スレイヤーズD×D   作:デンドロビウム

3 / 48
話が一気に進みます。


出会い複数急展開!

 

 

ドーナシークを倒した後に魔法陣から出て来たのは私が通う高校の制服を着た人達4人だった。

 

「え~と・・・これはどういう状況なのかしら?」

 

「君は兵藤さん!どうしてこんな所に?」

 

げ!顔見知り!適当言って逃げようと思ってたのに。

 

「祐斗、彼女のこと知ってるの?」

 

「同じ学年の兵藤里奈さんです。」

 

フルネームで紹介せんでいいわ~!

 

はぁ〜、同じ学園じゃ逃げられないか〜。

 

「ええと、里奈さん、事情を説明してもらいたいんだけどいいかしら?」

 

「えと、明日説明するんで今日は帰ってもらってもいいですか?事後処理とかしないといけないんで。」

 

「そういう訳にもいかないんだけど。」

 

まぁ、そうなるわよねぇ〜。

 

「はぁ〜。こっちは力づくでもいいんですけど?どうします?」

 

言いながら少し魔力を開放する。

 

「っ!・・・仕方無いわね。こっちも争う気はないから、明日の放課後に迎えを出すから部室で話を聞かせてちょうだい。」

 

「ええ、それでいいわ。」

 

返事を返すと魔法陣を出して帰っていった。

 

ふぅ、帰ってくれてよかったわ。

 

「レイナーレ、こいつ等捕縛してアザゼルの所送るわよ。」

 

「あ、はい、手伝います。」

 

神父達とドーナシークを捕縛して魔法陣で転送する。

 

あとはアザゼルにメールして〜と。おし、任務完了!

 

レイナーレに後の事は任せて帰路につく。

 

後は明日よね〜。どう説明しようかしら?考えるだけでもめんどくさいわね。

 

 

 

翌日の放課後、祐斗が迎えに来た。周りの女子が煩い。

 

「兵藤さん、迎えに来たよ。」

 

「はいはい、じゃ、行きましょうか。案内宜しく〜。」

 

周りから嫉妬の目が。祐斗って無駄にカッコイイから人気あるのよね〜。タイプじゃないけど。でもちょっと優越感。

 

裕斗に案内されて旧校舎に入る。ここって使われてたのね、外見、札幌時○台みたいで気になってたのよね。中も雰囲気あるわね。

 

「ここが僕達の部室だよ。」

 

扉の前には『オカルト研究部』て書いてある。胡散臭い部活ね。

 

「じゃあ、行きますか。」

 

扉を開けて中に入る。うわ〜、魔法陣とか床に書いてある。落ち着かない部屋ね。

 

「兵藤さん、待っていたわよ。」

 

「里奈でいいです。かたっ苦しいの苦手なんで。」

 

「それじゃぁ、私の自己紹介するわね。私は3年のオカルト研究部部長リアス・グレモリーよ。じゃあ里奈、昨日の説明お願い出来るかしら?」

 

簡単に事情説明をする。

 

いくつか秘密にしたけど。

 

「そういう訳だったのね。えと、あなたの神器(セイクリッドギア)見せてもらってもいいかしら?」

 

「まぁ、いいですけど。ドライグ!」

 

私は左手腕に篭手を出す。

 

「貴女!それって!」

 

「赤龍帝の篭手です。」

 

「ねぇあなた、私の眷属に「無理ですよ。」え!?」

 

「先輩と私とじゃ実力差がありすぎて眷属にすることは出来ないですよ。そもそも転生する気もないですし。」

 

「そんなことやってみないと!」

 

「やるも何も転生する気無いって言いましたよね?それと相手との実力差が分からない時点で話しにもならないわね。」

 

「そんな・・・。」

 

リアス先輩は複雑な表情をしている。う~ん、ちょっと言い過ぎたかしら?

 

「それじゃぁ、私も色々忙しいんでこの辺で─」

 

私が帰ろうとした時部室に魔法陣と共に炎が上がる。

 

覇王氷河烈(ダイナスト・ブレス)!」

 

魔法を放ち炎を消し、中から出て来た男を凍らせる。火事になったらどうすんのよ!

 

「ライザー!」

 

先輩の知り合いみたいね。とりあえず呪文解除。

 

「貴様あああ!いきなり何するんだ!」

 

「炎なんか出しながら現れる方が悪いでしょうが!火事になったらどうすんのよ!」

 

「たかが人間の分際でぇぇ!」

 

ライザーが叫んだと同時にもう一つ魔法陣が現れ綺麗な銀髪の美女が現れた。なんでメイド服なんだろ?

 

「ライザー・フェニックス様、勝手にここに来られては困ります!」

 

このホストもどきフェニックス家なのね。

 

この女の人強いわね。私でも負けるかもしれない。

 

「いい加減待ってられなかったんでな。リアス、さっさと親の話に従え。」

 

「嫌よ!親の決めた婚約なんて!」

 

うわ~、修羅場ね~。・・・面白そうだからちょっと見ていこう。

 

「お嬢様もライザー様も落ち着いてください。はぁ~、こうなる事は分かっていたでしょうに・・・あの方達はまったく・・・。」

 

どうも勝手に婚約の話しを決めたっぽい。

 

「こっちは承諾したんだからさっさと進めて欲しいんだけどな?」

 

・・・なんか無駄に偉そうでムカつくわね。

 

「お嬢様、こちらの方は?」

 

メイドさんが私を見ながらリアスに聞いてくる。

 

「えと・・・。」

 

とりあえず自己紹介しておこうかな。

 

「兵藤里奈です。ここの2年生です。ちょっと事情があってこの場に居合わせただけなんで気にしないで下さい。」

 

「これは失礼しました。私はグレイフィア・ルキフグスと申します。」

 

「え!グレイフィア・ルキフグス!魔王の女王の!?」

 

「人間で知ってるとは何者ですか?あなた。」

 

しまった~、驚いて声に出しちゃった。

 

煙に巻くなんてできそうもないわね、どうしよう?

 

考える時間が欲しいので・・・次回に続く!




里奈墓穴掘る。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。