【完結】ハリー・ポッターとラストレッドショルダー   作:鹿狼

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いまはこの投稿ペースだけど
絶対遅くなっていく気がする。
それでも何とか頑張っていきます。

…事前に書いとけばよかった


第二話 「ダイアゴン」

その日の家事を一通り終わらせた後、俺は椅子に腰掛けながら入学案内を眺めていた。

必要な物の欄には杖にローブ、制服に教科書、連れていける動物の種類等が書かれているが、それらが何処で買えるのか見当もつかない。

金もありったけ持ち出してはみたが、使えるかすら俺には分からないのだ。

 

だがそれは魔法を知らなかったのだから当然、だからこそ教員が付き添ってくれるのだろう。

準備を終わらせ、少し経った頃12時丁度に玄関のチャイムが鳴り響いた。

 

「…こんにちは」

 

やって来たセブルス・スネイプは相変わらず不機嫌そうな顔を崩そうとはしない。

…いや、これが素なのだろう。

 

「準備はできているな、行くぞ」

 

そしてヤツは右手を俺に突き出した。

…握ればいいのか?

心の中で首を傾げているとますます不機嫌そうになってきたので、さっさと手首を摘む。

 

その瞬間胸を引っ張られる様に―――景色がぐるりと回り見知らぬ光景が現れた―――かと思った時にはまた別の薄暗い光景に―――次の瞬間、俺は地面に転がっていた。

 

いや転がってはいない、少し姿勢を崩しただけだ。

今のは瞬間移動の類いだろうか、体勢を立て直し周囲を確認すると、大勢の驚く顔が飛び込んできた。

 

「…ここは?」

「″漏れ鍋″というパブだ、ここから″ダイアゴン横丁″に向かう」

 

成程、確かに充満したパイプやアルコールの臭いは、正にパブそのものだ。

横丁というからには商店街、それも魔法使い専用の店があるのだろう。

…だが、そこは何処にあるのだろうか。

 

「おや珍しい、いらっしゃいスネイプ先生。

…そちらの子は?」

「本年度の入学生だ」

「そうですか、こんにちは坊や、私はこのパブを営んでいるトムと言います」

「…キリコ・キュービィーだ」

 

その後トムは何か話したそうにしていたが、スネイプが此方を睨んでいるのに気付き早々に切り上げた。

 

そしてスネイプの後を追い奥の扉から外へ出る、そこからダイアゴンに繋がっているのかと思ったが、そこはバケツや箒が置いてあるだけの裏路地だった。

 

此処からどう行くのか、疑問に思っているとヤツは懐から杖を取りだし、煉瓦の壁を複数回叩く。

すると煉瓦は怒濤の勢いで回転しながら組変わっていき、気付けば巨大なアーチができたがっていた。

 

「ここがダイアゴン横丁だ、大抵の物はここで揃う、だがまずマグルの貨幣を換金しなくてはならない、持ってきているな?」

「…はい」

「宜しい、ではまずグリンゴッツへ向かう」

 

使えるか不安だったが換金できるのか、不安を払拭された事で俺は周りを見渡せる様になる。

箒の店にローブの仕立て屋、何に使うのか見当もつかない巨大な大鍋にガラス瓶等見た事もない店が立ち並ぶ。

 

そこらでは魔法で動かしているらしい人形が躍り、客の目を引く。

俺は改めて、今までいた世界とはまるで違う事を実感していた。

 

見知らぬ場所は幾つもさ迷ってきたが、ここまで非現実的、そして興味をそそられるのは始めてだ。

そうこうしながら街を歩いていると、他と比べ明らかに巨大で浮いている建造物が見えてきた。

 

…あれがグリンゴッツか、その予想通りスネイプの足は向こうに向かっている。

続いて中に入ると、大勢の人が忙しなく行き来していた。

 

中でも一番目立つのはあの銀行員の様な生き物だろう、鬼というには小さくゴブリンの様な印象を受けるその生き物は丸眼鏡をかけ髭を生やし、シワ一つ無いスーツを着こなしながら天秤を使って作業している。

 

珍しい者を眺めていると、一番奥の高い机に座っているゴブリンに目が合う。

スネイプの視線もあそこに向いている、換金場所はあそこなのだろう。

 

「マグルの通貨を換金したい」

「換金ですね、では係の者を呼ぶので少々お待ち下さい」

 

受付が手元のベルを鳴らすと、換金担当のゴブリンが現れた。

ヤツの後を付いて行き、奥の小さな部屋へ案内されると換金手続きが始まる。

ありったけの金を持ち出してはみたが、果たして足りるのだろうか。

 

「…ふむ、この量ですと…こちらの額になります」

 

貨幣を図り終え差し出された用紙を見てみるが、魔法界の物価を知らない俺にはさっぱりだった。

 

「…先生、これは十分なんでしょうか」

「…数年間は持つな、だが十分ではない」

「…足りなくなったら」

「何、返済不要の奨学金がある、それを使えば問題ない。

…もっともお前にそれだけのやる気と才があればだが」

 

…節約すれば十分持つか、やる気に関しても問題ない。

この入学には、俺の人生全てが掛かっていると言ってもいい、やる気が出ない訳がない。

 

その後換金ついでに金庫を作る事になった、金庫管理もやっているとはな、ここは魔法界の中でも特に大きい銀行なのだろう。

換金された魔法界の貨幣を受け取った後金庫へ案内してもらう、そして俺は久し振り猛スピードを体験する事になった。

 

乗り込んだトロッコは減速という概念を知らないかの様なスピードで走り、急カーブやら一回転に跳躍等ジェットコースター顔負けの駆動をし、軽く気持ち悪くなった所でやっと金庫に辿り着いのだった。

 

 

 

 

換金を終わらせグリンゴッツを後にした俺達は、遅めの昼食を取る事にした。

とはいえ二人ともそんなに腹が空いてもいないので、出店でサンドイッチを買う事にした。

尚買ったのはキューカンバーサンドイッチ…キュウリサンドだ。

 

しかし貧相と舐めてはいけない、塩による濃い味付けを施されたキュウリはしっかりとした味を主張している。

更に塩のおかげでパンが水浸しになる事もなく、野菜の生臭さも消している。

流石かつても上流階級御用達だった事はある、…最も今や庶民の味方だが。

 

最初に訪れたのは薬問屋だった、スネイプはホグワーツで魔法薬学という科目を請け負っているらしく、どんな材料が良いか、どんな薬瓶が最適か…等といったアドバイスをしてくれた。

 

その後は鍋屋にマント、望遠鏡の店等で必要な道具を買い揃えていった俺達が次に訪れたのはオリバンダーという職人が営んでいる杖屋だった。

かなり有名らしいが、肝心の店内は埃っぽく細長い箱が散乱していたりと、お世辞にも儲かっているとは考えにくい。

 

「…不安そうだな」

 

…顔に出ている程だったか、ヤツはそう呟きこの店の利点を説明してくれた。

 

「杖は一生使う物、使い手の素質を見抜き、その力を引き出す重要な要素だ。

故にその辺の出店で売っている様な粗悪品を買うのは素晴らしい愚か者と言える、それに対しオリバンダーが作る杖は芸術品とも言える」

「そこまで言って頂けるとは、長年生きた甲斐があります」

 

そう言いながら箱の山から現れた老人、ヤツがオリバンダーか。

待ちくたびれたといった空気を纏いながら、スネイプが要件を伝える。

 

「この子の杖を選んで貰いたい」

「分かりました、初めまして私はオリバンダーと申します。

杖というのは一本一本強力な力を持った物を芯に使っております、同じユニコーンの毛でも同じ個体はおらず、故に同じ杖はこの世に一つとして―――」

「あー、吾輩は必要な教科書を買ってくる、ここでじっくりと杖を選んで貰いたまえ」

「…………」

「…では採寸からいきましょう、…杖腕はどちらですかな」

 

うんちくを無慈悲にたたっ切られた店主は少し物悲しい顔をしながらも採寸をし、終えた後店の奥に入り、一本の杖を差し出してきた。

 

「樫にドラゴンの髭、23cm、頑固だが火に適する」

 

杖を受け取った俺はそれを空で一振りする。

…しかし何も起こらず、念の為もう一度振ろうとする前に杖を引っ手繰られてしまった。

 

「駄目ですな、では次、杉に人狼の頭髪、21cm、極めて気難しい」

 

再び杖を振るうが、先端から軽い風が吹いただけでそれっきり何も起こらなかった。

 

「ならばこの新品の杖はどうでしょう、特殊形状記憶合金テスタロッサにキューブ、最新技術を惜しみなく搭」

「次だ」

 

そんな杖あってたまるか、その杖を即座に断った後も幾つか試してみたがどれもしっくりこない。

そのうち店主は店の奥に入ったきり出てこなくなってしまった。

気付けばスネイプが戻って来てしまっている、驚いた顔を浮かべているあたり相当時間が掛かっているらしい。

…その時、店の奥から地鳴りの様な音が聞こえてきた。

 

「…一体何の音だ?」

 

箱でも崩れたのだろうか、すると店主が奥からやっと出てきた。

…他と比べ明らかな異彩を放つ、巨大な箱を持ちながら。

 

「ありました、この店開業以来誰も触れた事の無い杖ですが、もしかしたら…」

 

そう言いながら箱を開け、取り出された杖は箱同様今までとはまるで違う、禍々しささえ感じられる物だった。

 

「吸血樹にケルベロスの脊髄、長さ40cm太さ直径4cm、威力こそありますが重く扱い辛く極めて凶暴」

 

差し出されたそれを手に握る、…とても杖とは思えない重量だ。

指先で持つ事等絶対にできないそれを、掌でしっかりとホールドし、若干振り回されながらも振るった。

 

「わあああああ!?」

 

瞬間、閃光が弾けた。

耳を劈く爆発音と、オリバンダーの悲鳴が響き渡る。

それがやっと消えた頃、俺は店の床の一部が消し飛んでいる事に漸く気付いた。

…俺を含め全員放心状態になっていたが直ぐに気を取り戻し、代金を払い店を後にした。

 

俺はこの杖に酷く懐かしい感覚を覚えていた。

この重さ、扱い辛さ、扱う者の事を微塵も考えていない様なこの設計。

しかし、どんな敵でも打倒してくれると思える力強さ。

それはかつてあの銀河で生きていた頃、俺が信頼し常に持ち歩いていたあの武器。

″バハウザーM571アーマーマグナム″によく似ていた。

 

 

 

あの子が去った後、儂は強烈な不安に駆られていた。

それは、″例のあの人″に杖を渡してしまった時に感じた不安…とはまた違う感覚じゃった。

オリバンダー自身は分かっていなかったが、その正体は″違和感″と言うべき感覚。

あの少年が人では無い、何かバケモノの様な。

恐ろしい″異常″を呼び覚ましてしまったのではないかという、あやふやな不安だったのだ。

儂は祈らずにはいられなかった、この不安が自分の勘違いであると…

 

 

 

後残ったのは洋服だけだったので、マダム・マルキンの洋服店と言う店に行く事になった。

店に入ると、恰幅の良い中年の女性が出迎えてくる。

店内には既に、俺と同じ入学生であろう眼鏡と金髪の少年が話している。

 

「あらいらっしゃい、坊ちゃんもホグワーツの?」

「…はい」

「この少年の服を頼む」

「はい分かりました、ではまず採寸をするのであちらの台にどうぞ」

 

そのまま問題無く採寸を済ませ、仕上がるのを店内で待つ事となる。

普通そこそこ時間が掛かる筈だが、彼女は「数分でできますよ」と言っていた。

これも魔法による技なのだろう、魔法様様と言った所か。

と、色々考えながら待機していると先に居た金髪の少年が急に話しかけて来た。

 

「ん? やあ君もホグワーツの新入生かい?」

「…ああ」

 

何やら嬉しそうに話しかけては来たものの、後ろに居た眼鏡の少年は何故か機嫌が悪そうだ。

答えを考える間もなく、ヤツはまた話し始める。

 

「君の両親も彼と同じく、僕達と同族なんだろう?」

 

彼…とは眼鏡の少年の事だとして、同族とは何の事だ?

何を言っているかまるで分らなかった俺は、明らかな事だけを言うしかない。

 

「…さあな、俺の両親は死んでいる」

「あ…す、済まない…」

 

明るい筈がない返事に、空気が一気に重くなる。

暫くの沈黙が経ち、耐えきれなくなった金髪の少年が場を少しでも明るくしようとし始める。

…それは完全に逆効果だったのだが。

 

「でも君の両親はきっと立派な魔法使いだよ、何せ雰囲気が違うからね。

その大人びた空気、他の連中とは絶対に違う」

 

大人も糞も、精神は相当な歳を食っているからなのだが…

仕方のない勘違いをしたまま、ヤツの論弁は続く。

 

「君達もそう思わないかい? 他の連中は入学させるべきじゃないんだ。

僕達純血のように常識のある生き方をしてこなかったんだよ、…君は仕方が無いけど。

ともかく、手紙を貰うまでホグワーツの事を聞いた事も無いような、特にマグルの血が混じってる連中と一緒にいるなんて考えたくも無いね」

 

…果たして、これは場を盛り上げようとしているのだろうか。

真剣に疑問に思いつつ横を見ると、眼鏡の少年がますます不機嫌になっているのに気付く。

しかし金髪の方がそれに気付く様子は無い。

 

「ほら見てごらん、あそこ! 森番のハグリッドだ! 言うならば野蛮人だって聞いたよ。

学校の領地内に掘立小屋を建てて暮らしてるんだってさ」

 

途端に眼鏡の少年の顔が、怒涛の勢いで赤く染まっていくのが分かる。

…ここまで聞いて大体察したが、ヤツはあまりできた人間ではないようだ。

どちらかと言うと、()()()()の様な自尊心が高い…簡潔に言えば面倒な連中と同類なのだろう。

 

「信じられないだろ? あんな所で生活なん―――」

「終わったぞ」

 

仕立てが終わったらしい、スネイプが服の入った紙袋を持ってきてくれたようだ。

袋を受け取った後代金を払い、買い残しがないか確認する。

…問題は無いようだ。

 

「あ、あれ? スネイプ先生?」

「準備はできたか」

「はい」

 

時計をチラチラ見ながら言っている、時間が無いのか?

手を突き出し掴むよう促してくる、行きと同じ呪文を使うのだろう。

 

「あ、おい! 話は終わってな―――」

「マルフォイ、すまないが時間が無いのでな、まあ彼とは特急でまた会えるだろう」

 

と言い残したと気付いた時には、腹を掴まれる浮遊感と共に自宅の前に立っていた。

最後に何か言いかけていたようだがどうでも良い事だ、ああいったヤツの話は聞く価値も無い、面倒なだけだ。

…そもそも純血とは何の事なのだろうか、大方差別用語の類だろうが。

 

「…これで必要な物は揃ったな、では吾輩は帰らせて貰う。

ホグワーツへ行く汽車のチケットは袋の中に入れてある」

「了解しました、今日は色々ありがとうございます」

 

そう言いお辞儀をして暫く経つと、瞬間移動をした時と同じ″バチン″という音が静かな住宅街に鳴り響く。

顔を上げてみれば、ヤツの姿はもう何処にも無かった。

 

家に入り荷物の整理だけ行った後、俺は夕飯の準備に取り掛かる。

本当は今すぐ寝たい気分だったが、腹を空かしたままでは満足に寝る事はできない。

それからシャワーを浴び、ペットとして購入した鼠に餌をやった後俺はベッドに倒れ込み、そのまま寝てしまった。

 

久し振りに動き回ったせいか、俺はだいぶ疲れていた。

しかしそれは今までの様な、生きる事そのものへの疲れでは無い。

地獄に垂らされた一本の糸を、紛い物でないか慎重に確かめる。

あれは幻では無かった、この疲れが確かな現実だという事を教えてくれた。

ならば焦る事はない、ゆっくりと糸を登って行けばいい。

だからこそ、今は眠ろう。

明日につながる、今日ぐらいは…

 

 

*

 

 

「只今戻りました、校長」

「おおセブルス、ご苦労じゃった」

 

今日はだいぶ疲れた、急に梟便が来たかと思えば『人手が足りないので入学案内を手伝っておくれ』と言われてしまった。

正直面倒だったが行かない訳にもいかない、吾輩以外にも手の空いてる者等幾らでも居るだろうに。

 

「それで、どうじゃった? あの子…キリコ・キュービィーは」

「彼ですか、…取り立てて言う事は御座いませんが、しいて言うなら物静かな子…と言った印象でしょうな」

 

あの少年…魔法を見せても殆ど反応しなかったのは印象的だった。

大体の連中は家族も巻き込んで大騒ぎするのだが、年の割にだいぶ落ち着いている、大人びた子供だった。

やはりあの年齢で一人暮らしをしているからだろうか、色々苦労があるのだろう。

 

…いや違うな、あれ以降も何を見ても終始無表情であった、そう考えると大人びているのではなく度胸が据わっているだけなのだろう。

…それはそれで凄まじいのだが。

 

「それにしても意外じゃのう、君が自ら新入生の案内を申し出るとは」

 

今この老人何と言った?

自分の聞き間違いかと思い、もう一度問いただす事にする。

 

「…今、何と…仰ったのですか?」

「む? 君から言い出したのではなかったのかね?」

 

非情に残念な事に聞き間違いではないらしい、このままでは吾輩は新入生の案内を好んでいると思われてしまう、直ちに訂正せねば。

 

「…校長、吾輩は人手が足りないと梟便で頼まれたからこそ貴重な時間を割き、英国の辺鄙な場所まで行ったのです。

何より手紙を出したのは校長貴方ではないですか」

「…はて? そのような事伝えたかの?」

「…………」

「おお、そんなに顔をしかめるでない、まあ儂からのねぎらいじゃ、これを舐め休むと言い。

レモンキャンディーじゃ、美味いぞ」

「………………」

 

校長室から地下に向かいつつ、右手の飴玉を握り潰していた。

とうとう耄碌して来たのかあの老人は、あれが完全に無駄足だったと考えると更に腸が煮えくりかえってくる、お蔭で薬学の学会に出損ねた。

 

…まあ、あの生徒に対し嫌な感情は抱かなかった上、真面目そうだ。

恐らく優秀な生徒になるだろう、そう考えれば少しは怒りが収まる。

 

そういえばルシウス先輩の息子には少し悪い事をしたかもしれない、もし気にしていたのなら声を掛けるべきだろう。

魔法薬学の教室の扉を開け、飴玉を口に含みながらそんな他愛のない事を考えていた

 




食う者と食われる者、そのおこぼれを狙う者。
杖を持たぬ者は生きてゆかれぬ魔法の城。
あらゆる存在が跋扈するホグワーツ。
ここは四人の賢者が産み落とした大英帝国の神秘の城。
キリコの躰に染みついた硝煙の臭いに惹かれて、
危険な奴らが集まってくる。
次回「出会い」。
キリコが飲むホグズミードのバタービールは苦い。

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