ティアマトは神真が敵意無しに歩いてきて驚いていた。
「どうしたんじゃ?もう降参か?」
「ん~、僕はもうちょっと戦ってもよかったんだけど···レリサの策に乗ってやろうかな~ってね」
「レリサ?そこの小娘か?」
軽い調子で言うとティアマトは首をかしげて聞いた。神真は頷いて言った。
「うん、そうだよ」
「で、その策とは何じゃ?」
「僕の仲間になってよ」
「は?」
驚いて間抜けな声が出た。ティアマトは理解できずにいるが神真は続けて言った。
「とはいってもテロリストみたいな組織になってるね
「待て!何故その様な結論になるのじゃ?」
ティアマトは困惑しているなか言うとレリサが神真の代わりに答えた。
「私達のグループはお互いに戦い合ってより高みへ行こうとしています。貴方が加われば神真さんはいつでも戦えるからこの策に乗りました。もし入って下さるのでしたら神真さんについて話してあげますよ。気になるのでしょう?神真の強さの秘密が」
「ククク、面白い!良かろう!して、神真とか言ったな?貴様の使い魔になってやる。そうすれば何時でも戦えるだろう?」
レリサの交渉モードだ。これは余り使われない。使う機会がないからだ。ティアマトも今さっきとは違う口調になっていた。
イッセー達も衝撃波がいくつも飛んできたり、大きな音がいくつも聞こえた。アーシアは心配そうにしていた。
「神真さん無事でしょうか?」
「ああきっと大丈夫だ!」
因みにアーシアは
「神真が戻ってきたら帰りましょう」
「そうですわね」
「····無事だよいいのですが」
小猫は少し心配そうであった。朱乃は無事だと信じきっている様子だった。しばらくすると神真が歩いてきた。レリサともう一人美女がいた。蒼い髪のロングヘアー。
「そちらは?」
リアスが聞くと美女が答えた。
「私か?私は
『は?』
全員が固まった。擬人化出来るのはリアス達も知っていたがまさか、龍王ティアマトを使い魔にしてくるとは思っても見なかった。イッセーは結構驚いてかなりショックを受けて
「何でお前ばっかり····」
と言っていた。
ティアマトは約束通りに神真の