今この老人何と言った?
自分の聞き間違いかと思い、もう一度問いただす事にする。
「…今、何と…仰ったのですか?」
「む? 君から言い出したのではなかったのかね?」
非情に残念な事に聞き間違いではないらしい、このままでは吾輩は新入生の案内を好んでいると思われてしまう、直ちに訂正せねば。
「…校長、吾輩は人手が足りないと梟便で頼まれたからこそ貴重な時間を割き、英国の辺鄙な場所まで言ったのです。
何より手紙を出したのは校長貴方ではないですか」
「…はて? そのような事伝えたかの?」
「…………」
↑このやり取り覚えてます?
思えば、親に関する思い出を持ったことがない。
一つ一つ思い返して見るが、多くは産まれたばかりで覚えていないか、トラウマのせいで、殆ど覚えていないのどちからだ。
それを気にしたことはない、両親への記憶がなかろうが、俺は俺だ、仲間も、愛する人も居る。
何一つ問題はない、実際に問題はなかった。
だが、それとこれとは、話が別ということか。
この手紙に書かれた、実感のない母親からの遺言。
彼女は間違いなく狂っていた、死んで当然の最低の人種と言える。
それでも、尚、俺は嬉しかった。
炎に焼かれ、追われ、恐れられる毎日。
彼女が死んでからは特に……何故生きなければならないのか、何度も考えた。
だからこそ、嬉しいのだ。
俺が産まれてくることを、望んでくれたことが。
"異能"など関係なく、愛していたということが。
他人から肯定されなければ生きられない程、虚しくもない。
それでも、俺自身を肯定してくれたことが、愛してくれたことが、どうしようもなく嬉しかったのだ。
……だから何だ、何もない。
愛されていたことが分かったからといって、今の孤独は埋まらない。
思い出にだって限度はある、ヴォルデモート打倒の意思がより強まった訳でもない。
ただ、ほんの少し。
生きていて、良かった。
そう思えただけだ。
手紙を丁寧に保管した俺は、引き続き部屋の調査を再開する。
尤もこの部屋は、手紙の置き場以外の役目は負わなかったようだ。
捜索はあっさり終わり、別の部屋の扉を開ける。
「む、キリコか! 何か見付かったか!?」
「……いや、特には」
何時もの大声は、この地下空間にやたらと響く。
本当は手紙を持っているが、あれの中身を見られると思った俺は、何故か嘘を吐いていた。
「……そうか、まあ、それならそれで構わん!」
誤魔化せた……訳ではなさそうだが、気遣ってくれたのだろう。
「こっちは凄いぞ! 流石はブラッド家だ! とんでもない物が大量だ!」
興奮気味のヤツが握っていたのは、殆ど黒い紫色の液体と、それから吹き出る同じく殆ど黒い紫色の気体が充満した……これでもかと危険性を主張する瓶だった。
「──ッ!?」
一瞬、胸に激痛が走った気がした。
何故? そしてフラッシュバック。
まさか? あれはまさか?
「後でスネイプに見て貰わねば断定できぬが、メモ書きによれば、これはバシリスクの毒の複製品だ!」
「……!」
やはり、そうか。
今の痛みの正体は、二年の時、バシリスクに心臓を掠められた時と、幻影だったのか。
「更に透明マントまである! ただのマントではない! 効果は永続的らしいぞ!
……ダメージを受ければ壊れるらしいが」
透明マント自体は珍しいが、無いものではない。
しかし多くは、時間経過と共に、能力が消えていったり。
ただのマントに透明化呪文を掛けた……といった物が大多数だ。
つまり、永続的に続くマントは恐ろしく貴重ということになる。
……そういえば、何故ハリーのは永続的に続いているのだろうか?
「儂はまだまだ探さねばならん! お前もドンドン探せ!」
そのまま部屋の奥へ入って行くムーディを見送り、色々な部屋を巡っていく。
そうしている内に、ある事に気が付いた。
どの部屋にも、ダンブルドアが居ないのだ。
あいつも調査している筈なのに、これはどういうことだ。
「校長が居ないだと?」
一応、死喰い人が襲来してくる可能性がある以上、ダンブルドアの場所くらい知っておくべきだろう。
その為、知っていそうなスネイプに問いただしてみる。
「……あの家だ」
スネイプの指差した方向をよくよく見ると、遥か遠くに家があった。
しかしそれは、人気の無い、今にも崩れ落ちそう廃屋だ。
あんな所に本当に居るのだろうか?
「気になるのなら確かめてくればいい、恐らく後悔するだろうが」
「…………?」
何故? 初めて行く場所で何を後悔しろというのか。
よく分からないまま、廃屋へ向かって歩き出す。
パキ、バキ、と、枯れ木の折れる音が、霧の中に響いていく。
秋だというのに、ここだけ冬になったような、濃密な″死"が漂っていた。
そして、廃屋に辿り着く。
不気味だが、やはり、ただの廃屋でしかない。
その時振り返ったのは、果たして偶然か。
「…………!」
そういう、ことか。
眼前に広がる景色が、答えを張り巡らす。
廃屋のある、丘の下。
敷き詰められた、大量の十字架が、あの記憶を呼び覚ます。
『余計な奴は殺せ!』
「アバダケタブラ!」
「…あ、あ、ああ…」
「セドリックゥゥゥ!!」
ここは、あいつが死んだ場所。
ここは、ヴォルデモートが産まれた場所。
リトル・ハングルトン共同墓地、それが、ここだ。
俺の足は自然に、墓に向かっていた。
幽鬼の如く彷徨い、歩き回る。
目的の墓は中央にあり、巨大で、目立ち、直ぐに見付けることができた。
セドリック、あいつは、一言で言えばいい男だった。
そういえば俺がクィディッチを始めたのも、あいつが発端だったな。
試合で勝ちたいと必死で頼まれたのを、鮮明に思い出す。
…結局、五年の時、アンブリッジの元に潜りこんでいたせいでクィディッチは続けられなくなってしまったが。
六年になったが、クィディッチをやるつもりはない。
セドリックも死んで、キニスも死んで、正直続ける気が起きない。
「セドリック・ディゴリーのことを、思い出しているのかね」
「……まあな」
ダンブルドアに声を掛けられ、振り向く。
「あの子は本当に良い青年じゃった、優しく、忍耐強い、まさしくハッフルパフの見本となる子じゃった。
……あの子も儂が殺したようなものじゃ、あの時バーテミウス・クラウチ・ジュニアの目論見を、もっと早く防げておれば……」
深い後悔の映り込んだ目を、静かに揺らしながら呟く。
「君は、儂を恨んでおるかね?」
「……いや」
唐突に振られ、簡潔に返す。
ダンブルドアは意外そうな表情をする、そんなに責任を感じているのか。
だがそれは検討違いだ、そもそもの原因はヴォルデモートにあるのだから。
「優しいんじゃな…じゃが、君はそうでも、あの子たちがどう思っているかは分からぬ」
どこか、不自然だ。
あの子、といいながら、他の誰かについて語っているような。
「儂は、苦しい」
「…………」
「儂自身の過ちによって、殺してしまった人達が、儂をどう思っておるのか。
恨んでいるだろうか、許してくれているのだろうか。
それを確かめる手段は……ない、ないのが道理じゃ」
当然だ、死人は話さない。
話したら死人では無いし、話せたらもうそれは『死』では無い。
だからこそ絶対の恐怖として、最後の癒しとして死は成り立つ。
「キリコ」
「…………」
「"異能生存体"キリコ・キュービィー」
「…………」
「おぬしも、その体質故に味わってきた筈じゃ。
自らの過ちによって、大切な人が死んでいく景色を。
おぬしは、後悔しておるのか」
「……ああ」
自分が居なければ、死ぬことはなかった。
何度も考えた、何度も後悔した。
「そうか、やはり、おぬしもか」
だが。
「罪は、購うべき、ならば儂は───」
「だからこそ、俺は生きる」
「……それは」
「後悔はしている、だがそれだけだ」
恨んでいるかもしれない。
生きろと願っているかもしれない。
償えと呪っているかもしれない。
幸福を祈っているかもしれない。
「死んだヤツ等がどう思っているかなど、俺達には関係ない。
俺達ができることは、ただの"死"にしないことだけだ」
自分の為に死んだからこそ。
自分のせいで死んだからこそ。
自分の事を願ったからこそ。
「その為に、俺は生きる」
「……………」
「例えあいつらが、どう思っていようと関係ない。
彷徨っても、絶望しても、俺は生きる。
それが、俺があいつらにできるたった一つの事だ」
「……………」
長い沈黙が、風のように墓場を突き抜ける。
それは、死んでいったヤツ等が、何かを言い残そうとしているような一陣だった。
「……そう、じゃの」
閉じていた瞼を、ゆっくりと開ける。
俺の言葉が、あいつの何を動かしたのか。
そこには、固く、悲しい、決意が宿っていた。
「……やはり儂は、愚かじゃな。
あれ程偉そうに、言っておきながら、それが全て自分に帰って来ておる。
お主に聞いてみて良かった」
いつもと同じ、飄々とした笑顔を浮かべるダンブルドア。
そう言って取り出したのは、一つの指輪だった。
綺麗だが、それ以上に危険な臭いを感じさせる指輪。
「
ダンブルドアは語った、これが、あいつの"不死"そのものだと。
人を殺すことは、何よりも罪深い。
それは自分自身の魂を引き裂く程に。
だが、それを不死へ転じさせるのが、この呪文。
引き裂かれた魂を、自分という器とは、別の器に封印する。
例え死んでも、その魂は残り続け、術者を現世に留め続ける。
誰一人として後世に伝えようとしなかった、禁忌の不死。
「お主の家の捜索も目的じゃが、こっちも目的じゃったのじゃ。
あの廃屋に、見覚えがあるじゃろう?
あれこそ、ゴーント家最後の男が過ごした屋敷。
そう、トム・リドルの実家じゃよ」
ダンブルドアが気付いたのは、"顔"を見たからだと言う。
分霊箱により魂を引き裂けば、それは身体にも影響を及ぼす。
学生時代の面影を一切無くした姿を見たことで、その不死が分霊箱なのではないかと、気付いたのだ。
「……まさか、トムの実家とお主の実家が、こんなにも近かったとは…トムも盲点じゃったろう。
ともあれ、分霊箱がある可能性を考え、来た所……これがあったのじゃ。
"ゴーントの指輪"、ゴーント家に伝わる、由緒正しき品じゃ」
それを眺めたダンブルドアは、再び深い溜め息を吐く。
「……じゃが、これはただの指輪ではない、"死の秘宝"の一角、"蘇りの石"じゃ」
「……死の秘宝?」
「何じゃ、知らなかったのかの? 簡単に説明するとの―――」
"ペペレル三兄弟の物語"という話がある。
そこには、"死"から三つの秘宝を貰った兄弟の末路が描かれている。
最強の杖、"ニワトコの杖"
死者を呼び戻す、"蘇りの石"
死すら欺く、"透明マント"
だがマントを貰った三男以外は、悲惨な末路を遂げてしまった。
要するに、死は必然、受け入れるべき……という、教養物だ。
だが、これは物語ではない。
"死の秘宝"は、実在しているのである。
「"ニワトコの杖"は、今儂が持っている杖じゃ。
……これもまた、過ちの一つ。
"蘇りの石"は、この指輪の宝石。
そして"透明マント"は、ハリーが持っておる」
「ハリーが……!?」
まさかの持ち主に、俺は衝撃を隠せなかった。
それと同時に納得した、だから永続的な効果を持っていたのか。
「儂は今、この石を使おうと思った。
……儂自身の過ちによって死んでしまった彼女を呼び戻し、許して貰おうとした」
「…………」
「じゃが、お主の言葉で、どうにか踏み止まれた。
また、取り返しのつかない過ちをする所じゃった。
……儂も、生きなければならぬ、今はまだ、全力で」
ゆっくりと瞳を閉じ、指輪を宙へ浮かばせる。
奇跡に別れを告げるように、今をひたすら生きる為に。
「アバダケタブラ!」
「───────────ッ!!!」
ヴォルデモートが、断末魔を上げる。
微かな勇気を、一瞬だけ振り絞った、賢者の一撃が、幻影を引き裂いた。
その顔は晴れやかではない。
見るからに名残惜しい、無念の表情を浮かべている。
だが、それで構わない。
一時の決意、それで十分、人は生きて行けるのだから。
*
ブラッド家の探索を終えた俺は、また別の場所を訪れていた。
グリモールド・プレイス12番地。
ブラック邸にして、不死鳥の騎士団の本部。
本来なら去年の時点で知っていた筈の場所だが、去年はマルフォイ邸に幽閉されていたので来れなかったのだ。
会議室に居た騎士団のメンバー、シリウスにルーピン、キングズリーやニンファドーラ・トンクスと適当に顔を会わせ、俺は一人部屋に通されていた。
「此処が君の部屋だ」
「……そうか」
「一人部屋なのは……ダンブルドアが気遣ってくれたらしい」
そう語るのはルーピンだ、気遣ったと言うのはキニスを失った事や、一人暮らしだと言う事、更に……色々ヤツ等には言えない秘密を抱えている事だろう。
「ともあれ、新学期が始まるまでは此処で生活して貰う」
無論、外出は禁止だ。
休暇の間はホグワーツに居られない、だが外は何時死喰い人に襲われるか分からない状況。
よって次に安全な、此処で生活しなければならない。
「窮屈だろうけど……君の安全を考えての事だ、我慢出来るかい?」
「……ああ」
まあ仕方無い、実家で常に警戒しながら眠るよりはマシだろう。
割り切りを付けた俺は、部屋の中へと入り……隠れる様に居座っていたスネイプと目が合った。
「漸く来たか……では報告を始めよう」
「ダンブルドアはどうした」
「校長は……今年迎える、新たな教師をポッターと共に迎えに行っておられる」
新たな教師……つまり『闇の魔術の防衛術』の教師か。
いい加減ルーピン以外にも、まともな人員が欲しいと思うが、多分駄目だろうと俺は諦めた。
無駄な事は止め、報告に耳を傾ける。
内容は、ブラッド家の調査で得た収穫や情報だ。
ダンブルドア曰く、『子供でも無いのに、情報を隠すのは道理が通らぬ、それに君の家の情報なのじゃから、伝えるのは当然』との事らしい。
「まずお前が魔法界に関わらないように、掛けられていた呪文についてだ。
平たく言えば、魔力の反応そのものを抑え込む呪文だった。
故に条件が満たされるまでは、魔法省に決して感知されず、魔力の片鱗が現れることもない」
「…………」
「その条件とは、『自分自身が魔力を自覚すること』
あの時は、吾輩が自覚させたから解除されたが、成程、魔力の片鱗も封印している以上、独力での自覚は不可能ということか」
どうしてそんな封印をしたのか、それはきっと魔法界に関わらせない為……ヴォルデモートから俺を逃がす為だったのだろう。
「次にあの家の方に掛かっていた結界だが……高度な結界が何重にも掛かっていた、と言える」
「……あの時、一時的に破れていた原因は?」
「どうやら……校長曰く、偶然の災害が起き、乱れたのが理由との事。
証拠に、『要』の一部が落雷によって壊れていた」
偶然、偶然だと。
この言葉に連想するのは当然『異能』、まさかお袋を殺したのも、異能が原因なのか。
だが、何故殺す必要が有った?
疑惑を置いて、報告は進む。
「回収した魔法道具は、こんな所だ」
手渡された羊皮紙には、恐ろしく物騒な物品の数々が記されていた。
「これは今この家の地下室に隠されている、鍵を渡しておこう」
「……自由に使って良いのか」
「お前なら間違えはしないだろう、との事。
場合によっては、仲間に配っても良いらしい」
……良いのだろうか、こんな危険物。
使う機会が来ない事を祈りながら、次の報告を待つ。
「最後に明らかになったのは、帝王の不死の手掛かりだ」
「……分霊箱」
「左様、だが……これは……凄まじい」
驚嘆しながら語るスネイプが、再び羊皮紙を差し出す。
内容を見た俺は納得した、それはヴォルデモートにとって最悪とも言える内容だったからだ。
「……スリザリンのロケット、レイブンクローの髪飾り」
一体何が分霊箱にされているのか、全六個その全てが正確に記録されていたのだ。
流石に隠し場所までは書かれていないが、十分過ぎる内容。
「報告は以上だ、質問は?」
「……大丈夫だ」
「左様か、では我輩はこれで失礼する。
騎士団の会議内容については、また後で伝達しよう」
俺は騎士団の正規メンバーでは無いが、実質正規メンバーとして扱われる事になった。
俺の正体を知っているのは数人だけ、他から見ればハリー達と同じ子供。
加入しようとすれば反発する上、説得も時間が掛かり、結束も弱まるかもしれない。
なら無理に加入させる事は無い、という事だ。
立ち去るスネイプを見送る俺は、昔を思い出す。
ヤツが俺の家を訪れてから、この世界での全てが始まった。
一体ヤツが来ていなかったら、俺はどうなっていたのだろうか。
…訪れていなければ?
「ッ待て!」
「……何用だ」
この封印術は、片鱗だけではない。
魔法省に感知もされなくなる。
では、では、では……!?
「お前はどうして、俺の家に来た……!?」
スネイプは何故、俺が魔法使いだと確信出来たのだ。
「校長から、案内しに行けと言われ……!?
あの時校長は、『そんなことは言っていない』と言っておられた。
そもそも、キリコに才能があると、知る手段はない筈……!?」
「……一体、何が」
母の愛、賢者の生還。
だが、その先にあったのは、余りに不可解な謎。
偶然なのかもしれない、手違いかもしれない。
だが、そうとは思えない。
水面下に、俺は見た。
謎という名の化け物が、密かに動き出す、その瞬間を。
過去からの銃弾が、魂を射抜く。
傷ついた魂は、敵を求め暗闇を彷徨う。
ブラッドの光、ブラッドの影、ブラッドの痛み。
輝くはずの過去、護るはずの過去が、キリコの新たな謎を発掘する。
次回「幻影」。
燃える魂が、戦いに真実を求める。
爺「ユルサレターΣ(・ω・ノ)ノ!」
伏線回収&ダン爺生存回でした。
分霊箱はニワトコ×アバタケでも破壊できるって書いて有った気がする。
おまけ ブラッド特性便利アイテム一覧
No1「偽バジリスクの毒」
殆どオリジナルと変わらないぞ! 但し数秒で気化するから息は止めとけ!
No2「凄い透明マント」
死の秘宝同様効果が永続的だ! でも凄く壊れやすいから取扱注意。
No3「悪霊玉」
これでどんなペーペーでも悪霊の炎をぶっ放せるぞ! 勿論制御は聞かないから逃げの一手だ!
No4「吸魂鬼ホイホイ」
これを使って野生のディメンターと触れ合おう! 死んでも自己責任です。
後で使うかもしれないし使わないかもしれない。