あれからオーフィスやアリサに付き合っていたら数日がたっていた。ミリアの水晶で神真はイッセーが堕天使レイナーレを倒すところを見た。
神真はそれを見て嬉しそうにしていた。別にシスターがどうなろうと知ったことではないが、イッセーが強くなっていくことに喜んでいた。
「欲望、怒り、志の3つが人を強くするようだね。少し接触してみようかな。って言うことで行くよーレリサ」
「え?」
「だから、君も駒王学園に通うんだよ」
「えぇ~!?」
レリサ・バアルだと流石にまずいのでレリサ・フェアルバと名乗って駒王学園に転校した。学年は二年である。
「レ、レリサ・フェアルバです。よろしくお願いします」
そう頭を下げると男から喜びの声を上がって質問攻めされていた。するとレリサは神真を見つけると
「あ、神真さ~ん。助けてください~」
「え?レリサさんって真田君の知り合い?」
「はい、知り合いですよ。というか友達です。ね、神真さん」
「え?そうだっけ?」
神真がとぼけたように言うとレリサは
「ひ、酷いですよ!私だって無理して来てるのに~」
「冗談だよ。レリサと僕は友達だね」
そのやり取りを見ていたイッセーは神真についての事を忘れ言った。
「恋人かよ!?この、イケメンが!?」
少し涙を流しながら言うイッセーに神真は笑いながら答えた。
「あはは、面白いな、イッセーは」
と答えた。
そして放課後にイッセーはアーシアと一緒に神真に話しかけた。
「神真、少し良いか?」
「神真さんになんのようです?」
『!?』
イッセーとアーシアの後ろにいつの間にかレリサがいた。二人は驚いて振り返った。レリサは朝あった時から変わらない表情だったが雰囲気が変わっていた。まるでイッセー達を威圧しているかのような。
「レリサ、やめなよ。イッセー、何かな?」
「あ、ああ、今からオカルト研究部に来てくれないか?」
「いいよ、僕もレリサと一緒にいくつもりだったしねー」
レリサは威圧がなくなり神真の近くに来ていた。神真が立ち上がるとそう答えた。