ハイスクールD×D~獄龍を宿すもの~   作:白魔の巫女

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第8話龍王ティアマト

1

神真はデカイドラゴンと対峙していた。龍王天魔の業龍(カオスカルマドラゴン)ティアマト。龍王唯一の女のドラゴンだ。

 

「お主は一体何者じゃ?」

 

「ただの()だよ」

 

何故対峙したかと言うと少し前に遡る。

 

2

 

「・・・は?使い魔?部長使い魔ってなんですか?」

 

リアスに使い魔と契約しに行くと言われイッセーは質問した。アーシアも首をかしげていた。それをみてリアスは思い出したかのように言った。

 

「ああ、そうだったわね、イッセーとアーシアは知らなかったわね」

 

そう言うとリアスは答えた。神真とレリサはその事を知っていた。悪魔や魔法使い、魔術師が契約を行う物だ。レリサも一応使い魔がいる。

いつの間にか話が進んでいた。リアスが自分の使い魔を見せた。

 

「ちなみに私はこの蝙蝠よ」

 

そう言うと小さな蝙蝠が現れた。小猫は猫、朱乃は小鬼だった。裕斗が見せようとするとイッセーが

 

「あ、お前のはいいや」

 

「つれないな、イッセー君は」

 

「それは、僕が行ってもいいかな?」

 

イッセーが裕斗の使い魔を見せるのを拒否した。神真は興味を現した。リアスは頷いていった

 

「構わないわ」

 

「レリサ行こう」

 

3

神真達は使い魔の森に魔方陣で移動した。神真は日傘を持ってとある方向へ攻撃した。すると驚いた声が聞こえた。

 

「あ、あぶねぇ」

 

木が一つ折れた。神真は純粋な笑顔のまま日傘をくるくる回していた。神真は声を出したおっさんに対していった。

 

「君誰?もしかして君、見かけによらず強いのかな?それとも殺されに来た?」

 

「ちょ、ちょっと待って!お、俺はそこの嬢ちゃんに頼まれただけだぜぃ」

 

おっさんはリアスの方に指を指した。リアス達も驚いた顔をしていた。おっさんは冷や汗をかいていた。

 

「ええ、そうよ」

 

すると神真は殺気じみたものをしまった。おっさんは改めて言った。

 

「俺はマザラタウンのサドゥージだぜぃ。使い魔マスターだぜぃ」

 

「サドゥージさん。先程はすみません。よろしくお願いいたします」

 

リアスは申し訳なさそうに言った。サドゥージも苦笑していた。すると神真はサドゥージに聞いた。

 

「ここで一番強い奴って誰?」

 

「は?ここで一番強い奴か?それはアイツしかいねぇ!龍王唯一のメスの龍王天魔の業龍(カオスカルマドラゴン)のティアマトだ」

 

「何処に居るの?」

 

「さてな、ソイツは俺にも分からん」

 

「グァアアア」

 

するとデカイ声が響いた。神真はその方向に向けて歩いていった。レリサはまさかと思い聞いた。

 

「ま、まさか、龍王と戦いにいこうとしてます?」

 

「そうだよ」

 

「ちょ、冗談だよね!?いくらなんでもあれは不味いよ!?」

 

思わず素で答えた。ここからでもわかる。圧倒的な力が神真は笑って言った。

 

「ああいうやつと戦ってみたい」

 

そう言って再び歩いていった。レリサはしょうがなくついって言った。全員固まっていた。

 

4

「君が龍王唯一のメスの龍王ティアマト?」

 

「そうじゃが?儂にようかのう?」

 

「君と殺し合いに来た!」

 

純粋な笑顔でそう言うと流石の龍王ティアマトも驚いたが笑って言った。

 

「はははは!面白い!良いだろう!儂が相手になろう」

 

そして冒頭に戻る

 

5

神真は神器(セイクリットギア)と悪魔の力としての不死鳥の力も使って戦っていた。ティアマトブレスを吐くと神真は日傘を長い剣に変えて凍らせた。

 

「むっ!」

 

「戦いはこうでなくちゃね!」

 

ティアマトは驚いていた。少しは手加減した。だからと言ってもあれほどにまで簡単にブレスを凍らせられるとは思ってもいなかった。するとティアマトの間近まで来て長い刀を振るった。ティアマトは吹き飛ばされた。

 

(あり得ぬ!なんだこの小僧は!夜兎か!いや流石に夜兎もこれほどはできぬはずだ!)

 

ティアマトも確かに手加減した。しかし、魔王クラスの力を出したはずだなのに彼は付いてきている。禁手(バランスブレイカー)にすらなっていない。そこで声がかかった。

 

「隊長~、もうそろそろ止めましょう~」

 

「いくら、レリサでも僕の楽しい時間を邪魔すると許さないよ?」

 

殺気を出してレリサに言うとレリサは慌てて言った。

 

「ち、違いますよ~彼女を私たちのチームに誘いましょうってことですよ~」

 

「それは、面白そうだね。うん、いいよ。君の策に乗って上げる」

 

レリサと神真はティアマトのところに行った。要するに同じチームで高めあっている神真チームに入れればもっと楽しめると言うことだ。

そう思いティアマトのところへ向かった。


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