イリナ達がいなくなった後簡単にこれからの方針を決めて解散した。
「さてアザゼル、ちゃっちゃと事情を説明してもらいましようか?」
解散した後私はみんなと別れてアザゼルに事情を聞く事にした。
「まあ、そう怒るな。こちらの不手際だった事は認めるが、こんな早急に動くと思わなかったんだよ。」
「そんなのアザゼルがちゃんと管理してないから悪いんでしょうが!」
「分かった分かった、頼むから落ち着け。ただ今回の件に関しては俺達も驚いていてな、現状に不満を持っていたのは分かっていたんだが今回の件のような事を起こす程では無かったんだよ。」
「何か原因とか切っ掛けとかないの?」
「う〜ん、切っ掛けかどうかは分からないが以前にお前とライザーのゲームを見てから雰囲気は変わったような?」
あのゲームでってどういう・・・まさか!
私の中で最悪な想像が膨らむ。
「アザゼル!時間作って!直接話したいわ。」
「それなら一時間後でいいか?」
「ええ、かまわないわ。」
「何かわかったのか?」
「多分の予想でしかないけれどもしかしたら最悪の展開になるかもしれないわ。」
「分かった、場所はこっちで手配するからまた後で連絡する。」
「ええ、お願いするわ。」
そう言って通信を切った後私は考える。
ゲームを見てから雰囲気が変わったとアザゼルは言っていた。そして同じくゲームを見て記憶を刺激されて思い出した人がいる。それと同じであればコカビエルは・・・・。
一時間後アザゼルの用意した場所でさっきした想像を説明した。
「その可能性は充分考えられるか。グレイフィアという前例があるからな。」
「ええ、もしそうだとして誰がコカビエルの記憶に入っているかが問題だわ。行動から最低でも上級以上なのは間違いないとは思うけど・・・。」
「目的はなんだろうな?」
「私絡みだったら復讐か、嫌がらせかって所かしら?」
「里奈絡みねぇ。」
転生する時の話だとかなりやばい相手なんだけどそれだけとは限らない可能性も捨てられないのよね〜。相手によってはそっちの方が楽なんだけど。
「あとはどれ位の能力があるかだな。」
「実際コカビエルってどれ位の強さなの?」
「里奈が一人で本気出せば勝てる位かな。ただこの間渡した武器を使えば問題無いだろ。」
そうなると後は転生者の能力がどれ位上乗せされているかが問題になってくるのね〜。
「そっちからは戦力出せないの?」
「あ、ああ。俺は立場上出る訳にはいかないし幹部連中も同じだ。だが戦闘になってからだがこちらからも助っ人は出す。」
「強さは?」
「近接特化だがそれだけなら里奈より強いぜ?剣と格闘の素質にセンスはずば抜けていてな、努力もしてるから問題無い。」
「私は魔法メインだからそっちのほうが助かるわね。でもそれ初めて聞いたわよ?」
「いや〜、こっちにも事情があってな、隠さないといけなかったんだがそんな事言ってられない状況だからな、仕方無くって面もある。」
「まあ、アザゼルがそこまで言うなら戦力としては充分ね。あとそれから報酬はずみなさいよ?そっちの不手際なのは変わらないんだから。」
「分かってるよ!それからサーゼクスにも協力出来ないか頼んでおく。」
「オッケー、それでいいわ。戦闘始まったら早目に助っ人頼むわよ?相手が現状どれ位か分からないんだから。」
「ああ分かった。こっちも出来るだけサポートするからよろしく頼む。」
「じゃあお互い何かあったら早目の連絡でお願いするわ。」
「ああ、よろしく頼む。」
そうして私は帰ることにした。何となく嫌な予感を胸に感じながら。
チートの時もそうだったのですがエクスカリバー編を書くのは何故か上手く纏まらないんですよね~。
特にこっちはオリジナル絡めるんで進まない進まない!
里奈:行き当たりばったりでその場のノリで書いてるからでしょ?
作者:そうですがなにか?
里奈:開き直ったわね?
作者:最初にそんな感じで書いてるって書いたはず。
里奈:・・・・。
おおまかなストーリーは決まってます。すいません。