ハイスクールD×D~獄龍を宿すもの~   作:白魔の巫女

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ちなみに神真の容姿は銀魂の神威です


第6話グレモリー眷属に協力を申し出る

1

神真達はイッセーの後を付いていった。アーシアは不思議そうにイッセーに聞いてきた。

 

「イッセーさん、真田さんに何かあるんですか?」

 

「あ、そうか、アーシアはまだ部長の眷属に入っていなかったもんな」

 

イッセーは思い出しかのように言うとアーシアに小声で教えた。

 

「どうだったんですか、でも、レリサさんはなにか関係あるんでしょうか?」

 

「それは俺にもわからない」

 

アーシアは頷いてから聞くとイッセーは苦笑しながら答えた。旧校舎に入り部室まで行った。ちなみにレリサと神真はそれまで雑談をしていた。

 

2

 

「部長、神真を呼んできました!」

 

イッセーが部室をノックしてから言うとリアスの声が聞こえた。

 

「入って良いわよ」

 

リアスは警戒しながら言った。イッセーがドアを開けて入りその後ろからアーシアが入った。神真とレリサが入るとリアスが聞いてきた。

 

「貴方は?」

 

「レリサ・フェアルバ。神真の(つるぎ)です」

 

雰囲気が変わっているのがわかった。イッセーとアーシアが驚いていると神真が言った。

 

「こっちの方が素だよ。レリサがあの口調で言うのは基本的に敵意のない相手だけだよ。敵意のある相手には使う訳がないよ」

 

付け加えるように神真が言った。レリサは本気で怒ったり、敵対そして真面目な時以外では基本的にあの口調で話す。

 

(剣、ね。アリサがいれば続けて『盾』とかいってただろうね)

 

神真は密かにそう思っていた。アリサとレリサの二人がそう言うのには理由があるがそれはまた別のお話。

 

「取り敢えず座って頂戴」

 

「わかったよ」

 

神真はためらいなくソファーに座った。レリサはその後ろにたった。

 

「で、何かな?」

 

「貴方は一体何者?」

 

リアスは単刀直入に言うと神真は変わらずに子供のような笑顔のまま言った。

 

「夜兎だよ」

 

「へ?」

 

リアスは間抜けな声をあげた。イッセーとアーシアは首をかしげた。神真は続けて言った。

 

「元最強最悪戦闘傭兵民族『夜兎族』。夜兎と呼ばれることが多いよ」

 

「だ、だけど、夜兎族は滅んだんじゃないの!?」

 

「生き残りってやつは結構いたらしいよ。まぁ、そのなかでも僕は最も多く夜兎の血を引いているからね」

 

そう言って愉快そうに笑っていった。リアスは驚いてかたまっていた。

 

「部長、すみません夜兎族って何ですか」

 

「さっき彼が言った通り、最強最悪の戦闘傭兵民族『夜兎族』好戦的な性格をしている種族よ」

 

続けて説明をしようよすると神真はイッセーにこういった。

 

「簡単に言えばイッセーが好きなドラクソボールのヤサイ人だよ」

 

「あー成る程!」

 

「え?イッセー今のでわかったの!?」

 

リアスは納得したイッセーを見て思わず突っ込みをいれてしまった。

 

「まぁとにかくそう言うことだよ。で、僕が君たちにようがあるんだけどどうかな?」

 

「何かしら?」

 

「うん、なに簡単な事だよ。僕と協力関係を結ばないかい?」

 

『なっ!?』

 

「ちょっと聞いていないよ!?こんな奴らと手を組んで何になるって言うんだ!」

 

レリサ素のままそう言った。神真は答えた。

 

「君たちの手助けをしてあげようっていってるんだよ?そのかわりの対価は強いやつと戦わせてくれればいい。協力関係をやめたければお互いに好きなときにやめればいい」

 

「はぁ、聞きはしないですよね~」

 

レリサはあきらめて元の口調に戻った。リアスは突然の提案に驚いていた。神真はこう付け答えた。

 

「協力関係になれば、僕に付く監視はある程度まで我慢してあげるよ?まぁ、協力関係にならなければわからないよ?」

 

「わかったわ・・・協力しましょう」

 

「部長!」

 

「こちらにもメリットはあるわ。もし危険だと思ったらすぐに断つわよ」

 

リアスが協力関係になることを裕斗は危険だと思い声をあげるがリアスが言った言葉でしぶしぶ引き下がった。


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