックス!アガッチャ!ゲ・キ・ト・ツ・ロボッツ!》

 

 

レベル3に変身したエグゼイドは、地面を思いっきり殴ることで衝撃波を放ち、響達の足元をふらつかせる。

 

 

「うわっとっとっと!?」

 

すかさず、エグゼイドはガシャットをキメワザスロットホルダーにセット。

 

 

《ガッシャット!キメワザ!》

 

《ゲキトツ!クリティカルストライク!》

 

 

 

「デヤアアアア!!!」

放たれたロケットパンチは、響達3人を的確に捉える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ピイイイイイイイイ!!!》

突如、あたりに笛の音が鳴り渡った。

 

 

エグゼイド達の視線の先には、ジャージ姿の未来、そしてこの戦闘に参加していない他のメンバーやエルフナインがいた。

 

 

 

「そこまで!今回の模擬戦は将也君の勝ち!」

 

――――――――――

 

 

響達の仲間となって数日、当初難航すると思われたメンバー入りだが、S.O.N.Gが二課の頃から世話になっている『斯波田事務次官(パラド曰く「蕎麦のオッチャン」とのこと)』の働きかけで嘱託メンバーとして参加が認められた。

その直後、弦十郎からとある提案がなされた。

 

 

新メンバーも加わったことで、装者達の連携と鍛錬のために強化合宿を行うことだった。

 

「お疲れ様です、響さん、翼さん、クリスさん、将也さん。午前のメニューは以上となります」

 

 

合宿のメニューは主にエルフナインとパラドが作っており、未来は全員のサポートを行うマネージャーとして参加していた。

 

 

「お疲れ様」

「…サンキューな」

 

 

将也はクリスに笑顔で手を伸ばし、クリスは若干戸惑いながらも手を掴む。

 

「やっぱり強いね、将也君は」

 

さっきの戦い、レベル3にパワーアップして一気にひっくり返されたことで軽く凹む響。

 

「まあ、あれはレベル3を使ったからどうにかなっただけだよ。他のガシャットだったらあのまま押し返すことはできなかったと思うし」

 

この合宿で、装者達と将也の距離感はかなり縮んだ。

以前よりも笑顔を見せるようになり、彼女達に配慮するようになったのだ。

それだけでも大きな前進と言えるだろう。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

「では、今回のミーティングを始めます」

 

宿舎の食堂でエルフナインはこれまでの模擬戦のデータを見せる。

 

「今までの模擬戦で欲しかったのは、皆さんに合うライダーガシャットが何なのか?という情報でした」

 

 

エルフナインは、これまで将也が使ってきたガシャットと響達の映像を見せる。

以前のリボルとの戦いで証明されたが、ガシャットの力を得ればバグスターにも対抗ができる。

 

本来想定していたイグナイトモジュールが使えない今、それに代わる力は必須だった。

 

 

「すでに皆さん専用のガシャット起動用のデバイスも将也さんが一晩で開発してくれました」

 

将也が黒いトランクを持ってきて、開く。

その中には、どことなくバグヴァイザーにも似たデザインの小型端末が6つ入っている。

 

ガシャコンウェポン同様にA、Bボタンがついているがかなり小さく、中央には画面がついている。

 

大きさはS.O.N.Gの通信機とほぼ同じくらいだろう。

 

色も異なり、オレンジ、青、赤、白、緑、ピンクと6種類揃っている。

 

 

 

「シンフォギアの強化用デバイス、名づけて『ガシャコンギアシンフォニー』です。そして…」

 

 

 

将也はもう一つのトランクを開く。

 

その中にはやや小さいが、ライダーガシャットが入っていた。

 

 

その数は6本で、マイティアクションXが正規品とプロト版の2種類、タドルクエスト、バンバンシューティング、そして2つの爆走バイク。

 

「皆さん専用に開発された、レプリカガシャットです」

 

 

 

――――――――――

 

「今回得られたデータから、皆さんと相性のいいガシャットを選んでみました。まだ試作段階ですので、使えるガシャットは一つだけですが」

 

エルフナインが表示したのは、6人の装者と適応したガシャット。

 

 

「格闘戦の多い響さんは運動能力を高めるマイティアクションX」

 

超人的な動きを再現できるマイティアクションX。そしてこのガシャットの特殊能力はエナジーアイテムの器となるチョコブロックを出現させ、即席の足場として作る。

 

限定的だが空中戦が可能となり、活動範囲が大幅に広がる。

 

「剣術をメインとした翼さんは、炎と氷の剣を使うタドルクエスト」

 

タドルクエストで召喚できるガシャコンソードは、炎と氷の力を宿す。

元々炎を纏った斬撃が放てる翼は、火力を上昇出来る上に氷属性を使えるようになることで戦法が広がるようになる。

 

 

「射撃武器をメインに使うクリスさんには、狙撃だけでなくあらゆる距離での銃撃をサポートするバンバンシューティング」

 

バンバンシューティングの力は、広範囲殲滅にも使うことが可能。

また、スナイプの持つスタンヘキサマントは光学系の攻撃をある程度防ぐ特殊なバリア代わりにもなる。

 

「切歌さんと調さんには、高い機動力を生かした爆走バイク」

 

 

バイクへの変形だけではなく、2つのアームドユニットによって距離を問わない戦法が可能な爆走バイク。

 

また、切歌と調にとって相性がいいのは、防御力よりも機動力を上げた方がいいと考えたが故である。

 

また、将也にとってこの二人が爆走バイクを使うことは得になる。

 

 

調の場合は元々の機動力を高めるが、切歌の場合は格闘戦を重視した特殊なボディとなり、彼女の戦法に合わせてギリギリチャンバラの武器『ガシャコンスパロー』が使える。

 

「マリアさんには、全体の戦闘力が高い代わりにやや負担が大きいプロトマイティアクションXです」

 

 

プロトガシャットのレプリカは作るだけでも非常に苦労した。

なにせ、元から負担を度外視したものばかりで、使い続ければ使用者の体を滅ぼす可能性が高い。

 

 

しかし、エルフナインからマリアのアガートラームの特徴を聞き、唯一作れたのはこのプロトマイティアクションXのみである。

 

一番適合率が低いマリアだが、ギアや武装で補えば実力的に一番安定しているのは彼女だろう。

 

以前マリアは適合率が低下した状態にも関わらず1対1で翼と渡り合い、またLINKERを使わずにガリィとある程度まで戦えた。

それに加え、彼女の使うアガートラームは近距離、遠距離の両方に対応ができ、非常にバランスのいいシンフォギアだ。

 

だとしたら、その性能を損なわないようにと選ばれたのが基礎的な運動能力を高めるプロトマイティアクションXである。

 

「これが…」

「新しい力か…」

 

レプリカガシャットを受け取る響達。

 

「ガシャットシステムの起動時間は現在、最長でも15分です。それを越えると、ガシャット内部の微弱なバグスターウイルスが暴走を始め、一気に培養される危険がありますので」

 

 

その言葉に一瞬固まる装者達。

 

 

すると、将也の通信機に連絡が入る。

 

 

《宝条!聞こえているか!?》

「はい!もしかして、敵ですか!?」

 

 

《ああ。今お前たちのいる駐屯基地から離れたところにある観光地にアルカ・ノイズが出現した!》

 

「わかりました。現場に向かいます!」

 

 

――――――――――

 

 

ヘリに乗り込む装者達と将也、パラド。

未来とエルフナインは基地の方から情報収集のサポートに回る。

 

「エルフナイン!バグスターの反応は?」

 

《観光地を襲撃しているアルカ・ノイズに紛れて取り巻きのバグスターウイルスが複数確認されています!着用している衣装はローブを着たタイプと軍服にヘルメットを装備したタイプの2種類です!》

 

取り巻きの特徴から、将也は瞬時に大元のバグスターの正体を見抜く。

 

 

「ローブに軍服、ヘルメット…アランブラとバーニアか」

 

将也はタブレットPCを取り出すと素早く操作し、インストールしていた自作アプリを起動。

表示されたガシャットのタイトルから2つを選び、装者達に見せる。

 

「アランブラはタドルクエストのボスキャラ、バーニアはジェットコンバットのボスキャラだ」

 

6人はバグスターのデータを確認する。

 

「悪の大魔法使い、アランブラ。能力は魔法の杖『アランブラスタッフ』から放つ魔法。その種類は拘束、回復、麻痺、火炎など多岐に渡る」

 

翼がアランブラのデータを読み上げる。

 

 

「魔法って…凄い強そうなんですけど…」

 

 

徒手空拳をメインにする響からしたら、アランブラのようなタイプは戦いにくい相手である。

 

 

「だけど、コイツの魔法は全てこの杖を介して行う。逆に言えば…」

「杖をぶっ壊せば、どうにかなるってことか?」

 

クリスの言葉に頷く将也。

 

「それより厄介なのはこっちのバーニアだ」

表示されたのは、バーニアのデータ。

 

「今まで響達が戦ったリボルや今回のアランブラは一番弱い初級バグスター。だがバーニアは一つ上の中級バグスターだ」

 

過去に将也達が戦った際の映像を見て、顔を青くする調と切歌。

「出身ゲームがフライトシューティングゲームだからか、こいつはデフォルトで飛行能力を持っててな。ミサイルの爆撃やコンバットゲーマに似た形の小型メカを使って強襲するなんて技もある。おまけにコイツの右腕を見てみろ」

 

 

画面が切り替わると、バーニアと対峙する将也が変身したスナイプレベル2。

 

ガシャコンマグナムにガシャットを装填して必殺技を放とうとしたが、右手に装備されたジェットエンジンから電磁竜巻が発生、スナイプを吹き飛ばした。

 

「厄介なのがこの電磁竜巻。こいつに対抗するなら遠距離攻撃や空中戦は必須だな」

今将也が使える遠距離攻撃可能なライダーはスナイプ、ゲンム、そして限定的だがエグゼイド。

 

その中でもスナイプはバーニアの出身であるジェットコンバットを使えるため、対抗するとしたらスナイプだろう。

 

「ってことは…」

「バーニアを攻撃するのは将也先輩とクリス先輩デスか?」

 

「まあ、そうなるだろうけど。状況によっては皆の力を借りる必要もあるな…」

 

すると、またしても緊急アラートが鳴る。

 

「風鳴司令…もしかして?」

 

 

《そのもしかしてだ。今お前達が向かっている現場から10キロほど離れたところでバグスターが目撃された!》

 

まさかの事態に焦りの色が浮かぶが、将也は送られてきた映像を確認。

 

 

 

 

 

 

「…バグスターの種類はソルティ…レベルは25か…」

バグスターの中で幾度となく戦ったのはこのソルティ。

 

 

そのためか、現在初級バグスターの中では一番レベルが高く、少々厄介な敵である。

 

 

 

 

「将也。ソルティは俺が行く」

名乗りを上げたのはパラド。

 

「奴のレベルなら、俺が相手をすればすぐに終わるだろ。それに…」

パラドは自信満々にガシャットギアデュアルを見せる。

 

「この合宿のおかげで、こいつもようやく完成したわけだからな」

以前のリボル戦ではデータが不足していたこともあり、レベル50の力を10分しか引き出せなかったパラド。

 

しかし、合宿の間に何度も使い、データを集めたことでようやくガシャット完成に必要な分のデータが集まり、制限時間無しでレベル50の力を使えるようになった。

 

 

 

「わかった。でも万が一を考えて二手に別れよう」

 

話し合いの結果、パラドの方にはマリア、切歌、調が。

将也の方には響、翼、クリスが付いていくことに。

 

 

 

――――――――――

 

 

市街地を襲撃するソルティと、コックコートを着たバグスターウイルス達。

 

「はっはっは!人間どもめ、全員まとめて塩漬けにしてくれる!」

左腕のナックルに電気を纏わせて歩くソルティ。

 

しかし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ステージ・セレクト!》

電子音声が鳴り、周囲の景色が変化する。

 

 

「ぬおっ!?まさか、仮面ライダーか!?」

 

市街地からビルの屋上にステージが変更され、ソルティの前にパラドとマリア、切歌、調が現れる。

 

 

「久しぶりだな、ソルティ」

パラドはギアデュアルを取り出す。

 

「パラド!よくも私の前に姿を表せたな、この裏切り者が!」

怒りの声を上げるソルティだが、パラドは構うことなくダイヤルを回転。

 

《PERFECT PUZZLE!》

 

エナジーアイテムが配置され、パラドはガシャットのボタンを押す。

 

 

「変身」

《デュアルアップ!》

 

《Get the glory in the chain!PERFECT PUZZLE!》

 

パラドは仮面ライダーパラドクス・パズルゲーマーに変身。

 

切歌、調、マリアはシンフォギアのペンダントを取り出す。

 

 

 

 

 

(…セレナ。私に力を貸して…!)

 

 

 

「Seilien coffin airget-lamh tron…」

 

美しい歌声と共に、マリアの体を光が包む。

 

 

白をメインカラーとした戦装束がマリアの体を覆い、鎧が展開される。

胸元と腰はまるで舞踏会のドレスを思わせるような美しい装甲。

さらに、左腕には特徴的なデザインの籠手。

 

 

以前使っていた黒いガングニールとは一転、その姿は純白の戦乙女。

 

 

 

シンフォギア『アガートラーム』。

 

ケルト神話に登場するダーナ神族の王、ヌアザが身に付けた銀の義手をモチーフにしているとされている。

しかし、伝承では右手に義手が付けられていたはずだがマリアのアガートラームは左腕に籠手が装着されているなど、いくつか伝承とは異なる部分が存在している。

 

かつて名前も含め、廃棄された際に全ての情報が抹消されたこともあり、現存するシンフォギアの中では未だに謎に包まれているギアである。

が、その姿はまさに美しさと強さを併せ持った、マリアにふさわしい物になっていた。

 

「行くわよ!」

 

 

(BGM 銀腕・アガートラーム)

 

マリアは左腕の籠手からアームドギアの短剣『戦乙女の剣』を引き抜き、切歌と調もそれぞれのアームドギアを構える。

 

「マリアの復帰戦か……心が躍るな…!」

パラドクスは軽く両手を振り、ソルティに向かって走り出した。

 

「パラドさん!バグスターウイルスは私達が相手します!」

 

 

「全力でぶっ飛ばしてくださいデス!」

 

切歌と調は迫ってきたバグスターウイルスと戦闘を開始する。

 

 

「ベボ!ボオオ!」

 

バグスターウイルスの1体が持っていたお玉で切歌に攻撃してくる。

 

「そんなの、当たるわけ無いデス!」

当然ながら切歌はお玉を避け、鎌で反撃。

 

すかさず、もう一本の鎌を取り出して融合させる。

 

 

『対鎌・螺Pうn痛ェる』

三日月型の刃が左右についた特殊な形の鎌を作り出し、バグスターウイルス達を切り裂く。

 

「デエエエス!」

 

 

調も負けじとヘッドギアのホルダーを展開、その場から飛び上がり無数の丸鋸を発射する。

 

『α式・百輪廻』

 

放たれた丸鋸は次々とバグスターウイルスにダメージを与えた。

 

 

「ちゃんと攻撃が通ってる…」

「やっぱり、これのおかげデスか?」

 

切歌の左手と調の右手には、ガシャコンギアシンフォニーが装備されている。

 

 

この能力は、レプリカガシャットの力を発動させるだけではない。

内蔵された『バグスターワクチンプログラム』によってシンフォギアの攻撃がバグスターに対して有効になるのだ。

 

 

 

「これなら、いける!」

マリアは左腕の籠手から小太刀を引き抜き、無数に展開。

 

大量の小太刀をソルティに向けて放った。

 

『INFINITE†CRIME』

 

「ヌアアアアアッ!!」

小太刀がソルティに迫り、ソルティはたまらず悲鳴を上げる。

 

 

「サンキュー、マリア!」

パラドクスはすかさずエナジーアイテムを二つかき集め、入手する。

 

《高速化!》《マッスル化!》

エナジーアイテムの力で高速移動をしたパラドクスは、ソルティにボディブローを打ち込む。

 

「おおらああ!!」

空中に投げ出され、転がるソルティ。

 

 

 

 

「今だ!」

パラドクスはガシャットギアデュアルを取り出し、マリア達もレプリカガシャットを取り出しギアシンフォニーを構える。

 

 

《KNOCK OUT FIGHTER!》

 

 

パラドクスはギアデュアルのダイヤルを180度回転し、マリア達はガシャットを起動。

 

 

《マイティアクション!エーックス!》

 

 

《爆走バイク!》

 

4人の後ろにゲーム画面が開き、パラドクスはギアデュアルを構え、マリア達はギアシンフォニーを手前に突き出して上部のガシャットスロットに装填。

 

 

《ガッシャット!》

待機音が鳴る中、マリアはデバイスを右手で持ち、顔の横で構える。

切歌と調は背中合わせになり、デバイスを繋げるように合わせて同時に叫んだ。

 

 

 

「「「ゲームスタート(デス)!!!」」」

 

マリアは右腰、切歌と調は左手と右手に追加されたホルダーパーツにギアシンフォニーをセット。

 

 

《ガッチャーン!レベルアーップ!》

 

 

《マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーン!エーックス!》

 

 

 

《爆走!激走!独走!暴走!爆走バイク!》

 

マリアの前にマイティアクションX、切歌と調の前に爆走バイクのパネルが出現し、3人はパネルを潜る。

 

すると、マリアの装甲の一部が紫に変化し、背中にゲンム・レベル1の顔パーツが装着。左の籠手とガシャコンバグヴァイザーが一体化する。

 

 

調の装甲には黄色いパーツが追加され、ツインテールのアームドギアには車輪やバイクのハンドルを思わせるディテールが入る。

 

 

切歌の装甲は背中のバーニアパーツが黄色くなり、全体的にマリアの装甲に近いデザインとなり、ガシャコンスパローを装備。

 

そして、2人の背中にレーザー・レベル1の顔パーツが追加。

 

「大変身」

《デュアルアップ!KNOCK OUT FIGHTER!》

 

 

パラドクスもファイターゲーマーに変身。

マリア達は、シンフォギアの新たな強化形態『クロスライダーモード』を起動させた!

 

 

「これが…ライダーガシャットの力…」

 

マリアは左腕のバグヴァイザーを見つめる。

 

 

 

「将也先輩からの力…これならいけるデス!」

 

《ス・パーン!》

切歌はガシャコンスパローのAボタンを押し、弓モードから鎌モードへと切り替える。

 

 

 

「ぬおお…ここで、負けるわけには!」

 

何とか立ち上がったソルティはナックルに電気をまとわせる。

 

 

「時間がない!さっさと決めるぜ!」

パラドクスはギアデュアルをホルダーから抜き、ダイヤルを一度戻して再び回転。

 

《キメ・ワザ!》

 

マリアと調はギアシンフォニーをホルダーにセットしたまま、AボタンとBボタンを同時に押す。

 

 

《キメワザ!》

 

切歌はギアシンフォニーからガシャットを引き抜き、ガシャコンスパローに装填。

 

《ガッシャット!キメワザ!》

 

 

 

4人にエネルギーが集まり、必殺技を発動させる。

 

 

 

《デュアル・ガシャット!ノックアウト!クリティカルスマッシュ!》

 

『KNOCKOUT・CRITICAL・SMASH!』

パラドクスの両腕に装備されたマテリアライズスマッシャーが炎に包まれる。

 

《マイティ!クリティカルブロー!》

 

『MIGHTY・CRITICAL・BLOW!』

 

 

 

《爆走!クリティカルスピン!》

 

『BAKUSOU・CRITICAL・SPIN!』

 

マリアの籠手と剣に紫と白の、調の丸鋸とヨーヨーに黄色とピンクのエネルギーが集まる。

 

 

 

《爆走!クリティカルフィニッシュ!》

 

『BAKUSOU・CRITICAL・FINISH!』

 

 

ガシャコンスパローに黄色と緑のエネルギーが集まり、輝く。

 

「はああ!!」

 

まず、マリアが左腕で強烈なボディブローをソルティに叩き込み、ソルティの体が一瞬宙に浮く。

 

すかさず、籠手にアームドギアの短剣を収め、引き抜くと無数の短剣が繋がり、蛇腹剣へと変化。ソルティを縛るように切り刻む『EMPRESS†REBELLION』を発動。

 

 

「これで!」

 

調はヨーヨーでソルティを捕らえ、巨大な丸鋸を二つ飛ばす。

 

 

「ぬあああ!!」

 

続いて、切歌は持っていたガシャコンスパローを振り抜き、斬撃を飛ばした。

 

「デエエエス!」

 

『刃kゥ葬u・呪りeッTぉ』

高密度のエネルギーの刃が周囲のバグスターウイルスごとソルティを切り裂く。

 

 

「今よ、パラド!」

 

「ああ!ラストアタックは貰ったぜ!」

パラドクスは燃える拳をソルティに叩き込む。

 

 

「あああ!!おのれ…またしてもおおおお!!!」

 

シンフォギア装者達の新たなる力とパラドクスの協力プレイに、ソルティは為すすべもなく倒れ、爆発した。

 

 

 

《ゲーム・クリアー!》

 

――――――――――

 

 

一方、アランブラとバーニアが暴れる現場に到着した将也達。

 

「行こう!」

将也はゲーマドライバーを装着、バンバンシューティングとジェットコンバットを構え、起動。

 

 

《バンバンシューティング!》《ジェットコンバット!》

 

4人は一斉にヘリから飛び降り、響達はシンフォギアを纏う。

 

「第三戦術!変身!」

《ガッシャット!ガッチャーン!レベルアーップ!》

 

 

空中でスナイプ・レベル1に変身、ボディが弾けてレベル2に。

続いて、コンバットゲーマがスナイプと合体。

 

《バンバンシューティング!アガッチャ!ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェットジェット!ジェットコンバ~ット!》

 

空中で将也はスナイプ・レベル3に変身。

 

開幕早々ガトリングでバーニアを撃ち落とし、クリスの放つミサイルがアランブラとバーニアに直撃。

 

「ぐおおお!?」

 

 

着地した4人に対し、アランブラが杖を構える。

 

「キサマら、シンフォギア装者と仮面ライダー!」

スナイプはガシャコンマグナムを取り出し、ドラゴナイトハンターZを装填。

 

《ガッシャット!キメワザ!》

「大正解。プレゼントに…」

 

 

《ドラゴナイト!クリティカルフィニッシュ!》

 

『DRAGO・KNIGHT・CRITICAL・FINISH!』

 

 

銃口に金色のエネルギーが集まる。

 

 

「必殺技のサービスだ!BANG!」

 

 

ガシャコンマグナムからドラゴンの形をしたエネルギー弾が放たれてアランブラを吹き飛ばす。

 

「どああああ!?」

「はっ!ミッション開始!」

 

 

 

いつもより好戦的なスナイプを見て、翼は一瞬だが違和感を感じた。

 

(今日の宝条…何かが違う…?)

 

「ボーッとしてんな、翼!」

 

スナイプの声にハッとなる翼。

 

 

(そうだ。今いるのは戦場。考え事をしている暇はない!)

 

再び剣を構える翼、そしてクリスはクロスボウのアームドギアを構える。

 

 

「言っとくけど、アタシらが来たからには好き勝手させねえぞ!」

 

響は、スナイプの横で構える。

 

 

「感染を食い止めるために!」

 

響と翼の左腰、クリスの左腕にはマリア達が使っていたものと色違いのガシャコンギアシンフォニーが装着されている。

 

 

新たな力を手に入れたシンフォギア装者と仮面ライダー。

 

対峙する相手はバーニアとアランブラ。

 

 

 

初の2体同時戦闘が始まろうとしていた…

 

 

To Be Next GAME…?

 




次回、シンフォギアエグゼイドは!

「「「ゲームスタート!」」」
クロスライダーシステム、発動!

「お前達に紹介する奴がいてな」
キャロル、再び!

「もう1人の…仮面ライダー…?」
ついに…

「俺は!キャロルを守るって!決めたんだアアア!!」

「これ以上、誰かを傷つけるな!」
千翼と将也が対決!
そして…


「変身!」

《バグルアップ!》

第10話 DANGEROUSな対決!?

――――――――――

今回登場した新アイテム『ガシャコンギアシンフォニー』に関しての設定は後日設定集に付け加える予定です。

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