【完結】ハリー・ポッターとラストレッドショルダー   作:鹿狼

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マルフォイ邸の戦いです。
少し箸休めな話かもしれない。



第六十七話 「禁忌」

 瓦礫の道を、途切れ途切れに光るランプが照らす。

 霧のように浮かぶ、むせかえる程の灰塵。

 建物の路地を塞ぐのは、崩れた土砂と死体の大木。

 乱雑に建てられたプレハブ小屋が築き上げた要塞には、生きているのか分からないような浮浪者が鼠のように住み着いている。

 

 街の影では銃を持った暴漢が、折れた杖を抱える浮浪者を殴り、蹴り、首を絞め、川に捨てた。

 水ではなく、小川のように流れる、血の河に。

 新たな大地のように敷き詰められた瓦礫の下には、死体の地層と血の水源が眠る。

 

 ここは、ダイアゴン横丁。

 数日前までは魔法使い達で賑わっていた、活気ある街。

 今やゴーストタウン以下の、落ちぶれたスラムに成り果てていた。

 

 あれは突然のことだった。

 様々な結界によって守られていた筈の此処に、突然マグルの大群が押しかけて来たのだ。

 装甲車両が住民を殺し、戦車が建物を殺し、爆撃機が街を殺した。

 地下に隠れていた女子供も、最後は毒ガスでいぶり殺された。

 

 浮浪者の一人が呆然と空を見上げる。

 彼は数日前まで、グリンゴッツで働いていた。

 家族も居た……ささやかだが、幸せに暮らしていた。

 それが、何故?

 問いに答える者は居ない。

 残された疑問は、やがて、恨みへと変わって行く。

 

 世界中で、同じことが起こっている。

 その事実に、マルフォイ邸に滞在しているベラトリックスは頭を抱えていた。

 

 何故だ、一体何がどうなって、結界が破れたのだ。

 そもそもヴォルデモート達の計画『マグル作戦』の本質は、マグル達の自滅にある。

 様々な結界で守られた魔法族を見つけ出すことは不可能、それによって一切の被害を受けず、向こうが自滅するのを悠々と待つ……それが要であった。

 

 だがこれではどうしようもない。

 攻め入ったマグル共は純血も穢れた血も関係なく殺している、穢れた血が死ぬのは一向に構わないが、純血が滅ぼされては闇の陣営の理想社会、純血による絶対支配は成り立たない。

 

 かと言ってダイアゴン横丁などの街を守るには、死喰い人の絶対数が足りない。

 『マグル作戦』を実行した理由の一つは、マグルとの正面激突では絶対に勝てないと分かっていたから。

 しかし、このままマグル軍の魔法界侵略が進めば、正面激突に転がり落ちて行くだろう。

 

 もう一つベラトリックスの頭を悩ませているのが、核除染についてだ。

 ヴォルデモートは核戦争を起こしたが、自分にひれ伏す国家にのみ、『核除染呪文』を与え、その国家全てを忠実な家畜に仕立て上げた。

 

 ところが最近になり、隷属する国が急速に減少しだしたのだ。

 調べてみて分かったのが、何者かが勝手に除染呪文を伝授している、という事実。

 死喰い人に裏切り者でも出たのか、ヴォルデモートでさえ数年かけて完成させた呪文を、作れる魔法使いが居るのか。

 

 腹立たしい、頭を掻き毟る激情が、胸につっかえる。

 あの偉大かつ、誰よりも力強い我が君の、素晴らしき理想。

 それにコソコソと動き回りながらションベンを引っ掛けている野良犬が居ることに!

 

 だが、肝心のヴォルデモートが動く様子はない。

 ベラトリックスには、理由が分からない。

 いや、我が君が何も考えていない筈がない。恐らく私などでは思いもよらない考えだからこそ、動かないのだろう。

 

 ならば私は、やるべきことをやるだけ。

 そう、このグレンジャーとかいう穢れた血を拷問し、レストレンジ家の金庫にある筈の『剣』をどうやって盗み出したのか吐かせなければならない。

 ゴブリンは贋作だと言っていたが、もしこれが本物だった場合、『カップ』も何処かに隠している筈。

 これ以上、我が君を失望させるわけにはいかないのだから。

 

 マルフォイ邸に、ハーマイオニーの絶叫が響く。

 それ故に彼女達は気付けなかった、地下牢から爆発音がしたことに。

 

 

 

 

「…………」

 

 ハーマイオニーの悲鳴を聞いたキリコは、足を速める。

 ぬかるんだ水が足を邪魔し、邪魔を踏みつぶして歩く。

 ハリー達が捕まったと聞いたキリコは、ゲラートの『姿くらまし』によってイギリスまで帰還した。

 そしてゲラート、武器商人と別れた後、此処まで来たのだ。

 

 正面からの侵入は危険、不可能、困難。

 魔法による警備網は侵入自体を物理的に許さない。

 しかし、どんな場所にも穴は存在する。

 その一つが、今キリコが居る下水管であった。

 魔法でどれだけ代用しても、水といった生きるのに必要な設備を外すのは不可能。

 生きる為に必要な設備は、皮肉にも死神の通り道になっていた。

 

 キリコは歩きながら、壁に武器商人から購入したC4を設置して回る。

 使う機会はない方が良いが、万一の時チャンスを作れないのはもっと困る。

 そうしている内に、ふと上の方から声が聞こえてきた。

 

「何故屋敷妖精が此処に……は、早く殺さねば!」

「逃げてドビー!」

「無理です! ドビーめはポッター様を守ると誓ったのです!」

 

 ……この声、ワームテールか?

 声からキリコは状況を察し、余り時間がないことに気付く。

 声の発した場所からワームテールの位置を特定、真下へと移動。

 他の連中にばれない様、消音呪文を掛けた上で、杖を床越しにワームテールへ向ける。

 

エクスブレイト(爆破弾頭)

「アバダケ───ッ!?」

 

 音はない、爆風と衝撃だけがある。

 床を貫通しワームテールにめり込んだ弾頭が炸裂、彼を木端微塵に吹き飛ばした。

 空いた大穴から出てきたキリコを出迎えたのは、腰を抜かすハリー達や、オリバンダーにルーナなど、囚われていた様々な人だった。

 

「キ、キ、リ、コ?」

「…………」

 

 俺が脱獄した時に構造を変えたらしい、地下牢は集団で閉じ込める物から個々で閉じ込める形式に変わっていた。

 ワームテールの懐から牢の鍵を取り出し、それぞれの牢屋を開けていく。

 

「助けに来てくれたのか!」

「静かにしろ、バレる」

 

 喜ぶロンだが、ハリーは複雑な思いを抱える。

 あんなにあっけなく死んでしまったワームテールを見つめながら。

 こいつは父さんと母さんを売った卑怯者の裏切り者、けれども確かに、父さん達の友達だった。

 ……どんな思いで裏切ったのか。

 今は、どんな思いだったのか。

 それすらも、もう聞けない。

 そう思うと、恨みや怒りよりも、虚しさが勝った。

 ハリーを他所に、キリコは淡々と脱出作戦を作って行く。

 

「ドビー」

「ッ!? ははははい!? 何でしょうか!?」

「こいつらを先に連れ出せ」

 

 ドビーに指示を出したキリコ、屋敷妖精の呪文は人間とは違い、通常の阻害魔法を無視できるのだ。

 かしこまりました!

 と震えた声で叫び、ルーナやオリバンダーを連れて逃げるドビー。

 見送るキリコの目線は鋭い、ルーナ達に刻まれた拷問の跡が、彼の導火線に火を着けてしまった。

 

「お前達は上のヤツ等の気を引いてくれ、隙が生まれたら彼女を助けろ」

「何か仕掛けてるのか?」

「ああ」

「分かった!」

 

 時間がないのは重々承知、簡潔なブリーフィングを済ませた二人が動き出す。

 キリコは『透明マント』を羽織り、何処かへと消えて行く。

 残る二人が上へ上ると、そこでは凄惨な拷問が行われていた。

 

「さあ吐け! あの剣は何処で手に入れたんだ!!」

「知らない! わ、私は何も」

「余計な口をきくんじゃない!」

 

 杖を押し付け、手を灼熱で焦がしていき、文字を刻む。

 これ以上ハーマイオニーを痛めつけさせるものか!

 先に飛び出したのは、ロン。

 

「やめろ!!」

「!? 何故、しくじったのかワームテール!」

「あいつ! やはりポッターだったか! けど丁度良い」

 

 ルシウスがあの男の無能さに、思わず舌打ちをした。

 脱獄されたことに驚くベラトリックスは、取り出したナイフをハーマイオニーの首に突き付ける。

 

「お前ら『剣』を何処で手に入れたか言いな! 言わなきゃこいつを殺す!」

「卑怯者!」

「やれるならやってみろ!」

 

 ハリーがまさかの発言をしたと思わせて、逆にベラトリックスを脅迫しだす。

 

「やったら僕も死ぬぞ!」

「ハリー!?」

「知っているぞ! ヴォルデモートは僕を自分の手で殺したがってる! それがお前のせいでパアになったらどんな顔をするだろうな!?」

「き、貴様ぁ……!」

 

 ハリーとヴォルデモートは深く繋がっている。

 故に、あの男が自分に対しどんな感情を抱いているのか感じ取っていた。

 あいつはこだわってる、不死身である自分を一度殺した僕を自分の手で殺さなきゃ、無敵のままでいられないと考えている。

 

 この脅しは、ヴォルデモートを失望させることを誰よりも恐れるベラトリックスにとって、まさに首元に突き付けられたナイフ。

 お互いに突き付けられたナイフが、拮抗を生む。

 だが彼女はこの時点で気付かなければならなかった、何故二人がわざわざ姿をさらしたのかを。

 

「うわあああ!?」

「足が落ちる!?」

「家が! ま、まさかあいつが!?」

 

 嵐を走る稲妻のような轟音と共に、足場が傾き出す。

 壁も床も天井までもが軋み、割れ、ひしゃげる。

 崩れているのはマルフォイ邸ではない、それを支える地盤その物が崩れ出したのだ。

 

 何て無茶苦茶な、二人は唖然とする。

 仕掛けていたC4を、キリコが起動させたのだ。

 ともあれ『隙』は生まれた。

 姿勢を保つためにハーマイオニーの拘束が緩んだ瞬間。

 

アクシオ(来い)・ハーマイオニー!」

 

 ロンに救助されたハーマイオニー、丁度ルーナ達を逃がし終えたドビーも現れる。

 しかしベラトリックスも、ここでそのまま見逃す程無能では無い。

 『姿あらわし』を阻止しようと、ナイフを構える。

 

 ところで何故キリコは『時間を稼いでくれ』と頼んだのだろうか?

 

「がっ……!?」

 

 突然後頭部に衝撃を受けたベラトリックスが卒倒。

 何かが居るのか!?

 ルシウスが呪いを撃った瞬間、彼女の背後が揺らぎ、穴の空いた透明マントとキリコが現れた。

 執念深いこいつのことだ、最後の悪足掻きに備えなくてはならない。

 キリコの予見は、見事的中し、ドビーの命を助ける事となる。

 

「待て! 逃がすな!」

「キリコオオオオ!!!」

 

 マルフォイが悲痛な叫びを上げている間に、ルシウスが呪いを撃つ。しかし本来の杖ではない代用品ではコントロールが利かず、キリコの逃亡をあっさりと許した。

 姿くらましで、彼等はマルフォイの悲鳴と共に消え失せた。

 

(失われる均衡の中で、俺は一瞬、懐かしい物を見た。

ベラトリックスの懐に仕舞われていた、グリフィンドールの剣。

思えば、あの時からだ、ヴォルデモートをワイズマン同様、敵として認めたのは。

剣、日記、バジリスク。

全てを繋げた時、触れ得ざる扉は開くのだろうか)

 

 

*

 

 

 キリコによってマルフォイ邸が爆破されてから数刻後、闇の陣営の隠れ家にヴォルデモートは佇んでいた。

 彼の目の前にあるのはグリフィンドールの剣……レストレンジ家の金庫で厳重に保管されていた筈の剣。

 気絶していた所を叩き起こし、隠し持っていたのを磔の呪文で無理矢理奪い取った物だ。

 

 セブルスを校長にした時、校長室に保管されていたのを奪い、金庫に入れていたのだが、何故これをポッターどもが持っていたのか?

 

 グリンゴッツに盗みに入った?

 もしくは、校長室にあったのは偽物で、本物は別の場所にあったのか?

 逆に、目の前のこれが贋作なのではないか?

 

 だが贋作ではない、あの感覚、ポッターどもはこの剣で分霊箱の一つを破壊したのだろう。

 

 グリンゴッツに盗みには行っていない、それなら……あの『カップ』も破壊されている筈。

 

「……ダンブルドアが、とうに贋作へ摩り替えていた、という訳か。

 最初から偽物だったとは」

 

 しかし、グリフィンドールの剣は結果的に目の前にある。

 分霊箱を喪ったのは痛いが……今は目の前の脅威を払拭するのが先決だ。

 

 この剣をベラトリックスから奪ったヴォルデモートは、まず何故ただの剣で分霊箱を破壊できたのか調査し、結果この剣がバジリスクの毒を吸っていることを突き止めた。

 何時取り込んだのかは、簡単に推測できた。

 

 五年前ルシウスによって解き放たれた分霊箱の一つ、『トム・リドルの日記』。

 彼によって起きた秘密の部屋の解放。

 そして秘密の部屋を封じた……即ちバジリスクを倒したのはハリー。

 ホグワーツに居ながらバジリスクの毒を吸える機会など、あそこしかない、ハリーはこの剣でバジリスクを倒したのだ。

 

 ……本当にルシウスは、碌なことをしない。

 今度『磔の呪文』を打ち込んでおこう、そう決意しつつ、剣を手に取る。

 

 ……惜しい、非常に惜しい。

 正直、破壊したくない。

 彼はグリフィンドールの剣も、分霊箱にしたいと思っていた。

 偉大なる創設者の遺品こそ、偉大なる自分の魂の器に相応しいと、考えていたからだ。

 

 これはサラザールを除き、思想こそ理解しえないが、その強さは魔法族として優れているという、彼なりの『敬意』の現れ。

 だが今や、誰でも分霊箱を破壊可能にする危険物その物。

 

「惜しい、が、所詮は物に過ぎない」

 

 名残惜しさを残しながら、『悪霊の炎』を吹き荒らす。

 剣のみを包み込むように圧縮し、鋼鉄すら瞬時に溶かしきる程の、白い輝きが剣を焼き尽くす。

 一分、十分、毒も欠片も残さないように、延々なる炎々を創り続ける。

 

「……ん?」

 

 剣が、ない。

 何てことはなかった。

 熱で机に穴が空き、剣が下に落ちただけ。

 俺様にしてはうっかりしている、そして光球を剣に向かって降ろしていく。

 

「……何?」

 

 今度は軽い地震が起き、剣が転がり、炎から逃れた。

 やけに、偶然が続くな。

 今度こそは、と炎を広げ、一気に包み込む。

 

「……なっ!?」

 

 無傷、掠り傷一つない。

 プラズマ化する程高熱化した悪霊の炎だが、放たれるスパークは偶然にも、全く剣に当たらなかった。

 

「……アバダケダブラ!」

 

 何かがおかしい、偶然が過ぎる!

 得体の知れない相手を試すように、『死の呪い』を剣に打ち込む。

 

「───それた……だと……!?」

 

 偶然、手元が狂ったのか?

 偶然、偶然、偶然。

 

「まさか!? レジリメンス(開心)!」

 

───ハリーが剣を構え日記に突き立てるトム・リドルの魂が悲鳴を上げて消えていく誰もが勝ったと思ったその瞬間リドルの最後の足掻きがキリコを襲うバジリスクがキリコに噛みつくハリーが咄嗟にグリフィンドールの剣を持って突っ込みキリコを掠めながらバジリスクを貫いた───

 

「……ク、クク、は、は、は……」

 

 剣の記憶を見たヴォルデモートが、腹を抱えて呻き始める。

 こんなことが?

 あっていいのか?

 

「俺様はやはり! 天に味方されている!」

 

 ヴォルデモートが知った真実、それは、恐るべきものだった。

 グリフィンドールの剣に使われているゴブリンの銀は、『自身を強化するものを吸収』する、という特性を持つ。

 だからこそ、バジリスクに止めを刺すことで、毒性を獲得していたのだ。

 

 だが、その前。

 バジリスクを切る前に、ハリーは何を切った?

 

 『トム・リドルの日記』、即ち『分霊箱』。

 分霊箱は悪霊の炎やバジリスクの毒といった、強力な魔術でしか破壊できない。

 つまり、『強い』のだ。

 

 あの時グリフィンドールの剣はリドルを吸収し、『分霊箱』の力を手に入れていたのだ!

 

 しかし、肝心なのはそっちではない。

 日記から魂が引き剥がされた時点で、分霊箱の『特性』は残ったが、生き残らせる『役目』は果たせなくなっている。

 この剣にヴォルデモートを繋ぎ止める力はなく、ただ破壊されない魂の器に過ぎないのだ。

 

 ……もう一度尋ねよう。

 ハリーはバジリスクより前に、何を切った?

 

『グリフィンドールの剣を持って突っ込み、()()()()()()()()()バジリスクを貫いた』

 

 『キリコ』を切った。

 

 『異能生存体』を切った。

 

 グリフィンドールの剣は、『異能』を取り込んだ。

 

 本来取り込まれた『魂』は分霊箱の特性故に、『バジリスクの毒』によって消滅する筈である。

 しかし『異能』の力により、『魂』は極限まで衰弱していながら生き残っていたのだ!

 剣の中の魂は、『異能生存体』と化していた!

 

 繰り返しになるが、この剣にヴォルデモートを繋ぎ止める力はない。

 『分霊箱』と『異能』の力により、絶対に壊れない完全無欠のナニカになっただけである。

 

 なら何故ヴォルデモートはここまで歓喜しているのか。

 それはある呪文を検証する機会を得たからだ。

 

「これで確かめることができる、あの呪文を、俺様の最高傑作を、『異能殺し』の呪文が、真に効くのか!」

 

 彼は掴んでいた、『異能生存体』を殺す方法を。

 本来本番一発勝負で使う予定だったが、この『異能』の剣を得たことで、より確実なチャンスを得た。 

 

「これでやるべきことは、残り二つ。『神』でも『触れ得ざる者』でもない!

永遠の命を持つのは、このヴォルデモート卿ただ一人!」

 

 魔法界の闇の底で、地獄の声が響く。

 今、一人の魔法使いによる、『神』への反逆が産声を上げた。

 彼は誓う、『キリコ』の抹殺を。そして───

 

───『ワイズマン』の打倒を。




ホグワーツへ。
あらゆる闘争が、あらゆる因縁が、
紡がれる謎を秘めた魔術の起源へと向かう。
ホグワーツの何処(いずこ)に住まうは、神か、賢者か。
欲は継承者を遡り、秘宝が欲望をいぶり出す。
次回「遭遇」。
戦慄が、核心へと誘う。



ワームテール死亡。
原作でもここで死んでたから問題は何一つありませんね。
そしておっかないナマモノ化していたグリフィンドールの剣。
いつぞやの感想をやっと返すことができました。

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