スレイヤーズD×D   作:デンドロビウム

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アーシアの正体が!ではないです。


衝撃の真実!

 

 

ガーヴことコカビエルを倒して術でガチガチに封印してからアザゼルの所に転送し、改めて全員の確認をする事にした。

 

「え~と、リアスがルークで、朱乃がミリーナね。そんで祐斗がゼルで、小猫がアメリアと。それでヴァーリがガウリイでアーシアは?」

 

「えとえと、シルフィール=ネルス=ラーダです~。」

 

「シルフィール!・・・ああ、それで竜破斬(ドラグ・スレイブ)撃てたのね。」

 

「はい~、記憶が戻って急いで学園に来たら戦闘してて、隙を突くなら今しかないと思って~。」

 

「確かにいいタイミングだったわね。小猫も。」

 

「フィブリゾの時に崩霊裂(ラ・ティルト)重ねたら威力上がったんでそれ思い出して何とか合わせました。」

 

間違いないみたいね~。

 

「とはいえリアスと朱乃の戦闘スタイルが全然違うわね。転生の影響かしら?てかリアスは大丈夫なの?」

 

「そうねぇ、記憶はあるけど恐らくああなる(・・・・)事は無いんじゃないかしら?」

 

「わかるの?」

 

「なんとなくだけれどね。」

 

「転生する時に切り離されたのかしら?そうだと安心なんだけどね。」

 

「恐らくだけど欠片位は残ってるんじゃないかしら?じゃないと魔王剣(ルビーアイ・ブレード)は使えないんじゃないかしら?」

 

なるほどね。そうなると本体(・・)も居る可能性はやっぱ捨てきれないか~。

 

「んで?ヴァーリ・・・ガウリイは今迄何してたのよ?」

 

「俺か?気づいた時にはでかい城に住んでいてな、何か知らんが親から虐待受けてて逃げ出したんだよ。それでさまよってた所をアザゼルに拾われたんだよ。」

 

「さらっとヘビーな事を言うわね。・・・でかい城?」

 

「ああ、なんでも悪魔の世界だとすんごい家らしくてな。ルシファーとかって。」

 

「ルシファー!?あんたそれ本当なの!?」

 

「ああ、ここでの名前はヴァーリ・ルシファーだ。」

 

こいつはあああああああ!

 

「あんた!この名前ポンポンどこでも名乗ってたりしてないでしょうね?」

 

「ああ、アザゼルにも同じ事言われたから他では言ってない。」

 

アザゼルナイス!ていうか当然よね~。

 

「はぁ~、そんで?アザゼルのとこで今迄生活してたの?」

 

「ああ。ただ保護されてるのも悪くてたまに仕事の手伝いとかして生活してた。」

 

でも、ガウリイがガウリイのままで安心したわね。

 

「里奈?赤と白の対決はどうするの?」

 

リアスがもっともな事を聞いてくるが・・・

 

「白龍皇がガウリイだしね~。そもそもドライグとアルビオンの因縁の元がひどいから無視してもいいんじゃない?」

 

「そうだよな~、女のドラゴンの取り合いで宿主変わる度に殺し合いなんてありえないよな~。」

 

ガウリイが理由を言うが・・・ほんとひどいわね。

 

「里奈さん、そうなのかい?」

 

祐斗がちょっと引き気味に聞いてくる。

 

「ええ、最初はうまく誤魔化してたけど聞き出したのよ。だからそもそも対決自体最初からやる気は無かったわよ?」

 

「中身がガウリイさんじゃなくてもですか?」

 

「そうね、違っていても理由教えて、あとは相手次第かしら?普通ならこんなくだらない事で殺し合いとかゴメンよね~、ね、ドライグ?」

 

『悪かった!だからこれ以上言わないでくれ!』

 

「アルビオンもそれでいいか?」

 

『ああ。わかった・・・。』

 

よしよし、これで戦わなくて済みそうね。

 

「でも何で里奈姉様とガウリイ様だけ元のままなんでしょう?」

 

「そういえばそうね。」

 

アーシアの疑問はもっともね。

 

「僕がゼルがディスの時に聞いたのは、里奈さんだけはあの時のままの状態でなんとか転生させるっていってたね。他の人は特典は付くけど制限か不具合がでるかもとも。」

 

「私とガウリイ以外は思考とか感情のベースはこっちの方なの?」

 

私の問いにみんなが頷く。

 

「ふ~ん。じゃあ祐斗と小猫が付き合ったりとかはないのね。」

 

「里奈さん!」

 

「先輩!」

 

「冗談よ冗談。そんでガウリイはこの後どうするの?」

 

「そうだな~。アザゼルに頼んでこっちに居させてもらおうかな?」

 

「そうね。何かある度に呼び出すとかめんどいわ。ガウリイって今何歳なの?」

 

「ん?18だ。」

 

「学校は?」

 

「ん?通信で大卒までやったぞ?」

 

『ええ!勉強できるの!?』

 

全員同じ考えだったらしい。

 

「ああ、暇な時間多かったからな。暇つぶしに通信で勉強してたら大卒資格まで取ってた。体育だったら教員免許も持ってるぞ。」

 

『ええええええええええええええ!』

 

「脳みそくらげだったガウリイが!?」

 

転生の特典てまさか・・・。

 

「お前なぁ~。まあ、分からなくも無いが転生してから勉強出来るようになっててな。なんでも計ったらIQ180だったな。」

 

「あんた本当にガウリイなの!?」

 

「そうです!あの(・・)ガウリイさんがIQ180とかおかしいと思います。」

 

小猫まで言うか。ひっじょーにわかるけれども。

 

「ひどいなお前等。ほら、教員免許。」

 

おおおおおおおお!本当だ!

 

「でもなぜかしら?前とあまり変わらない気がするわね。」

 

「そうですね~。話してるとそんな感じしませんわね。」

 

そういわれればそうだな~。

 

「ああ、勉強出来ても考え方は前と変わらないからな。アザゼルにも頭いいのか悪いのかわからんとか言われたな。」

 

なるほど、頭良くてもガウリイはガウリイらしい。ちょっとほっとした。

 

「ところでガウリイ、その剣は?」

 

「ああ、アザゼルに俺専用に作ってもらったんだよ。リナの持ってる剣の進化版だな。」

 

そういうと剣を構える。

 

「はあああああああああああ。」

 

ガウリイが気合を入れると大気が震えだした。すごいオーラね。

 

斬妖剣(ブラスト・ソード)!」

 

ブウウウン、という音と共に紫色の刀身が出て来る。

 

「すごい!斬妖剣(ブラスト・ソード)まで再現出来るなんて!」

 

「はあああああ~。」

 

息を吐くと同時に刀身が消える。

 

「ものすごい力を必要とするから長時間使えないんだよ。発動まで時間かかるし。」

 

疲れた顔をして言う。

 

「切れ味は?」

 

「前と同等かな?光の剣状態だとリナとゼル・・・祐斗の持ってるのと同じだな。」

 

こういうのの開発はアザゼルはほんと天才的ね。

 

「ただ俺用にカスタマイズされてるから俺にしか使えないけどな。」

 

と、ここで祐斗が私に聞いてきた。

 

「ところで里奈さん、部長と朱乃さんの前世って?」

 

あ、説明してなかった。

 

「リアスと朱乃の前世はルークとミリーナって言ってゼルとアメリアと分かれた後に知り合って、少し同じ事件とかで戦った仲間よ。」

 

「私はちょっと複雑なんだけど・・・。」

 

「どういうことですか?」

 

「あ~、今なら良いか。ルークの中にはシャブラニグドゥが封印されていて最終的に私とガウリイで倒したのよ。」

 

「里奈さんそれはもしかして・・・。」

 

朱乃が申し訳なさそうに聞く。

 

「そうね。あの時ミリーナが死んじゃって憎悪に取り付かれて封印が解けたって感じかしら?まあ、今更だし気にしても仕方無いんじゃない?せっかく再会?出来たんだしそれでいいじゃない。」

 

「そうですわね。ありがとう里奈さん。」

 

分かってくれたようでなによりね。

 

そんな事を話していたら魔法陣が現れた。

 

「みんな、すまなかったね。」

 

出てきたのはサーゼクスだった。

 

「いいわよ、こうして無事に解決したんだし。細かい事はリアスが報告してくれるんでしょ?」

 

「ええ。私の役目だもの。」

 

「後片付けは我々でするから今日はゆっくり休んで欲しい。細かい事は後で報告してくれればいいよ。」

 

「それじゃあ、一旦解散して明日また部室で話しましょう。」

 

「ガウリイはどうするの?」

 

「ああ、一旦もどってアザゼルと相談だな。」

 

「ガウリイ、アザゼルに会ったら覚悟しておきなさいよ!って言っておいてね。」

 

「あ、ああわかった。それじゃあな。」

 

そう言って飛んでいってしまった。

 

まあ、何はともあれ疲れたわね。帰ってゆっくりしますかね。




ガウリイIQ180!が衝撃の真実です。・・・が、勉強は出来るけどベースがガウリイなので知識はあるけど生かせないというアンバランスで面白いキャラになってます。

次回なんですが・・・リアル事情で書けてません^^;

落ち着くまで暫くかかる可能性があるので次回の更新は大分先になるかもしれません。

やめるつもりはないので気長に待っていたただけると幸いです。


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